有名牛丼チェーン「ニコ牛」の店長マユミさんは、小学1年生の息子を持つシングルマザー。ストーカークレーマー客・茂樹林に悩まされていたところ、恩人のエリアマネージャー・大橋さんが出禁を言い渡し、助けられました。
しかし、マユミさんに対するストーカー行為は一向におさまらず、マユミさんの自宅を特定し、「何もかもすべてをお話します」と書いた手紙を送りつけてきます。
恐怖を感じたマユミさんは、事情を知る大橋さんに相談し、閉店後の店に茂樹林を呼び出し、本心を伝えることにしました。
そこでマユミさんは、茂樹林が実は「何でも屋」で、嫌がらせは大橋さんに依頼されて迷惑行為をおこなっていたという衝撃の事実を知らされます。
にわかには信じられないマユミさんに茂樹林は、大橋さんと契約したことがわかる証拠映像を見せます。さらに、茂樹林は数週間にわたって大橋さんを監視し、家に侵入して驚くものを見つけたと言います。
次々あらわになる上司の裏の顔
「大橋の趣味はね、マユミさんを盗撮することなんですよ！」
茂樹林は大量のマユミさんの写真を、大橋さんの部屋から持ってきたと言います。
さらに部屋には、マユミさんが嫌がらせをされて困惑している表情の写真が、大きな額縁に飾らていたと言い、その証拠写真を見せてくれたのです。
茂樹林は大橋さんが嫌がらせを依頼したのは、マユミさんをわざと困らせて写真を撮り、ついでに自分の好感度も上げるためだろうと指摘。
「自分が嫌がらせしたくせに～」と笑うのでした。
マユミさんを困らせて盗撮を楽しんでいたなんて、大橋さんのモラルを疑いますね。
しかも上司の立場を利用してマユミさんに近づいており、極めて悪質な行為と言えるでしょう。
大橋さんには罪を償ってもらうのはもちろん、社会的にもしかるべき処分を受けてもらいたいものです。
著者：マンガ家・イラストレーター くまお
ベビーカレンダー編集部