教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
金澤美保さん
多くの雑誌をはじめ、映像、ライブなど幅広いジャンルで活躍中。わかりやすいメイク理論とテクニックで、誰でもすぐに実践できるメイクのコツを寄り添いながらやさしく指南。
束感まつ毛をつくる下地とマスカラ、どう選ぶのが正解?
金澤美保さん
下地もマスカラも、サラッとしたみずみずしいテクスチャーのものを選ぶと簡単に束感まつ毛が叶います。マスカラ液がまつ毛全体にムラなくつけられるので、束感まつ毛に必要な“均一なまとまり感”をつくりやすいんです。ブラシの形状は、液をまんべんなく塗布しやすいコームタイプがとくにおすすめです。
まつ毛の長さがまばらな人におすすめなのは、みずみずしいテクスチャーに加えて繊維も入っている下地です。長さの調整もできるから扇のような理想の仕上がりが叶いやすいですよ。
また、きれいに仕上げるためには、マスカラを塗る前のアクションも忘れないで。それは、アイラッシュカーラーでまつ毛をしっかり上向きに整えることです。まつ毛の上がり方がまばらだとせっかくの下地&マスカラも威力が半減してしまうので、このひと手間は必須ですよ。
▼こちらもチェック!【目の形別】アイラッシュカーラー24選徹底比較! デパコス・プチプラ全網羅!
【プチプラで最強の束感が完成!】カールキープマジック×ユーピンク
左:コーセー カールキープマジック ¥980(編集部調べ)
右:ユーピンク フェアリーカールマスカラ ブラック ¥1100
みずみずしいテクスチャーの下地&マスカラという理想の組み合わせ。下地は速乾性にも優れたタイプ。マスカラは塗るだけで束感ができやすく、テクニックいらず。加えて、コームの形状も秀逸。目が細かくコーム自体の幅も長めなので短いまつ毛までしっかりすくえます。美しい扇形の束感まつ毛が短時間で実現。
束感まつ毛のつくり方
1.ブラシを横にしてすくい上げるように下地を塗る
みずみずしいテクスチャーで、かつ、コームタイプの下地なら、簡単に束感のベースをつくれます。ブラシを横に寝かせて根元から毛先まで全体に塗ると、隣同士の毛がくっつきやすくなり自然と束に。ただし、下地は乾きやすいので手早く塗りましょう。
2.マスカラは横塗り→縦塗りで束感を整える
下地同様、マスカラもブラシを横にしてまつ毛全体に塗布。下地でつくった束感を強化するイメージで塗ったら、ブラシを縦に持ち替えて。ひと束ずつ、毛束をブラシでなぞるように塗ります。こちらも短時間で行うのがコツ。
3.ピンセットでまつ毛をつまみ、均一な束感に
マスカラを塗布した後、鏡で束感のバランスをチェック。束感にバラつきがあれば、ピンセットで毛束をつくります。左右のまつ毛をピンセットで少量すくい、優しくはさんでくっつけるだけ。ピンセットは先端が平たくて細めのタイプがおすすめです。
コージー本舗 ストレートキャッチツィザーズ ¥935
ミュートカラーのアイシャドウと相性抜群! 品よく目立つ束感まつ毛
KATEの下地×うそつきマスカラ
左:KATE ラッシュマキシマイザーHP2.0 ¥1320(編集部調べ)
右:ピメル パーフェクトロング&カールマスカラ N 透け感ブラック ¥1100
まつ毛の長さがまばらな人におすすめの組み合わせ。みずみずしいテクスチャーの下地で、束感の土台をつくってくれます。繊維入りなので長さ出しも◎。マスカラは控えめな繊維入りなので、長さやボリュームを少しプラスしたいときは重ね塗りを。
セザンヌの下地×ミルクタッチのマスカラ
左:セザンヌ 耐久カールマスカラ ¥638
右:milktouch オールデイロングアンドカールマスカラ Black ¥1628
まつ毛が少なくて短い人もしっかり束感ができるタッグ。下地とマスカラ、どちらもカールキープ力が高く、とくに下地は単体でもマスカラとして使えるくらい完成度の高い逸品。太さも長さもしっかりとしたベースができます。マスカラ塗布後、ピンセットで整えるのがおすすめ。
ケープの下地×キャンメイクのマスカラ
左:ケープ フォーアクティブ カールロックマスカラ下地 オープン価格
右:キャンメイク メタルックマスカラ 〜ボリュームルック〜 ¥990
下向きまつ毛も、ボリューム不足もクリアできる組み合わせ。下地で上向きカールをキープして、マスカラで適度なボリュームがプラスできます。マスカラは液剤の粘度が高めですが、幅広ピッチの金属コームとの相性が抜群。自然に束感ができます。
マジョマジョの下地×キングダムのマスカラ
左:マジョリカ マジョルカ ラッシュシルエットキーパー ¥1430
右:キングダム 束感ロングマスカラ