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ミロスラヴァ・デュマ---ファッショニスタの顔、仕事の顔、そして母の顔。

  • 2016.4.18
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Photo: ©Michael Holmes Photo & Pioneers.io

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スナップの常連、ミロスラヴァ・デュマ。ファッションサイト「buro24/7」の創立者である彼女は、今回、日本経済社と欧州のパイオニアーズが共同で主催した企業イベント「パイオニアーズ・アジア」に出席するために来日した。ファッショニスタ、そしてビジネスマン、母親という3つの顔をもつ彼女の魅力に迫った。

——今回来日した理由をお教えてください。

今回来日したのは、自分の会社「buro24/7」を代表して「パイオニアーズ・アジア」に出席するため。大好きな日本にまた来られたことは、すごく嬉しいわ。来日は今回で3回目となるのだけど、日本は安全でとてもきれい。人も礼儀正しくて優しくて知性があって……わたしも常にそうありたいと思っているからとても共感するの。本当に住みたい! と思うぐらい大好きな場所ね。いつか日本で「buro24/7」をローンチすることが私の夢なの。

——「buro24/7」がたくさんの方に注目されている理由は何だと思いますか? また成功のカギを教えてください。

モンゴルやシンガポールなど、従来のファッションサイトではあまり見られない国への進出が理由のひとつだと思うわ。他とは違うことをしたかったの。ポピュラーになるための戦略のひとつね。そのおかげで色々な企業も興味を示してくれるし、手応えを感じているわ。なかでもシンガポールは、ラグジュアリーやファッションへの関心度の高さや反応の良さが進出の決め手。成功のカギは働き者のスタッフ、チームの連携、タイミング……いろんな要因がパズルのピースのようにピタっとはまったからだと思っているわ。なにかひとつの大きな要因があったということではないわね。

——子育てと仕事の両立をしていく上で、大切にしていことはありますか?

日曜日は10時ぐらいにゆっくり起きて、子供とだらだら過ごしながらランチを食べているとあっという間に夕方になってしまうことも。母親として子供と過ごす時間はすごく大切にしているの。一方ファッションウィーク中は、朝からショー、ミーティング、プレゼンテーション、ディナー……分刻みのスケジュールをこなす日々。両極端だけど、これが不思議とこなせてしまうのよね。どうやら私は忙しいほど頑張れしまう体質みたい。やることがあるほどパワーが湧いてくるの。だから子育てとビジネスの両立は全然苦にならないのよ!

——先日行われた2016−17秋冬コレクションでは、いつもよりリラックス感のある着こなしでしたね。ファッションにおいて今のムードを教えてください。

最近はフラットシューズやスニーカーが私のキーアイテム。小柄なのでヒールを履かないと子供っぽく見られてしまうこともあるけどね。でもファッションウィーク中はビジネスも並行してこなさないといけないから、とにかく快適さが必要なの。ここ最近トレンドも心地よさや快適さ、そういったムードに移行していたのも理由のひとつかもしれないわ。わたしもそうであるように多くの人が“心地よさ”を求めているのだと思う。「ファッションは我慢」という言葉にはもちろん賛同する部分もあるけど、“心地よさ”が今の私にとっては最優先事項なのよ。 

——小柄にも関わらず常にファッショナブル。あなたのスタイルに憧れる日本のファンにアドバイスがあれば教えてください。

私でいいのかしら?なぜなら今まで数えきれないぐらい失敗をしてきたからよ!ファッションが大好きだからこそ、今までトレンドや気になるアイテムは積極的に試してきたけれど……その分、体型に合わない着こなしをしてしまったことも多々あったわ。そのおかげで似合うものと似合わないものが分かったというのもあるけれどね。今はトレンドを追いかけるよりも、自分に自信を持って好きなものを着る。いわば反トレンド的な着こなしがクールだと個人的には思うわ。

参照元:VOGUE JAPAN

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