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“サボ”旋風再び。2025年春はボヘミアンな足もとで洒脱に

  • 2025.3.16

旬なボーホーシックを完成させる“サボ”

2025年のトレンドを語る上で、シェミナ・カマリの存在は無視できない。 彼女がクロエ(CHLOÉ)のクリエイティブ・ディレクターに就任する前から“サボ”のリバイバルは始まっていたが、彼女のふんわりとしたドレスやレースのブラレット、ブルマが、ファッション界のボヘミアンムードへの憧れをさらに加速させたのは間違いない。

ミュウミュウ 2025年春夏コレクション
ウラ ジョンソン 2025年春夏コレクション

彼女が提案するクロエの新たな世界観は、2024-25年秋冬コレクションのデビューで鮮烈に打ち出された。厚底の’70s風サボや、よりヒールの高いハイブリッドタイプが登場し、それ以降、ランウェイでもストリートでも、このレトロなシューズがトレンドの新定番として確立されつつある。2025年春に向けては、ボヘミアンの王道ともいえるウラ ジョンソン(ULLA JOHNSON)やエトロ(ETRO)はもちろん、エルメス(HERMÈS)やミュウミュウ(MIU MIU)もそれぞれの視点でサボを提案。特にエルメスのスタッズ付き「コス」は、人気の「シプレ」をアップデートしたデザインとして注目を集めている。

エルメス 2025年春夏コレクション
クロエ 2025年春夏コレクション

“サボ”は季節の変わり目にぴったりなシューズとして、ストリートスタイルのキーパーソンたちが取り入れ始めている。クラシックなシューズを、ミニドレスやソックス、あるいはジャージと合わせてミックス&マッチを楽しむのが今の気分。伝統的な木製ソールのはもちろん、オープントゥやPVCといった意外な素材、鮮やかなカラーリングなど、ブランドごとの独自のアレンジも見逃せない。

Street Style In Vienna

春が訪れるにつれ、街中で軽快な足音を響かせながらファッショニスタが歩く姿を多く目にすることになりそうだ。

Text: Nuria Luis Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.ES

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