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「ウソでしょ…」介護中の義母の入れ歯トラブルが激減!月イチの口腔ケアで驚くべき結果が【体験談】

  • 2025.3.14

現在90代の義母を介護しています。歯医者さんに入れ歯の調整で自宅に来ていただいたのをきっかけに、月に一度口腔ケアを受けるようになりました。口腔ケアを受け始めたら、入れ歯の調子も良くなり嚥下(えんげ)機能が改善したお話をご紹介します。

義母の入れ歯の調子が悪くなり……

脳梗塞(のうこうそく)の後遺症で体の左側にまひがあり、食べものを飲み込みづらくなっていた義母が、入れ歯を入れると痛いと言い出しました。

そこで、入れ歯を作っていただいた歯医者さんに連絡して、家まで来て診ていただいたところ、飲み込む力が弱くなったせいで噛むことが減り、歯茎の形が変わってきたとのこと。歯茎の形に合うように入れ歯の樹脂の部分を削ったり、樹脂を付け足したりして調整していただきました。そのおかげで、入れ歯を入れて食事をしても痛みなく食べられるようになったようです。

口腔ケアを開始する

そのとき、歯医者さんに口腔ケアを受けることを勧められました。なんでも口の中には細菌がたくさんいて、常に清潔にしておかないと病気の原因になることもあるのだそうです。それまでは義母に食事のあとにうがいをさせるくらいだったため、さっそく次の週から口腔ケアをお願いしました。

まず入れ歯をとってから、専用のやわらかいスポンジブラシで口の中の汚れをかき出していただきました。歯がなくなり歯の根っこだけが残っている状態の歯茎の中にも小さなごみがたまっているとのことで、小さなブラシでかき出します。さらに舌の上にも細菌がいっぱいあるとのことで、舌の上も舌専用ブラシでやさしくこすってもらい、最後に口腔用の濡れティッシュで口の中を拭いてもらいました。義母も口の中がスッキリした様子でした。

口腔機能改善の効果も

歯医者さんによると、口腔ケアをすることで唾液の分泌が良くなり、ひいては飲み込む機能の改善にもつながるのだそうです。さらに、誤嚥(ごえん:食べものや唾液が気道に入ること)の予防にもつながるとのことでした。

また、口の体操も教えていただきました。まず大きな口で「あ・い・う・え・お」とゆっくり発音。これを10回繰り返します。さらに「パタカラ」、「パタカラ」と50回ほど早口で繰り返します。

先生によるとこの口の体操をすることで、のどの筋肉が鍛えられ飲み込む力が改善されるだけでなく、顔の血流も良くなって、脳にも刺激が伝わり認知症予防にもつながるのだそうです。

まとめ

最初のうちは週1回、半年経った今では月1回ずつ口腔ケアを受けていますが、そういえば最近義母が食事中にむせ込むことが少なくなったような気がします。

脳梗塞のあとは流動食しか食べられなかったのですが、半年経った今では、果物やトマト、かぼちゃ、じゃがいもなどやわらかいものなら、噛んで食べられるようになりました。今後も口腔ケアと口の運動は続けていこうと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:里村麻衣子/50代女性・主婦。子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、 趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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