うちの旦那さまは、ボルドーで酒造りをスタートするため、昨年から幾度となく試作を重ねています。
試作の度に、お土産として渡されるのが、酒造りの副産物である酒粕です。酒粕は「日本のスーパーフード」とも称されるほど栄養が豊富で、お肌にも良いといわれています。
そこで早速、山盛り大さじ2杯ほどの酒粕を手全体にしっかり馴染ませてから水で洗い流すと、たったそれだけで手がワントーン明るくなり、しっとりとした肌に変化、思わず目を疑いました。1回だけでは元に戻ってしまうため、朝晩の習慣として続けてみると、以前より確実にしっとりしているのを実感しています。仕上げにクリームを塗って保湿をすれば、さらに効果的です。
手に塗るだけでこんなに変化があるのであれば、摂取することでどんな効果があるのだろう?と密かに期待しながら、日々の食事に取り入れる工夫をしています。
そこで今回は、酒粕レシピの中でも、手軽にできておいしい、お気に入りの一品をご紹介します。
茹でておいたブロッコリーに、オリーブオイル、酒粕、おいしい天然塩(フレーク状になっているMaldonの塩がおすすめ)、クミンパウダーをふりかけ、180度のオーブンで焼きます。ほんのり焼き色が付いたら完成です(約10分)。
オーブンで火を入れることで、酒粕のアルコールや独特のクセが抜け、まろやかでコクのある味わいに変化します。酒粕だと気づかないほど、食べやすい仕上がりです。また、オリーブオイル、塩、クミン、酒粕の組み合わせが絶妙で、お皿に残ったオイルをパンにつけていただくのも絶品です。
今回は茹でたブロッコリーを使いましたが、オリーブオイルとおいしい天然塩をまぶしたニンジンやレンコン、ポテトなどの根菜をじっくりオーブンで焼き、仕上げの10分前くらいに酒粕を上から散らして焼き上げてもおいしくなりそうです。ぜひ、お好みの食材でアレンジを楽しんでみてください。
レシピは目安です。気軽に試していただけたらうれしいです。
★ブロッコリーと酒粕のオーブン焼き★
【材料】(2人分)ブロッコリー1株エキストラバージンオリーブオイル大さじ3〜おいしい天然塩ふたつまみクミンパウダー小さじ1/2〜酒粕大さじ山盛り3
【作り方】1. 準備:オーブンを180度に温めておく。ブロッコリーを小分けに切る。沸騰したお湯に塩(分量外)を入れ1分半〜2分茹でる。水気を切っておく。2. 耐熱皿に1のブロッコリーをひき、残りの材料をブロッコリーにふりかけていく。3. 温めておいたオーブンに2を入れ、酒粕に軽く焼き色が付いたら取り出す(10分程度)。
【ポイント】・オリーブオイルをたっぷりかけるのがおすすめです。