包丁の切れ味が悪いと、作業効率が下がるのはもちろん、食材の繊維を破壊するので、おいしさも半減してしまいます。そこで今回手にしたのが、こちらの包丁です。カリスマ実演販売士のレジェンド松下さんが、通販番組などで「びっくりするぐらい切れる!」と紹介している「スーパーストーンバリア包丁」。アボカドを種ごとスパッと切っちゃう、“あの“包丁です!切りにくい食材もスーッと切れちゃう感動の切れ味は、本当なのか?検証することに!
感動の切れ味「スーパーストーンバリア包丁」とは?
ジャン♪
こちらが、協和工業「スーパーストーンバリア包丁」。
通販番組などで、カリスマ実演販売士のレジェンド松下さんが、アボカドを種ごとスパッと切っている、“あの“包丁です。
ペティ、三徳、小三徳、牛刀の4種類あって、こちらは牛刀。
協和工業「スーパーストーンバリア包丁 牛刀」 メーカー希望小売価格:¥13,200(税込)
サイズ:全長約30cm(刃渡り18cm)
重さ:約105g
材質:<刃部>モリブデンバナジウムステンレス刃物鋼(フッ素樹脂加工)、<柄部>積層強化木
実は、この「スーパーストーンバリア包丁」は、レジェンド松下さんがプロデュースしたものだとか。松下さんは現在、実演販売だけでなく、商品開発やプロデュースも行っているそう。これまでに1000以上のヒット商品を生み出し、1日で2億1000万円を売り上げたこともあるそうですよ。
松下さんは、カリスマ実演販売士であり、カリスマプロデューサーでもあるんですね。すごい。
さて、レジェンド松下さんの紹介はこれくらいにして、本題へ。
通販番組などでは、「スーパーストーンバリア包丁」で、アボカドだけでなく、硬~いかぼちゃや切りづらい皮つきの鶏肉、
画像出典:協和工業公式HP
つぶれやすいトマトの薄切り、
画像出典:協和工業公式HP
分厚いサンドイッチなどなど、硬い食材もやわらかい食材も、何でもスパッと切っていますよね。
画像出典:協和工業公式YouTubeチャンネル
でもなんで、こんなによく切れるんでしょう?
「スーパーストーンバリア包丁」の切れ味の秘密とは?
商品説明によると、抜群の切れ味を実現する“3つの秘密“があるようです。
ひとつめは、その薄さ。
1. 計算された刃の薄さ!その厚さわずか0.15mm!!
従来の包丁の厚さは0.4mmぐらいだそうですが、「スーパーストーンバリア包丁」は、なんと約0.15mm。
コンピューターによる数値制御で研磨した約0.15mmという超薄刃により、抜群の切れ味を生み出すそうです。
わが家の包丁と厚さを比べてみましょう。
左:スーパーストーンバリア包丁 右:わが家の包丁
左がスーパーストーンバリア包丁、右がわが家の包丁。
左:スーパーストーンバリア包丁、右:わが家の包丁
…肉眼では、その差0.25mmの厚さの違いはよくわかりませんね。老眼なので、特に(笑)。
肉眼ではわからないくらい、繊細な薄さなんですね。
そして、刃先にも秘密がありました。
2. 刃先は日本刀と同じハマグリ形状
刃先部分には、シャープな切れ味が特徴の「モリブデンバナジウムステンレス刃物鋼」を使用。さらに、岐阜県関市の刀鍛冶伝統を受け継ぐ職人さんが、1本1本研いで、日本刀の形状である“ハマグリ刃“に仕上げているそうです。
画像出典:協和工業公式HP
刃先が丸みを帯びた職人技のハマグリ刃と、コンピューターによって仕上げた約0.15mmの薄刃の融合を「超ハマグリ刃(メーカー呼称)」と呼んでいるそう。この「超ハマグリ刃」は、刃の入りが滑らかで抜群の切れ味。摩擦を軽減するので、最小限の力で食材を切ることが出来て、切れ味も持続するんですって。
通常の包丁では引っ掛かる、硬いかぼちゃなどにも刃が入りやすく、軽い力で切ることが出来るそうですよ。
わが家の包丁と刃先の形状を見比べてみましたが、どちらも薄くて、肉眼では確認出来ませんでした。毎度毎度、老眼なもので…。
また、「超ハマグリ刃」は、刃付け(包丁を研ぐことで刃を付ける工程)をする前でも、十分切れるとか。なので、切れ味が落ちてきた場合は、刃先を簡易的に研ぐだけで切れ味が戻りやすいのも特長とのことです。
そして、3つ目の秘密は、商品名にもなっている「スーパーストーンバリアコーティング」。
3. 高密度特殊6層「ストーンバリアコーティング」
刃部側面には、表裏各6層の「ストーンバリアコーティング」が施され、表面の凹凸により食材が離れやすくなっています。また、食材との抵抗も軽減し、それが、切りやすさにもつながるそうです。
画像出典:協和工業公式HP
さらに「ストーンバリアコーティング」は、汚れがつきにくく、サビにも強いので、お手入れが簡単。使用後は、スポンジに食器用洗剤をつけて洗い、お湯で洗い流せばOK。ちなみに、食器洗浄機や食器乾燥機は使用出来ないそうです。
まとめると…。
「スーパーストーンバリア包丁」の切れ味の秘密は、最先端のコンピューター技術による約0.15mmの極薄刃、職人技の丸みを帯びたハマグリ刃、スーパーストーンバリアコーティング。この3つにあるわけですね。
また、この3つの特徴は、切れ味のよさと同時に、切れ味の持続性や汚れのつきにくさといった、手入れの簡単さも実現しているようです。
さて、「スーパーストーンバリア包丁」がどんな包丁かわかったところで、百聞は一見に如かず!実際に使ってみましょう。
切れ味に感動♡「スーパーストーンバリア包丁」を使ってみた!
まずは、硬~いかぼちゃ。わが家の包丁は切れないので、毎回、歯を食いしばりながら切っているんですよね。
では、切ってみましょう。
おっ!硬いかぼちゃに、スーパーストーンバリア包丁がいきなりスッと入って、びっくり。
しかも、使った力は、普段かぼちゃを切るときの1/10くらい。少ない力で難なくカット出来て、これまた、びっくり。
いや~、すばらしい切れ味。この包丁なら、かぼちゃを切るたびに、わたしの眉間にしわが刻まれなくて済みます。最高。
さらに、不器用なわたしでも、硬いかぼちゃをこんなに薄く切ることだって出来ちゃいます。
かぼちゃがじゃがいもと同じくらいの力で簡単に切れるなんて、本当にすごい。
加えて、切ったかぼちゃが包丁にくっつかないところも◎。
切ったかぼちゃの断面も、つるつるでとってもきれいです。
「スーパーストーンバリア包丁」は、重さも約105gと軽いので、とっても使いやすいです。ちなみに、一般的な包丁は150gくらい。
ですが、人によっては軽い包丁が使いにくいと感じる人もいるかなと思います。
続いて、硬いかぼちゃの次は、やわらかいトマト。
トマトを薄く切ろうと思うと、切れない包丁の場合、ぐちゃっとつぶれてしまいますよね。でも、「スーパーストーンバリア包丁」なら、無問題。
ほぼ力を入れずに、スッと切れました。
切った断面も凸凹しておらず、きれいです。
1mmの極薄カットにも挑戦。
わずか1mmの薄さでも、トマトをつぶさず、切れました。すごい!
では最後に、「スーパーストーンバリア包丁」の代名詞にもなっている、“アボカド種ごと切り“を試してみましょう。
おっ、力をちょっとだけグッと入れたら、包丁は種をあっという間に通過したみたいです。
すごっ。スパッと種ごと切れました。
美しい断面からも、包丁に変な力がかからず、スパッと切れたことがわかりますよね。
…ということで、今回は、「スーパーストーンバリア包丁」を試しました。
いや~。参りました。
レジェンド松下さんが、通販番組などで紹介している通りの感動の切れ味でした。わたしはもう、「スーパーストーンバリア包丁」の虜(笑)。
切れ味のいい包丁って、調理の負担をものすごく軽減してくれるんですね。
特に、かぼちゃ。いつも、かぼちゃを切るだけでヘトヘトになっていましたが、「スーパーストーンバリア包丁」なら、疲労感ゼロ。料理をするのも楽しくなります。
「スーパーストーンバリア包丁」を使ったことで、料理をするなら切れ味のいい包丁に限るなとつくづく思いました。
ただ、切れ味については文句のつけようがありませんが、この切れ味がどれくらい継続し、また、切れ味が落ちた時、包丁を研いでどれほど切れ味が復活するのか。それが、今後の注目ポイントかなと思います。
アボカドが種ごと切れる切れ味抜群の「スーパーストーンバリア包丁」、みなさんも使ってみてはいかがでしょう♪
※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。
<参考文献>
WEB
『協和工業株式会社〜スーパーストーンバリア包丁〜』
https://www.kyowa-mfg.com