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今一番好きなスニーカーの話。TaiTan、大貫達正etc.

  • 2025.3.18
Adidas OriginalsのCOUNTRY OG、NIKEのLD1000、Asicsの GEL–KINETIC FLUENT、SalomonのACS PRO METAL

ミュージシャン・TaiTan

SalomonのACS PRO METAL

機能性に富んでいながら、華やかなスニーカーを

トレイルランニング用のシューズを日常履きする提案がポピュラーになったのは、〈サロモン〉の功績が大きいのだろう。音楽活動を行うタイタンさんは、もの作りの背景があるスニーカーに食指が動くのだとか。

「ゴツくて機能性に特化している、見た目も中身も魅力的なシューズが最近気になります。よく散歩へ出かけるので、長時間履いていてもストレスがないのも、この春重宝している理由の一つです」。〈サロモン〉の《ACS プロ メタル》は、軽やかなメッシュアッパーとメタルパーツの組み合わせが新鮮な一足。淡いライトグレー色は、春らしくペールカラーとの相性もよい。

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TaiTan(ミュージシャン)

たいたん/ヒップホップグループ〈Dos Monos〉のメンバー。ディレクション業のほか、TBSラジオ『脳盗』のパーソナリティも務める。

〈SANTASSÉ〉主宰・大貫達正

NIKEのLD1000

幼少期より憧れたワッフルソールを、あえて今履く

「ワッフルソールが使われた〈ナイキ〉のシューズが、幼い頃の憧れだったんですよ。シートをザクッと切ったような、武骨な作りがなんとも愛らしくて」と語る大貫さん。それがきっかけでスニーカーに夢中になったという。

「最近はまたあの頃の気持ちが再燃し、久々にデッドストックを履きたい気分に。爪先から踵(かかと)まで凹凸あるワッフルソールが用いられた《LD1000》は、黄色のメッシュアッパーにオレンジのパテントスウッシュが個性的。黄色いスエットにコーデュロイパンツ、オレンジの靴下で色合わせして楽しみたいですね。発売当時の70年代のムードを今の感覚で取り入れたい」

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大貫達正(〈SANTASSÉ〉主宰)

おおぬき・たっせい/ギャラリー〈サンタセッ〉の運営や、〈ウエストオーバーオールズ〉のほか複数のブランドのデザインを手がけている。

〈SKIT〉オーナー・鎌本勝茂

Asicsの GEL–KINETIC FLUENT

懐かしい“いなたさ”を、煌(きら)びやかなソールでモダンに

黒×ゴールドの配色が目を引く〈アシックス〉の《ゲルキネティック フルーエント》は、2010年代に展開していたランニングシューズを基にテクニカルな要素を組み合わせたモデル。

「自分のスタイルに狙っているスニーカーを合わせたらカッコいいのかダサいのかを、常に考えて購入するようにしています。今は、シンプルで細身なモデルよりもデザインのレイヤーが複雑で、重厚感のある機能的なスニーカーを履きたい気分。この靴は当時展開していた絶妙な“いなたさ”があるのがお気に入り。琥珀色のScutoid GELを使用したソールを含め、履き心地は言うまでもありません」

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橋本 奎(〈CarService〉ディレクター)

はしもと・けい/YouthQuakeに所属。ギャラリーのキュレーターやPR、スタイリストなどマルチに活動。

フォトグラファー、〈Esmeralda Serviced Department〉オーナー・Local Artist

Adidas OriginalsのCOUNTRY OG

ベストなフォルムを追求して見つけた一足

「25㎝とメンズでは足が小さめなので、ワイズが狭く足元がすっきりと見せられるスニーカーを探すのが大変なんです」。そんな時に出会ったのが、〈アディダス オリジナルス〉の《カントリー》なのだという。

「昨年流行した《サンバ》よりもソールが若干厚く、太めのボトムスとの相性もいい。これはウィメンズ向けにデザインされたモデルで、地のオフホワイトとスエードのネイビーの配色が絶妙。ラメが混紡されたシューレースも、履き込んだら自然と馴染みました。春になると明るい色が着たくなるので、同じく明るいトーンのスニーカーで足元を軽やかに仕上げたいですね」

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フォトグラファー、〈Esmeralda Serviced Department〉オーナー・Local Artist

ローカルアーティスト/2022年、金山木子と共に東京・富ヶ谷でセレクトショップをオープン。ファッション誌や広告などの撮影も行っている。

 

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