大東建託は、2019年から2024年にかけて、山口県に住む20歳以上の8523人を対象に居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2024<山口県版>」「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2024<山口県版>」として発表しました。
本記事では、8523人(2020~2024年の回答を累積)に聞いた「住み続けたい街(自治体)」のランキングを紹介します。
2位:下関市
2位は2年連続で「下関市」でした。下関市は、本州の最西端に位置し、関門海峡を挟んで九州と向き合う港町です。古くから交流都市として栄え、壇ノ浦の合戦や下関戦争など歴史の舞台となりました。
また、関門橋や海底トンネルで福岡とつながり、交通の要所としても発展しています。食の魅力も豊かで、特にふぐ(地元では「ふく」)が特産として有名です。あんこう、くじら、特牛(こっとい)いか、川棚温泉名物の瓦そばなど、ご当地グルメも充実しています。
1位:下松市
1位は「下松市」でした。2年連続での1位獲得です。下松市は、住みやすさを示す「住みここち」指標でもトップとなっています。瀬戸内海に面し、ものづくりの街としても発展。大正時代から工業都市として成長し、現在では鉄道車両や船舶、半導体関連など幅広い製造業が盛んです。
また、市内には瀬戸内海国立公園に指定された笠戸島があり、絶景を楽しめるスポットとして人気があります。温泉やキャンプ場も整備され、海の幸も豊富で、観光地としての魅力も兼ね備えています。
文:田中 寛大