Text by 井上大輔(編集部)
日本人選手が多くプレーするベルギー1部リーグはレギュラーシーズンの日程を終えた。
小久保玲央ブライアン、谷口彰悟、小川諒也、伊藤涼太郎、山本理仁、藤田譲瑠チマ、小森飛絢が所属するシント=トロイデンは、16日の最終戦で大南拓磨と大畑歩夢が所属するルーヴェンと対戦。
後半に退場者を出したシント=トロイデンは、終了間際のPKにより、2-3で痛恨の敗戦となった。
この結果、14位となったシント=トロイデンは、13~16位による降格プレーオフ行きが決定。
チームを率いるフェリーチェ・マッズ監督は判定への不満を度々口にしてきたが、『HLN』によれば、最終戦後の会見で「完全に激怒し、怒りを爆発させていた」という。
「カリメロをやる気はないが、本当にやりすぎだ。(周囲を見回しながら)この部屋の中で私と同じことを考える度胸のある人がいるだろうか。
理解できない。いつも(対戦相手には)イエローだ。相手は11人のままで、STVVは10で終了!そしてVARの局面だ!VARはうちの選手が先にボールをプレーしたと見ていたが、レフェリーはPKと考えた。
スタンダール戦、ヘンク戦、ユニオン戦...それらはすべてルールに反する失態だった!今回もだ。いつまで審判を守るつもりなんだ?これで3度目ではなく、7度目かもしれない。今季、我々はPKで11失点している。
シーズン初めにSTVVを追い出したいと言えばいいだろ!そして、我々の人工芝ピッチに反対していることを認めればいい!
しかし、罪のない人々のキャリアに干渉するな。監督が悪いことをすれば放り出される。悪いプレーをした選手はスタンドに座る。しかし審判は?彼らは我々をもてあそんでいる。私がおかしいのかもしれないが陰謀が見える。
私はおそらくまた罰金を科されるだろう。そしてその審判は来週ピッチに戻ってくるだろう。誰もそのことについて話さないし、誰も度胸がない!誰も!(声を荒げる)
ベルギーサッカーのために真実を書いてくれ。ベルギーサッカーを進歩させたいなら、『小さなチーム』を不利に扱うのをやめなければならない。
STVVに対する陰謀があると思うか?いや、STVVに対してではない、私に対してだろう。知らない、審判に聞いてくれ。
今シーズンのSTVV戦であったすべてのミス(誤審)を知っているか?我々は7カ月間、口を閉ざしていた。でも、誰もそのことを口にしない。誰もが我々を笑う。
そして同じ審判が我々を不利な立場に追いやり続ける。簡単な話じゃないか。私はおかしくなってしまったのかもしれないが…」
審判から不当に扱われているという持論を怒りとともにぶちまけていたようだ。
降格プレーオフで1位になったチームは残留、2位は昇降格プレーオフ行き、3~4位は降格となる。角田涼太朗と藤井陽也が所属するコルトライクも15位でプレーオフに臨む。