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私をバカにする義両親と夫「お前は旅行先まで徒歩だ!」私「ファーストクラスで行くけど?」真実を知った義家族の末路

  • 2025.3.15

自然あふれる田舎ですくすく育った私。上京するとすぐ彼氏ができて、とんとん拍子で結婚することに。しかし、結婚した途端、夫と義両親が私のことを「田舎者」と馬鹿にするようになったのです……。

夫との新居に引っ越した次の日、「なんてことしてくれたんだ!」と突然夫に怒られた私。

「早く都会の生活に慣れろ、ここはお前の地元の田舎とは違うんだよ!」「俺に恥をかかせるな!」と夫。しかし、私は怒られるようなことをした覚えはありませんでした。

夫をなだめつつ、詳しく怒りの理由を聞いてみると……?

田舎出身の妻を馬鹿にする夫と義両親

「さっき隣の部屋の人が来たんだよ!」「引っ越し挨拶のお礼だって、自家製の漬物を渡されたんだ!」となぜか怒っている夫。

たしかに、昨日お隣さんには引っ越し挨拶をしました。そのときにやけに馬が合ったので、そのままおうちにお邪魔して、お茶をごちそうになったのです。まさか、漬物までいただけるなんて……!

私が喜んでいると、「はぁぁ!?こんなので喜ぶなんて、お前は馬鹿なのか?」と今度は驚いていた夫。

そして、「これだから田舎育ちは……」とため息をつき、「引っ越し挨拶なんてするのは田舎だけだろ?都会じゃそんな面倒なこと最近はしない人も多いんだよ!」「変な人もいるし、防犯対策も兼ねてあえて関わらないんだ!」「それに、得体の知れないやつが作った漬物なんて食えるわけないだろ!?」と言ってきたのです。

私が目を丸くしていると、さらに夫は「お前のせいで俺まで田舎者だと思われたらどうしてくれるんだ!」「旦那の俺にこれ以上恥をかかせないように、早く都会のファッションやトレンドでも勉強しておけ!」と続けました。

「都会の強気な女と違って、チョロそうだから結婚したんだが……ダサい見た目やセンスは早く何とかしてほしいもんだ」と舌打ちまでしてきた夫。言い返したかったのですが、結婚早々大喧嘩をしたくないこともあり、私はグッと怒りを堪えたのでした。

2週間後――。

「お久しぶり!そろそろ引っ越しの片付けも終わったかしら?」と義母から電話がありました。荷ほどきも終わり、暮らしも落ち着いてきたことを伝えると、「それならよかった!じゃあ、今日これから一緒にランチでもどう?」と誘ってくれました。

ぜひ行きたいと答えると、「私のお気に入りのお店に連れて行くわね!有名店で腕を磨いたシェフがやっていて、料理だけじゃなくて、お店の雰囲気も素晴らしいのよ!」と義母。

「あ!でもどうしましょう……」「お客さんも洗練された方たちばかりだから、田舎育ちのあなたにはハードルが高すぎるかも」「田舎にはおしゃれなお店なんてあまりないでしょう?あなたは安いチェーン店しか知らないわよね」

義母は、夫と同じように私を田舎者だと馬鹿にしてきたのです!

田舎にだっておしゃれで素敵なお店はたくさんあります。しかし、義母に言わせると、「田舎のおしゃれと都会のおしゃれは違うから」とのこと。

「私はそんなお店でも全然浮かないけれど、あなたは……ねぇ?田舎者すぎて浮いちゃうから恥をかくわよね?」「やっぱり実家が田舎だと、洗練されたセンスが育つわけないものね」

私だけでなく、両親まで馬鹿にしてきた義母。私が言い返す前に、義母は「こちらから誘っておいて悪いけれど、やっぱりあなたとのランチはやめておくわ」「田舎者と一緒にいたら、私まで恥をかいちゃうもの」「でも1人で行くのもなんだから、息子を誘うことにするわ!」と言って、電話を一方的に切ったのです。

妻だけの北海道までの交通手段

義母の電話から数時間後――。

帰宅中の夫から連絡がありました。

「俺、今日の夜ごはんいらないわ」「母さんとランチでがっつりステーキ食べちゃってさ、まだおなかいっぱいなんだよね!」

「お義母さんから私もお誘いいただいたけど……」と言って、私が義母との電話の内容を話すと、夫は「母さんの言うとおり、お前なんか連れて行ったら恥をかくだろ!」と義母の肩を持ったのです。

「どうせステーキを食べられなかったから怒ってるんだろ?それならまた次のチャンスがあるから落ち着けって」「今度の家族旅行にはお前もちゃんと連れて行ってやるからさ」

私は、義実家の家族旅行なんて今まで一度も聞いていませんでした。聞き返してみると、「毎年この時期に、家族みんなで国内旅行に出かけるんだ」「今日のランチで母さんとその話もしててさ、今年は北海道に行くことにしたんだよ」と夫。

実は、今まで一度も北海道に行ったことがない私。テレビで見たおいしいものが次々に脳内に浮かびました。

「でも、本当に私も一緒に行っていいの?今日はお義母さんに『一緒にいるだけで恥ずかしい』って言われたのに……」と聞くと、「もうお前は俺と結婚して家族なんだ、家族旅行にはさすがに連れて行ってやるよ」「だがまぁ、ある程度の努力はしてもらわないとな」と夫。

「母さんたちと家族旅行で北海道へ行くぞ。田舎者のお前は現地まで徒歩だけどなw」

「俺たちは先に飛行機で行って待っててやるよw」

「ファーストクラスで行くけど?」

「は?」

一瞬呆気に取られていたものの、「お前は何を言い出すんだ?」「田舎者がファーストクラスに乗れるわけないだろ、お前なんかには買えない金額だし」と、相変わらずの態度を取る夫。

これ以上馬鹿にされてはかなわない。そう思った私は、真実を明かすことにしました。

「……あなた知らなかった?田舎の小娘でもファーストクラスの航空券くらい買えるわよ?」「私、毎月実家からお小遣いを100万円もらってるんだよね」

もう結婚したし、お小遣いは送らなくていいと言ったのですが、両親は「結婚しても娘であることに変わりはないから」と言って毎月送ってくれるのです。親離れできていないみたいで恥ずかしく、今まで夫には黙っていました。

「な、なんでお前の親が毎月100万も送れるんだよ!お前の両親は田舎の貧乏農家だろうが!」と夫。

「私は実家を貧乏農家だなんて紹介した覚えはないよ」「うちは法人化してるし、昔からの地主で不動産業も営んでるし、娘に毎月100万渡しても余裕なくらいの稼ぎがあるんだから!」

「そ、そんな……!結婚するときに教えてくれたっていいじゃないか!」と夫。しかし、私は両親から「詳しく教えるな」と言い含められていたのです。私はその両親の言葉を守っただけ。

「あなたたちと同じく、うちの両親も都会の人たちに偏見があるのかもしれない」「『田舎はやさしい人が多いが、都会の人は冷たいし怖い人が多い』『詐欺や金銭トラブルに遭わないように、あまり実家のことについて話さないように』って言っててね」「だからってうちの両親は、あなたたちみたいに都会の人を傷つけたりしないけどね」

ついに何も言えなくなってしまった夫。「というわけで、私はファーストクラスで北海道に向かうから!」「あなたやご両親の言動で私もそれなりに傷ついたから、旅行まではホテル暮らしさせてもらうね!」「旅行当日は空港で集合しましょ!」と言って、私はすぐさま荷物をまとめて家を出ました。

田舎者をないがしろにした夫と義両親の末路

そして、旅行当日――。

「なんでお前だけ専用ラウンジに入れるんだよ!」と夫から怒りの連絡が。私は約束通りに待ち合わせ場所に集合しましたが、全員揃ったところであえてファーストクラス専用ラウンジに向かったのです。

「だって、私はファーストクラスに乗るんだもん」「専用ラウンジに入れて当然でしょ?」と言うと、「ず、ずるいだろ、そんなの!」「俺たちも入れろ!」と夫。

「この空港のラウンジって落ち着いてていい雰囲気ね!田舎者丸出しで大興奮しちゃうわ!」「そんな私と一緒だと、恥をかくから嫌だって言ってたじゃない……だから、別々で過ごしましょ」

その10分後――。

今度は義母から「私たちも専用ラウンジに入れなさいよ!」「あなたはわが家の嫁なんだから、家族である私たちだって入れてくれたっていいじゃない」「私たちがスタッフにお願いしてもダメだったのよ……だからあなたが頼みなさい!」と連絡が来ました。

「そんな恥ずかしいことはしたくありません」「それとも、洗練された都会育ちの人は、平気でそういうことするんですか?」「私は田舎育ちの両親から『まわりの人を困らせるような人間には』なるなと教えられているんですが、都会では違うんですか?」

そう言って義母の頼みを一蹴した私。私も相当鬱憤が溜まっていたようです。言葉に詰まった義母に、ここぞとばかりにラウンジ内の様子を伝えました。

「ここのラウンジはすごいですね。某有名パン職人のパンが食べられるんですよ」「ビールやウイスキーも飲めるし」「座席もゆったりしているので、時間まで1人でまったりさせてもらいますね」「搭乗ゲートも近いんで」

「ずるい、ずるい!」と言う義母に、「それなら航空券をファーストクラスに変更したらいかがですか?」「出発までラウンジで楽しめますよ」と提案しておきました。

そして、北海道到着後――。

「おい!いつになったら出てくるんだ!どれだけ俺たちを待たせてると思ってる!?」と今度は夫から連絡が。

「えっ?空港で私が出てくるの待ってたの?」と聞き返すと、「当然だろう、家族旅行なのに、お前が勝手な行動したら困るんだよ!」と夫は怒り出しました。

さらに、「合流したらすぐにホテルに行くぞ」「ホテルの部屋を最上級のスイートにグレードアップさせるからな!」「全額お前持ちだからな!」と言い放ったのです。どうやら夫が私を待っていた本当の理由は、お金目当てだったようです。

「お前だけファーストクラスを楽しんだ罰だ!」「金があるなら、これぐらい別にいいだろ?」と鼻を鳴らす夫に、「ごめんね、私もう空港から出て、ホテルに着いたところなの」と言った私。

「ほら、ファーストクラスって真っ先に飛行機から降りられるじゃない?荷物も早く渡してもらえるし……」「だから先に空港を出て、そのまま1人でホテルに向かったの」

「なんだって!?ずっとお前を待っていた時間が無駄だったってことじゃないか!ふざけるな!」とヒートアップしてきた夫。

「別のホテルに泊まることにしたから、合流する必要もないかと思って……」と言うと、「えっ……?」と言ったきり、夫は黙り込んでしまいました。

「あなたたちの言動に疲れちゃって、ラウンジで待っている間に新しくホテルを予約したのよ」「本当は北海道旅行中に仲直りできたらって思ってたんだけど、ラウンジでパンを食べてるうちにやっぱり無理かなって思い始めて、離婚することを決めたわ」「これから離婚手続きで大変になるだろうし、気合入れるために奮発して高級ホテルの部屋取っちゃった!」

「そ、そんな……嘘だろ……?」「離婚って本気で言ってるのか……?」と途端に弱弱しくなった夫の声。「今までの言動は全部謝るから!両親も謝るって言ってるから!だから考え直してくれないか!?」と手のひらを返してきました。

「謝罪なんていらないよ、そんなもので私の気持ちは絶対に変わらないし」「金輪際顔を合わせたくないから、私は私で北海道旅行を楽しむね!」「旅行が終わったらまっすぐ実家に帰って、離婚届を送るのでサインよろしく!」

その後――。

私は宣言どおり、1人で北海道を満喫し、そのまままっすぐ実家へ戻って離婚届を郵送。「離婚したくない」とごねる夫に「じゃあ歩いて実家まで謝りに来てくれる?」と言うと、後日サイン済みの離婚届が送られてきました。

結婚早々出戻ったにもかかわらず、両親は私を大歓迎。「これだから都会の人は……!」と激怒していましたが、私には相変わらず激甘です。さんざん元夫や元義両親に馬鹿にされて傷ついてしまったので、しばらくは両親に思いっきり甘えようと思っています。

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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