【１週間コーデ】この１週間の７コーデを一挙にご紹介！プロに学ぶ、シンプルコーデのカギはヴィンテージと色使い！～#005渡邊智香さん～

おしゃれな人のリアルな着こなしを拝見する「１週間コーデ」。
今週は、アパレルブランド「ドロウェル」デザイナーでオーナーの
渡邊智香さん（55歳／身長161cm）。
ワードローブは、白、グレー、ネイビー、黒をベースに、シンプルで
ベーシックなアイテムが中心。そこに人生の節目に買ったハイブランドのジュエリーや両親からの贈り物などをアクセントにしたコーデは、トレンドをおさえながらも大人の品格を感じさせてくれます。
渡邊さんの１週間分、７コーデをプレビューすると、色や小物使いも
お手本にしたいテクニックが満載です。

draw(描く)とwell(良く)をミックスさせて「drawell（ドロウェル）」名づけたブランドが、スタートしたのは、2022年春、渡邊さんが52歳のときでした。国内外の著名なファッションブランドでデザイナーに抜擢された渡邊智香さんは、ＭＤ（マーチャンダイザー）としてのキャリアもありました。自分が着たいと思える洋服をデザインして、マーケティングから販売までを１人でこなすブランドを立ち上げたのは、自然な流れだったそうです。大人世代にフィットするアイテムは、肌ざわりのいい上質な素材を使い、締め付けることのないデザインで、シルエットがきれいに見える工夫が施されています。「私の身長は161㎝で同世代の平均的なサイズなので、自分をモデルにデザインしています」と渡邊さん。年齢を重ねた女性ならではのデリケートな肌や、体型をカバーするラインや色合い、アウターの重さなどにも、こまやかに配慮されています。
定番のカラートーンと、ベーシックでシンプルなデザインは、渡邊さんのワードローブも同じ。光沢のある生地やほんの少し遊び心のあるデザインの洋服に、味つけをするのはヴィンテージのクラス感のあるジュエリーやリストウォッチ、バッグやシューズなどです。古着ショップで出会ったものもあれば、20代のころ、初めてのボーナスで買って大切に使い続けたジュエリーもあります。

【月曜日】 古着パーカーでストリートミックス 大人の遊び心をプラスして！

古着ショップで見つけた黒のロゴパーカーは、ストリート系ファッションをミックスさせたこなれ感のあるコーデ。ザロウのバッグでモード感アップ！

【月曜日コーデ】
アウター：グレーのアルパカシャギーのロングコート ／ドロウェル
トップス：黒ロゴパーカー／古着ショップ
ボトムス：黒バックサテンジューセット、スティックパンツ／ドロウェル
バッグ：黒ナイロンバッグ／ザロウ
帽子：グレーキャップ ／ドロウェル
アクセサリー：時計／タイメックス、シルバーバングル・インディアンジュエリー／ノーブランド、シルバーブレスレット／ティファニー、シルバーリング／エルメス、ブラックダイヤピンキーリング／シャランポワ
シューズ：グレーハイカットスニーカー／コンバース

【火曜日】 リーバイス501デニムとグッチのビットローファーでベーシックスタイル

デスクワークの火曜日は、ヴィンテージのリーバイス501とネイビーニットを合わせてマニッシュに。シャネルの香水瓶モチーフのペンダントやフェラガモのチェーンバッグで、きれいめにまとめました。

【火曜日コーデ】
トップス：濃いネイビーのハイゲージ（30ゲージ）ウールニット／ドロウェル
ボトムス：501デニム ／リーバイス
バッグ：フェラガモのチェーンバッグ／古着ショップ
ソックス：黒ソックス ／無印良品
スカーフ：ドットシルクスカーフ／母からのお下がり
アクセサリー：ペンダントチャーム／シャネル、時計、チェーンブレスレット、左小指トリニティリング／すべてカルティエ、バングル、右薬指の水晶リング／ともにシャランポワ
シューズ：黒ビットモカシン／グッチ

【水曜日】 ピンク×白のボーダーが主役の フレンチカジュアル

気温差の激しい３月には、春を先取りしたコーデにアルパカシャギーのコートをはおって、シルクスカーフを巻いてフェミニンに。竹かご風バッグと赤ビットモカシンで大人可愛いコーデに！

【水曜日コーデアイテム】
アウター：グレーアルパカシャギーのロングコート／ドロウェル
トップス：ピンク×白ボーダーカットソー／ドロウェル
ボトムス：白デニムスラックス ／ドロウェル
バッグ：レザーミニバッグ／イロセ
アクセサリー：シルクスカーフ／エルメス、時計／ヴァンクリーフ＆アーペル、三連トリニティリング／カルティエ、ブレスレット／シャランポワ
ソックス：無印良品
シューズ：赤ビットモカシン／グッチ

【木曜日】 急な来客にもOK！きれい見えのジャンパードレス

紐で着丈を調節できるジャンバードレスが主役。ゆるりとラクチンなのに、１枚でおしゃれに着こなせるから、急な来客があってもお迎えできます。

【木曜日コーデアイテム】
トップス：アイボリーハイゲージウールニット／ドロウェル
インナー：白シアーロングスリーブＴシャツ／ドロウェル
ボトムス：グレージュ×アイボリー ウールレーヨンのジャンパードレス／ドロウェル
バッグ：キャンバストートバッグ／スティールキャンバス
アクセサリー：ゴールドとパールのペンダント／ノーブランド、時計、チェーンブレスレット、左小指トリニティリング／すべてカルティエ、バングル、右薬指の水晶リング／ともにシャランポワ、
ソックス：黒ソックス／無印良品
シューズ：白スニーカー／ナイキ

【金曜日】 華やかなストライプシャツを主役に白系でまとめて お出かけにはツイードのピーコートで軽やかに

動くたびに揺れるバックフレアシャツと白デニムスラックスで、春を先取りしました。

外出するときは、アウターにツイードのピーコートをはおると、お仕事モードに。ザロウのバッグとグッチのビットモカシンがコーデをブラッシュアップ！

【金曜日コーデアイテム】
アウター：ネイビーツイードのピーコート／ドロウェル
トップス：バックフレア ストライプシャツ／ドロウェル
ボトムス：白デニムスラックス／ドロウェル
バッグ：レザートートバッグ／ザロウ
アクセサリー：時計／ティファニー＋ロレックスのダブルネーム、シルバーバングル／インディアンジュエリー、編み模様ブレスレット／アメリカで購入、チェーンブレスレット／ヴィンテージショップで購入、リング／エルメス
ソックス：白ソックス／無印良品
シューズ：黒ビットモカシン／グッチ

【土曜日】 肌寒い日のお出かけには ストール代わりにグレーカーデをはおって小粋に！

グレーライクなツイードコートときれいめネイビーパンツのコーデは、シューズのスタッズからジュエリーをシルバーで統一させました。

【土曜日コーデアイテム】
アウター：ネイビーツイードのピーコート／ドロウェル
トップス：ネイビーハイゲージニット／ドロウェル、グレーカーディガン／ユナイテッドアローズ
ボトムス：バックサテンジョーゼットのサイドフリルパンツ／ドロウェル
バッグ：黒レザーミニバッグ／ミチノ・パリ
アクセサリー：ダイバーウォッチ／セイコー、シルバーバングル／インディアンジュエリー、リング／エルメス、ネイビーレザーグローブ／松屋銀座
ソックス：黒ソックス／無印良品
シューズ：スタッズ付きレースアップシューズ／ルカ・グロッシ

【日曜日】 スウェットパンツ×ニットセーターは、白トーンでそろえ タテのラインを効かせてスタイルアップ

ボディメンテナンスをする日曜日は、肌ざわりのいいスウェットパンツとスニーカーでカジュアルに。キャメル色のコートをラフにはおってかごバックを持つと、こなれた感じに決まります。

【日曜日コーデアイテム】
アウター：キャメルのアンゴラシャギーロングコート／ドロウェル
トップス：アイボリーハイゲージニット／ドロウェル
インナー：白シアーロングスリーブＴシャツ／ドロウェル
ボトムス：白サイドフリルのスウェットパンツ／ドロウェル
バッグ：ミンク付きミニかごバッグ／ノーブランド
アクセサリー：香水瓶モチーフのペンダント／シャネル
帽子：カーキブラウンのキャップ／ドロウェル
ソックス：白ソックス／無印良品
シューズ：白スニーカー／ナイキ

ファッショニスタを魅了するザロウ、ヴィンテージのフェラガモ、ミチノ・パリなど シーンに合わせてバッグをセレクト！

シンプルでベーシックな洋服に、アクセントをつけるのがバッグ。ファッショニスタから熱い支持を受けるザロウのバッグは、「ブレイク前に気に入って買いました。今よりもお手頃でした」（渡邊さん）。ミンク付きかごバッグや竹かごを模したレザーミニバッグなど、大人の遊び心を感じるバッグも愛用しています。

リストウォッチ、リング、バングル、ペンダントなどのジュエリーは コーデに品格をプラス！

カルティエのトリニティリング、エルメスのヴィンテージリング、ティファニーとダブルネームのロレックスのリストウォッチなど、コーデに上品さをプラスするジュエリーがそろいます。「高校生の時に父が海外出張のお土産に買ってきてくれたエルメスのスカーフは、『大人になってから着けなさい』と手渡されました。今も大切に使っています」と渡邊さん。ジュエリーは、シルバーかゴールドかをコーデにリンクさせると、着こなしがあか抜けます。

黒と赤のグッチのビットモカシン、ナイキのスニーカー コンバースのハイカットなど、"定番もの"をコーデに合わせて自在に！

グッチのビットモカシンは、渡邊さんのおしゃれに欠かせないアイテムです。「黒は今はいているもので三代目。気に入ると大事にはいて、買い換えますね。赤は母にプレゼントしたのですが、あまりはく機会がなかったようで、お下がりにもらいました（渡邊さん）。スタッズ付きのビブラムソールシューズや、ナイキのスニーカー、コンバースのハイカットなど、定番アイテムをカラートーンに合わせて選ぶセンスに注目です。

撮影／林 紗也 取材・編集／田村幸子

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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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