「変わらない…」今も私を苦しめる母に対する恐怖。嫌な感覚…何も言い返せない私は？＜私はダメな母親＞

婚活パーティーで出会って結婚した、まきさんとなお（なおまさ）さん。そんな2人は赤ちゃんを授かりました。妊娠検査薬で陽性が出た翌日、まきさんは3児のママでもある親友のさきさんとランチへ。何でもお見通しのさきさんは、まきさんのいつもと違う様子から妊娠していることに気がついた上、里帰り出産を考えるまきさんに、「お母さんの意思での里帰りは苦労すると思うよ」と刺さるひと言を放ちます。過去に母親との関係に悩み、さきさんに相談していたまきさんは、その言葉にあることを思い出しました。「もちろん里帰りするんだよね？」母親は妊娠を告げられた電話口で、まきさんの意思を無視した言葉を言っていたのです。

お酒で別人になる母に私は…

母のネチネチした言葉にいつも苦しい思いをしてきました。

里帰り出産自体はまきさん本人の希望でもあったものの、里帰り出産が当たり前といわんばかりの母親の様子にまきさんはモヤモヤしていました。

「なんでお母さんが決めるの？」と言い返してみることも考えますが、昔からの母親の言動を思うと、どうしても言い返せません。

母親はお酒を飲むと、精神を追い詰めてくる発言を繰り返すため、嫌な目に遭わないために従っておこうと、本心を伝えられないまま返事してしまうまきさんなのでした。

まきさんは、母親への妊娠報告をきっかけに、これまで何度も精神的に追い詰められてきた過去を思い出し、つらそうでしたね。

適度なお酒は楽しいものですが、飲む量によっては心や行動を乱す可能性があり、注意が必要です。まきさんの母親は、お酒によって自分を制御できなくなってしまうタイプなのかもしれません。そんな様子を見てきたまきさんは、子どもの頃からの感覚と経験により、自分の気持ちをおさえつけてしまうようですね。これから出産するまきさんにとって、自身の親子関係が悪く影響しないことを願うばかりです。

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著者：マンガ家・イラストレーター きくちまき

ベビーカレンダー編集部