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―あのコの恋愛事情― 出会いが欲しいからこそ愛して欲しい相手 編

  • 2016.4.18
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皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。

手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。

※許可を頂いたものだけ掲載しています。※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。

■◇出会いの順番

「彼氏が欲しいって出会いを求めている時に限って出会いがないのに、彼氏ができたとか結婚したとか、相手がいる時って急にモテる気がしません?」

サヨさん(仮名)の一言なんかわかる!と思った方も多いはず。口には出したことがなくとも、心の中で一瞬思ったりする。「この人と出会うのがわかっていたならもう少し待ってみても良かった...」なんて。

「出会いには順番があるとはいえ、彼氏ができた途端にもっと心を揺さぶるような人に出会ったり、結婚した途端に、理想だった相手に出会ってしまったりするのは、神様に試されてますよね。

最初からそっちと出会わせてくれればいいのにさ。」サヨさんが友達には言えないような毒を吐いた。人間を比べてもどうしようもないのはわかりきっているし、彼だって、夫だって妥協して選んだわけじゃない。むしろ、とっても素敵な人だとさっきまで満足してたのに、なんで「もっと好きになってしまいそうな人」に出会ってしまうんだろう?それに「彼がいる」て言う私を、なんであの人は追いかけてくるんだろう?

愛されている幸せを感じている女は、出会いを探している時や、恋を熱望している時には決して放たれない濃厚な「獲物フェロモン」が出ている気がする。決して自分のモノにはならない幸せそうで満たされた「他人のオンナ」だからこそ。「他人の彼女」「他人の奥さん」効果も相まって、先天的ハンター能力を兼ね備えたオトコ達の狩猟スイッチを押してしまうのだと思う。

先天的狩られたい願望を持った女は、追われる優越感に浮かれてしまったり、ついつい逃げたり振り向いたりしたくなって、もう止まらない「追いかけっこ」がスタートしてしまう。

ここで残念なのは、うっかり追いかけっこをスタートしてしまうと、必死になっている間に「幸せ全開オーラ」の魅惑のフェロモンがみるみる減少すること。幸せのオーラって余裕の産物だと思う。浮かれた浮気ゴコロがうっかり彼や夫に浮気心もバレたりして揉めしてしまったら「他人のモノ感」も薄れていく。ハンターだったはずの彼は、獲物感が薄れた途端あなたに魅力を感じなくなる。結局「彼を追い始める頃には彼は逃げ始める」の見事な図式が出来上がってしまう。

そして結局「二兎を追う者は一兎をも得ず」。「あぁ、元カレの方が良かった....」なんて心底後悔しても遅いのだ。

■◇おわりに

オンナは幸せな方がモテる。オンナは愛されている方がモテる。

結局、スタイルが良くても、容姿が美しくても、必死に追うだけの女はモテないわけだ。ということは、出会いを求めている頃から、誰かに愛されている幸せオーラを出しつつ、誰かを愛している余裕を兼ね備えればいいわけだけれども

「愛されている幸せオーラ」とやら、自家発電できる代物なのだろうか?それにはやっぱり、自分を愛して、周りにいる家族や友人も心から大切にして「満たされ感」を出す他ない。キレイ事に聞こえます?でも、「恋への必死感」は間違いなく薄れるし「誰かを愛している余裕」が「満たされ感」を少しは醸し出す気がする。

モテる為、出会いの為にはまず、自分と周りの人を全力で愛してみよう。「フリ」でもいいから。勝負はきっとそこからだ。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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