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お花見気分を味わえる!? スクリーンに咲き誇るフラワードレス。(Airi Nakano)

  • 2016.4.18
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桜は散ってしまいましたが、花々が美しい春本番はまだまだこれから。この季節になると、ついつい淡い色彩美を堪能出来る映画に手が伸びてしまいます。そこで今回は、美しい女優たちが着こなすフラワードレスが楽しめる映画をピックアップしてみました。

『パリの恋人』(1954)

オードリー・ヘプバーンがファッションアイコンとしての不動の地位を確立した映画、『パリの恋人』。かの有名なフォトグラファー、リチャード・アヴェドンをモデルにしたと言われるディック(フレッド・アステア)と、彼に見出されたジョー(オードリー・ヘプバーン)のシューティングシーンはあまりにも有名です。そのワンショットに登場するのが、こちらのフラワードレス。映画中ではフラワーショップで花束を抱いたオードリーがポーズを決めるのですが、咲き誇る花々の色彩とドレスのカラーがぴったりと一致した絵のように美しいワンショットは実際に手もとにおいて眺めておきたいほどの美しさです。じっと画面に目を凝らしていなくても、ただ部屋でぼんやりと流しているだけでも楽しめるファッション好きにはたまらない映画です。

『ローズマリーの赤ちゃん』(1969)

ミア・ファローのトレードマークともいうべきベリーショートが誕生した映画『ローズマリーの赤ちゃん』。内容そのものはスリラーなのですが、インテリアやミア・ファローの着る服すべてがスイートで、60〜70年代ファッション好き必見の映画となっています。ミア・ファローの子鹿のように細い身体と可憐な魅力を活かした着こなしは、公開から間もなく50年を迎える今なお参考にしたいものばかり。物語が始まるきっかけとなる曰く付きのアパートに引っ越して来たこのシーンでは、ボタニカルなプリントが施されたミニワンピースにフラットのオープントゥサンダルというシンプルながらも愛らしい出で立ち。ちょこんとくくった二つ結びもオプティミスティックなワンピースにぴったりです。終始不穏なムードが漂うストーリーではありますが、そこまで過激なシーンは出て来ない(主観ですが)うえに、何と言ってもミア・ファローのスタイリングが可愛いので、度々見返したい1本です。

『ステップフォード・ワイフ』(2004)

次にご紹介するのは、先ほどの『ローズマリーの赤ちゃん』と同じくアイラ・レヴィンが原作の映画『ステップフォード・ワイフ』。キャサリン・ロス主演の1974年版の影響で、アメリカでは従順な妻という意味の慣用句ともなっているという“ステップフォードの妻”たちは、いつも華やかな装いで微笑みを絶やさない男性の完璧な理想の女性像。彼女たちが纏う服はいつも、パステルカラーのフローラルやチェックのドレスばかり。ニコール・キッドマン演じるジョアンナとの初対面のシーンでもご覧の通り。甘〜いムードが逆に不気味な空気を放っていることにお気づきでしょうか?そう、彼女たちには人に言えない秘密があるのです...とはいえこの映画のスリラー感は先ほどの『ローズマリーの赤ちゃん』よりもずっとライト。ザ・アメリカという雰囲気の砂糖菓子のように甘い絵が随所に出てくるので、ガーリーな世界観が好きな方にもおすすめです。

『(500)日のサマー』(2009)

最後は大人ガーリーのお手本とも言うべきズーイ・デシャネルの着こなしをチェック。ちょっぴりほろ苦いキュートなラブストーリーとして日本でも大人気の映画『(500)日のサマー』は、ズーイ演じるサマーの服のファンという方も多いはず。少しレトロなガーリースタイルは、ヴィンテージブーム到来の今、リアルにトライしたくなるものばかりです。ゴールデンウィークが近づいているこの季節、リゾートスタイルの参考としてチェックしておきたいのは、こちらのホルターネックドレス。ボタニカルプリントでも、ブルーならほどよく涼やか&知性がプラスされてリゾート感満載すぎて浮いてしまう...という危険性も回避出来そう。そして黒髪×前髪パッツンのズーイのヘアスタイルは、日本人にも真似しやすいのがうれしいところ。このふわりとまとめたシニョンもいつの日かトライしてみたいです。

参照元:VOGUE JAPAN

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