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AAA與真司郎「人を助けるような存在にもなりたい」美についての考え方や自分らしい生き方を語る

  • 2025.3.17
與真司郎が「美の知的好奇心マガジン」に登場 ※提供写真

【写真】早い段階からケアをして「年齢より若く見ていただけることが多い」という與真司郎

AAAの與真司郎が、大正製薬が運営するTAISHO BEAUTY ONLINE内のTHE MYTOLブランドサイトにて発刊している「美の知的好奇心マガジン」にゲスト出演。同社の先端皮膚科学研究者とスペシャル対談を行い、その未公開の対談内容が、3月17日より公開されている。

世界中を旅している與真司郎の生き方、将来の展望など

「BEAUTY」「SCIENCE」「LIFE STYLE」の3つのテーマを軸に行われた対談では、世界中を旅している與が現在や生き方、スキンケアなどについて語っており、旅先で必ず行っていることや、肌ケアで意識していること、将来の展望などについても明かした。

今回初公開された対談内容では、自分らしく生きる自由なスタイルや考え方に加え、ファーストエイジングケアの重要性など美についてトークを展開。アメリカでの経験を経て、自分らしく生きることへの大切さを知ったことや、自身のセクシャルマイノリティをカミングアウトした経験についても触れている。さらに、今後の活動の目標についても語ってた他、ファンへの思いを明かした。

BEAUTY

與の世界を巡る旅の様子や、スキンケア、生き方について迫る。ここ最近、世界9カ国16都市を自由に旅してきた與は、旅の行き先は流れに任せつつ感覚で、自分らしく行き先を決めていると話す。

また、「元々好きで、楽しみながらやっている」というスキンケアへのこだわりについては、旅先では元より、移動中の機内でもケアを怠らないと言う。さらに、さまざまな経験を経て、自分らしい生き方をするようになった理由や考えも話している。

SCIENCE

大正製薬の研究員が肌細胞を「工場」に例え、肌の変化のメカニズムを分かりやすく解説し、ファーストエイジングケアの重要性を解説。與は、エイジングケアを始めたきっかけや考えについて語る。

仕事が忙しくなった19歳からスキンケアを始めた経験を話し、「年齢より若く見ていただけることが多いのは、早くケアしてきたからだと思う」と振り返った他、「誰でも年齢を重ねるもので、無理に抗おうとは思わない」と自身のケアへの考え方についても話す。

また、大正製薬の「3D培養皮膚モデル」を使用した先端皮膚科学研究についても紹介を受ける。

LIFE STYLE

9年の開発期間を経て誕生した大正製薬の製品「マイトルエッセンス」の特徴が紹介され、独自の浸透技術について説明を受ける。

與は「スキンケア=メディテーション」という独自の考えを示し、「自分自身をケアすることでエネルギーが満ちるというか、最高な自分につながると思うんです」と、スキンケアをはじめ心と体をケアすることの重要性を話す。

さらに、世界を旅しながら得た経験を共有したいという将来の展望と、「今後は料理に挑戦したい。人を助けるような存在にもなりたい」という思いを明かしている。

與真司郎が先端美容研究者と対談 ※提供写真

家を引き払って世界中を巡る生活

――海外での生活について教えてください。

実はLAの家はもう引き払っていて、今は世界をぐるぐる回っています。一人でぐるぐる回っているので、海外旅行は相当慣れていると思います。アメリカ人の友達にも「You are crazy」ってよく言われます(笑)。

ただ、旅行は結構疲れるものでもあるので、海外のどこかに一つ家が欲しいなという思いはあります。今は次にどこに住むか検討中です。もしかしたらまたLAかもしれないし、ヨーロッパにも住んでみたいなと思っています。

世界を回るのは大変ですが慣れますし、逆に一人なので楽です。全部一人でやっているので、一人で生きていく力は強いです。SNS用の動画なども自分で撮って、スタッフさんに送って編集してもらっています。

――語学は英語ですか?

基本は英語です。スペインなど、英語以外がメインの国に行ったら基本的なあいさつなどの簡単なワードは頑張って勉強するようにしていますが、基本どこでも英語はみんな喋れる印象です。

――スキンケアについて教えてください。

肌ケアは結構好きでやっています。毎日肌の状況を見て、調子がいい時は自分も明るくなるし、ざらついている時は食べ物など気を付けようと思うきっかけになったりします。20代の時は少し荒れるだけで落ち込んでいたのですが、最近は歳の問題もあるし、白髪とかも出てきたので、それもそれだという気持ちで歳をとることを楽しんでいます。

また、見られる仕事なので第一印象として肌ってすごく大事なんじゃないかなと思うんです。海外でも肌に気を遣ってスキンケアをしている人が多くなってきた印象ですが、最近は周りの人にどんなスキンケアをしているのか、何を使っているのか聞かれる機会が多くなったように感じます。

僕が肌に気を使っていることをみんな知っているということもあると思いますが、世界共通でみんな老けたくないっていう思いは、少しはあるんだろうなと感じます。

――スキンケア用品はいろいろなものを持っているんですか?

持っています。でも、最近はシンプルな方がいいなと思っています。昔は何ステップもやったり、高いものを使っていたりしていたんですが、高すぎるものでも肌荒れしたりするので、一回シンプルにしてみたら、何種類も使っていた時と全然変わらないことに気付きました。35~36歳になってからシンプルになってきました。

――與さんにとって、スキンケアをする時間とは何ですか?

僕はスキンケア=メディテーションと考えています。僕は自分の顔を見たくないので、鏡があるお風呂などもいつも暗くしているんです。小さい光やキャンドルを灯して、ヒーリング系の曲などゆっくり聴けるような曲をかけて、音楽を聴きながらスキンケアしています。

お風呂あがりにちゃちゃっと済ますことはほぼなくて、忙しくてもしっかりスキンケアをするようにしています。

自分のケアをするのに時間とお金は惜しまない

――ファーストエイジングケアは早ければ早いほど良いと最近の研究で言われています。

僕は年齢より若く見ていただけることが多くて。それは、早い段階からケアしてきたからだと思います。いろいろな仕事が重なって忙しすぎた19歳ごろからニキビができるようになって、そこから肌を気にするようになりました。

食べ物に気を付けるようになったのはアメリカに行ってからです。LAに行ってから食事を気にする人が周りに多くて、26歳ごろから体の中に入れるものも大事だということを知りました。メンタルヘルスもそうですし、食べ物にも気を付けると肌も変わってきます。今は料理にも挑戦しようと思っています。

また、自分のケアをするのに時間とお金は惜しまないです。どうせ生きるんだったら元気で長生きしたい。誰でも年齢を重ねるので抗おうとは思いませんが、ある程度若々しく保ちたいとは思います。どんどん老いていくのは仕方ないですが、頑張れるところは頑張りたいなって。

エイジングケアについては、楽屋でメークさんやスタイリストさんとも話します。友達とか男女関係なく、美容の話や健康の話になります。僕は良いものだったら周りに教えたいタイプなんです。歩く広告塔って言われています(笑)。

――自身の肌の変化を感じることはありますか?

20代の時からファンの方が好きと言ってくれる目元のしわがどんどん深くなってきて。“あれ? こんなのあったっけ?”となっています(笑)。また、うちは白髪家系なのですが、僕も白髪が生えてきて、最近染めた方がいいのか迷っています。写真を見ていても昔の自分とは少し違うなと感じますし、体調にも出やすくなりましたね。

昨年の3月に仕事のプレッシャーなどで、すごく肌が荒れてしまったんです。今はだいぶ回復しました。ですが“こういう時もあるよな”と逆に吹っ切れましたし、人生が楽に生きられるようになった気がします。ストレスをためるのは本当に駄目だなと、精神面が一番大事だなとすごく感じました。

――どういった時にストレスを感じますか?

いろいろな面のプレッシャーですかね。見られる仕事なので、これまでどう思われるかなど周りの意見をすごく気にしていました。若いころから芸能界にいるので、できるだけ一人でも多くの人に好かれたいっていう思いに縛られているというか。

だから、それをできるだけ気にしないようにしています。ファンクラブやInstagramのコメントは見ますが、DMやネット記事のコメントを見ないようにしたり、SNSでエゴサーチしないようにしています。温かいコメントが多い一方で、特にカミングアウトをした後は嫌なコメントもありました。だからこそ、周りの意見ではなくて自分らしく生きていくようにしています。

やっぱり自分の人生は自分で決めないと、誰かのせいにしてしまうので。自分らしく生きるっていうことは、自分が何をしたいかっていうのを分かってないと駄目なんだなと改めて気付きました。本当に自分が好きなように人生を生きるようにしています。

――自分の声を聞くということを大事にされているんですね。

自分に聞くのは当たり前になっていますね。やりたいと思ったら止められても何でもやっちゃいます。それで失敗しても自分のせいにできますし、仕方ないと考えています。失敗してもそこからはい上がる。20代の時は、どうしたらいいか人に聞いたり、それをやって上手くいかなかったときに人のせいにしてしまっていました。それこそが20代の時の反省点です。

アメリカでメンタルヘルスや自分が大事だと教えてもらってから、本当に自分らしく生きることの大切さを知りました。精神が悪いと肌に出てきたり、胃腸にも出てきたり。脳と胃腸と肌は本当につながっているなというのを最近すごく感じています。

與真司郎 ※提供写真

モーニングルーティンのため2時間前には起床

――食事面で気を付けていることは何ですか?

今は胃腸にすごい気を使っているので、グルテンフリーにしたり乳製品も取らないようにしたりしています。無農薬の野菜を取り寄せたり自分で畑をしたりするのも一つの夢です。

最近料理があまりできていないのですが、母が料理上手で和食って良いなと改めて感じていて。味噌など体に良いものも多いなと思っているので、有機野菜とか今後取り寄せちゃう感じになると思います。

――モーニングルーティンはありますか?

あります。仕事がある日は2時間前に起きないとモーニングルーティンを終えられません。起きてまず歯磨きをして、白湯をグッと飲んでいます。冷たい水はここ何年も飲んでないです。最低でも常温で、ワークアウトしているときこそ冷たいものは飲まないようにしています。そのあとメディテーションをやって、最近はブレスワークを取り入れるようになりました。

――ブレスワークとは?

いろいろなやり方があるのですが、僕は呼吸を深く30回し、最後の一回を出し切った後、最後に呼吸を1分半程止めるんです。僕はもう3分程止められるのですが、息を吐いて止めておくと手もびりびりしてくるんですよ。でも、それでいいんです。それで免疫が上がったり、朝パッと起きられるようになりました。

例えば、災害とかって落ち着いている人が勝つっていうじゃないですか。あれって呼吸が荒れがちでイライラしてしまう状況になってしまうからだと思うのですが、それをこのブレスワークや瞑想で呼吸を整えるようにしたら落ち着ける。瞑想が嫌な人は、ブレスワークを絶対やった方がいいです。とても面倒くさいですが、10分ほどで終わりますし大事だと思っているので毎朝やっています。

ブレスワークの後は朝ヨガをしています。一時期サボっていましたが、やるとやらないでは全然違います。そして、朝ご飯を食べてお風呂に入って一日が始まります。散歩に行けたらベストです。日本にいるとなかなかできないのですが、海外だと朝と夕方の2回散歩に行っています。

日本ではマネジャーさんと二人でよく仕事終わりに散歩するのですが、先日は表参道から五反田まで1時間半歩きました。好きな音楽を聴いて散歩する時間はとても楽しいです。また、散歩の時間はクリエーティブなアイデアが浮かびやすいです。散歩以外だとお風呂に入ってる時です。

“自分を大切にすること”を学んだアメリカに感謝

――将来の展望について教えてください。

もちろん、まずはこれからも自分らしく。生きていると大変なこともあるので、ずっとハッピーなのは無理だと思いますが、できるだけポジティブにいたいなと思います。最近は自分にフォーカスを当てられるようになって、自分のケアができるようになったので、相手のこともちゃんと考えて人を助ける存在になりたいっていう気持ちが増えました。

また、いろいろなカルチャーや人種の方と話して得ることってすごく大きいので、引き続き世界を回っていきたいです。そういう人たちと話すと自分もどんどんオープンマインドになるし、自分の考えも正されるので、それを繰り返していきたいです。そして、それらを何かの形で人に共有していきたいなと思います。

――自分らしくいやすい時代にもなっていますよね。

うそをついて生きていくよりかはさらけ出して、“批判する人は批判して全然大丈夫です”というスタンスでいるようにしています。でも、同じことを20代の時にできたかと聞かれると、できなかったと思います。アメリカに行っていなかったらカミングアウトもしていないと思います。自分を大切にすることはアメリカで学んだ部分がすごく大きいので、アメリカに感謝しています。

日本では自分のセクシャルマイノリティについて親や職場には言えない人が結構いるみたいです。でも最近、コリアン系アメリカ人の友達に言われてハッとしたことがあります。日本は特にアジアの他の国より多様性だなと。例えば秋葉原に行ったらオタク系の方たち、原宿に行けばロリータファッションをしている方たちなどがいて、それを見て好きに生きていていいなって思う人が多い。だから日本ってジャッジしているように見えて意外と寛容というか。友達に言われて確かにと思いました。

だから僕がカミングアウトした時も、そこまで批判がなく、“そういう人もいるよね”ぐらいの感覚で捉えてもらえたのかなと振り返って感じました。

――言葉選びが、自分の中でたくさん会話をしてこられたんだろうと感じました。

自分のセクシュアリティの部分などで自分と向き合わないといけない時間も多かったですし、傷ついてきたのはあると思います。僕は自分でそう思っているわけではないですが、昔「傷ついて人の痛みが分かるから人に優しくできるんだね」と言われたことがあります。

――與さんのように自分らしく生きられる方がどんどん増えてほしいです。

自分らしく生きてほしいというのは僕のファンの方にはいつも言っています。僕の生き方が好きと言ってくれる人がすごく多くて本当にありがたい気持ちでいっぱいです。本当に良い方しかいないので、大好きです。街でも僕のブランドの服を着てくれているファンの方がいたら話しかけます。僕のことを応援してくれている方は本当に本当に大切です。僕とファンの方との関係は最高ですよ。

――今後どのような活動をされるのか教えてください。

僕の人生が今後ハリウッドで映画になります。映画というかドキュメンタリーですが、“與真司郎ってこういう人生か”と思ってもらえると思います。アメリカ人ってすごく陽気でみんなフレンドリーな感じですが、それぞれに悩みはあって。僕自身も悩みがあったのですが、世界で何かできないかなっていうのをずっと思っていたので取材を受けたりもしました。

自分は日本人なのでもちろん日本人は助けたいですが、世界の一人でも多くの人が、僕の話を聞いて変わってくれたらいいなと思っています。僕はそんなに大きいことをしたわけではないですが、一人でも多くの人の気持ちが少しでも楽になってくれたらいいなという思いです。3年撮影していましたが、編集には携わっていないのでどんな感じになっているのか分からないですが、ぜひ見てください。

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