オアシス、再結成ツアーを映画化へ

2009年に突如解散して以来、約15年ぶりにワールドツアーを行うオアシスが、再結成ツアーをドキュメンタリー映画に収めることを発表した。ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のクリエイターで、アカデミー賞ノミネート経験を誇るスティーヴン・ナイトがクリエイターとプロデューサーを務め、グラミー賞の最優秀長編ミュージックビデオ賞ノミネート経験のあるディラン・サザーンとウィル・ラブレスがメガホンを取る。

サザーンとラブレスは、1990年代後半から2000年代前半におけるニューヨークのミュージックシーンを描いたドキュメンタリー『Meet Me In The Bathroom（原題）』や、LCD Sound Systemのドキュメンタリー／コンサート映画『Shut Up And Play The Hits（原題）』で知られる。映画の詳細や公開日は明らかになっていないが、ドキュメンタリーとコンサート映画を掛けあわせたハイブリットな作品になる可能性があるようだ。配給はソニー・ミュージック・ヴィジョンが手がける。

90年代初頭に兄弟で結成し、世界に旋風を巻き起こしたオアシスは、2009年に解散。その後はそれぞれソロ活動をしていたが、デビューアルバム『Definitely Maybe』発売30年を控えた昨年8月27日、ファン待望の再結成を発表した。「OASIS LIVE 25」ワールドツアーは、7月のカーディフ公演で幕を開け、イギリス国内とアイルランドをまわった後、北米とメキシコを巡り、9月末にロンドンのウェンブリー・スタジアムに凱旋。10月には東京ドームで日本公演を行い、ワールドツアーはオーストラリア、アルゼンチン、チリ、ブラジルと11月まで続く予定だ。

Text: Tae Terai

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