関水渚が主演を務めるドラマ24「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(毎週金曜夜0:12-0:42ほか、テレ東系/Lemino・TVerほかにて配信)の第10話が3月14日に放送。第1話冒頭で視聴者を震撼(しんかん)させた惨劇に向けて、クロミ(関水)が仕える灰原家の崩壊がついに始まった。(以下、ネタバレを含みます)
最恐家政婦によるファミリー・パニックホラー
同ドラマは、きづきあきら+サトウナンキの同名漫画が原作。「理想の家族」を追い求め、常識も倫理も超えた危険な手段も辞さない最恐家政婦・黒見白華(くろみきよか)=クロミが引き起こすファミリー・パニックホラー。
関水演じるクロミが従事する灰原家のキャストとして、美容機器メーカーを立ち上げた敏腕社長・翠を藤原紀香、その夫・蒼太を高橋光臣、長男・千翠を阿久津仁愛、長女・緋莉を大熊杏優が扮(ふん)する。
クロミに「強くなりたい」と言う緋莉
千翠に襲われた緋莉。そのことを翠に訴えるが、心の病気で「何かをされたって思いこんでいるだけ」と言われてしまう。また信じているクロミが休暇を取ったと聞かされ、翠たちが追い出したのだと錯乱状態に。
絶望して家出しようとした緋莉は、玄関でクロミの靴を発見。地下室の存在を思い出し、鍵をかけられたドア越しに閉じ込められているクロミに話し掛けた。
かつて養父に襲われたことを話した養母に今と同じように閉じ込められたことがあるクロミ。「それは私が弱かったからです。今の緋莉さまに、このようなことを言うのは酷だと思います。でも、緋莉さまには克服してほしい」と語った。
「強くなりたい!」と願う緋莉に、クロミは「承知しました。クロミにお任せください」と言った。
阿久津仁愛の怪演が光る
緋莉はクロミの計画どおり、千翠が再び襲うように仕向けたときの会話を録音して家を出た。その証拠は、クロミいわく「共喰いのエサ」。「緋莉さまの人生に必要のないもの、害虫だけが駆除されます」というのだ。
その録音を聞いて怒りを募らせる蒼太。すると、千翠は「おまえの娘が仲良くしたいと言うから望みどおりにしてやったんだよ」とばかにしたように言う。
血のつながらない千翠に蒼太が「おまえのことが嫌いだった。息子だなんて思えなかった」と本音を明かすと、「こっちだって最初からおまえのこと父親だなんて思ってねえよ!」「金のために母さんを妊娠させてまで結婚したくせに」と千翠も暴露。
そして千翠は高笑いしながら、「ほら、刺してみろよ」と挑発。頭に血が上ってナイフを持って向かってくる蒼太をかわしながら蹴とばし、倒れて落としたナイフを取ろうとする蒼太の手を千翠は足で踏みつけた。
灰原家に蒼太の絶叫が響く。驚いた翠が駆け付けると、蒼太が倒れ、血の付いたナイフを持った千翠が立っていた。千翠の目には涙がたまっていた。
いよいよ始まった灰原家の崩壊。SNSには「千翠ヤバすぎ」「千翠の感情や表情のバグり具合が今までと比べてトップでエグ過ぎる…」「仁愛くんの涙の演技すごすぎる」「最後の千翠くんの涙 なんとも言えない表情が脳裏に焼きついた…」といった声が寄せられた。千翠の狂気を体現する阿久津仁愛が、次回もどう見せてくれるのか期待したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部