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【シェフ脇屋の野菜炒め】ほうれん草の超絶な甘味を引き出すのは油!みかんと花椒の「香油」で炒めよ!

  • 2025.3.16

野菜を油で炒めるだけの、野菜炒め。ですが、炒めすぎて野菜がべっちょりするなど、おいしく仕上げるには意外とハードルが高いんですよね。ところが、ちょっとしたコツで、超シンプルな野菜炒めがお店レベルの味に仕上がるそうです。その“ちょっとしたコツ“を紹介しているのは、テレビや雑誌でおなじみ、中華の重鎮・脇屋友詞シェフのYouTubeチャンネル。自家製の簡単香油でサッと炒めるのが、“ちょっとしたコツ“だとか。

8.56万人が登録!脇屋友詞シェフのYouTubeチャンネル♪

東京・赤坂にある中国料理店「Wakiya一笑美茶樓」のオーナーシェフで、テレビや雑誌でもおなじみの脇屋友詞シェフ。YouTubeチャンネル『Wakiya YujiのYUJI CHANNEL』では、家庭で手軽に再現出来るプロの味や、家庭料理をグレードアップするコツを紹介しています。魅力的なレシピはもちろんのこと、物腰がやわらかく、ちょっぴりおちゃめな脇屋シェフの魅力も満載です。

本日挑戦する「ほうれん草の香り炒め」は、自家製の簡単香油でサッと炒めるのがポイントとのこと。今回はほうれん草ですが、レタスやチンゲン菜など、ほかの野菜にも応用出来るそうですよ。

では、作ってみましょう。

シンプルの極み!でもプロの味!「ほうれん草の香り炒め」の材料と作り方



【材料】2~3人分
ほうれん草…1束
簡単香油※…大さじ3弱
酒…大さじ2
チキンスープ…60~70ml
塩…少々
こしょう…少々

※簡単香油
太白胡麻油…50〜60ml
にんにく(みじん切り)…小さじ1
唐辛子…1本
花椒(粒)…5〜6粒
柑橘の皮…少々

柑橘の皮は、みかんの皮を使用。チキンスープの説明はなかったので、今回は100mlのお湯に鶏ガラスープの素(顆粒)を小さじ1溶かしたものにしました。

ちなみに「太白胡麻油」とは、ゴマ油特有の香りがなく、ゴマ本来のコクと旨味が特徴のゴマ油とのことです。

【作り方】
1. まず香油を作ります。

フライパンに太白胡麻油、唐辛子、花椒、にんにく、みかんの皮を入れ、弱火でじっくり炒めて、香りを引き出します。



加熱の目安は、にんにくが少し色づくまで。



1分ほど加熱すると、にんにくの香りがしてきました。さらに1分加熱すると、みかんと花椒の爽やかな香りが加わります。ものすごく豊かな、プロっぽい香りです♪

にんにくが少し色づいてきたら火を止め、網で濾します。ちなみに、今回の加熱時間は5分ほど。

保存する場合は粗熱を取ってから、瓶に移すとよいそうです。香油は野菜炒めのほか、煮込み料理や焼きそばなどにも使えるんですって。

2. ほうれん草をきれいに洗い、軸と葉に分けて切ります。



3.
フライパンに1の香油(大さじ3弱)を入れて、中火にかけます。フライパンは香油を作ったものでOK。

油が温まったら、ほうれん草の軸を入れ、弱めの中火で炒めます。



全体に油が回ったら火を強め、酒、スープを加えて沸騰させます。



4. 3が沸騰したら、塩、こしょう、葉の部分を入れ、すぐにフタをして1分加熱します。

フタを取り、火を弱め、全体をサッと混ぜ合わせれば、出来上がり。



調理時間は、8分。香油を作っておけば、野菜を切ってサッと炒めるだけなので、5分くらいで出来ると思います。


鮮やかなグリーン♪



では、いただきます!



あ、あ、あ、あ、甘ーーーーい!

ほうれん草が甘くて、びっくりです。砂糖を入れたのかってくらいの甘さです。

ほうれん草の甘味と旨味のポテンシャルを、200%引き出しているかのようなおいしさ。



特に軸の部分の甘さは、警報級です(笑)。

香油は、ほうれん草と炒めてしまうと、にんにくの風味はするものの、みかんと花椒の爽やかな香りはさほど感じず。ですが、気づかないレベルながら、この豊かな味わいの一要素になっているのかなと思います。

夫はひと口食べるや、「ほうれん草、激甘っ!」と驚き、「味の素入ってる?」と聞くほど、旨味を感じたみたいです。



脇屋友詞シェフの「ほうれん草の香り炒め」は、ほうれん草の甘味と旨味に衝撃を受ける、プロレベルのおいしさでした。甘味と栄養分がぐっと増すと言われる、この時期ならではのほうれん草で作ってみてはいかがでしょう。

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