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マジシャンとしても活躍する「キャプテンハーロック」コスプレイヤー「衣装は丈感にこだわった」<ワンフェス2025[冬]>

  • 2025.3.13
「宇宙海賊キャプテンハーロック」エメラルダス/まゆろんさん(写真左)、ハーロック/メイガスさん 撮影:ソムタム田井

【写真】「宇宙海賊キャプテンハーロック」エメラルダスのコスプレを披露したまゆろんさん

漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。2月9日には、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られるイベント「ワンダーフェスティバル2025[冬]」(ワンフェス)が千葉・幕張メッセにて開催され、大勢のサブカルファンが来場。ホール内はもちろん、屋外に設けられたコスプレエリアも終日、大盛り上がりとなっていた。

WEBザテレビジョンでは、そんな「ワンフェス」を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

「ワンフェス2025[冬]」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?

■「宇宙海賊キャプテンハーロック」エメラルダス/まゆろんさん

松本零士先生が描かれる独特のシルエットを再現したくて、衣装制作を頑張りました。襟元の折り返し、ケープの形、レオタードのフィット感など、イメージに近づくよう調整しながら作成しました。特に、マントやケープ、ブーツの丈には気を付けて、全体のバランスを見つつ、こちらのサイズ感で仕上げました。

ウイッグはナチュラルな雰囲気に仕上げたくて、根本をグレーに染めているのがポイントです。また、イラストと照らし合わせて毛量はかなり多めにしてみましたが、次にエメラルダスのコスプレをする際はもう少し顔になじむよう、ボリュームを調整しようと思います。

■「宇宙海賊キャプテンハーロック」ハーロック/メイガスさん

これまでは“ガワコス”しかしたことがなかったので、顔出しの本格的なコスプレとしては今回が初体験です。衣装のパーツの多くは3Dプリントで制作。脛当てやベルトは本革で作成しています。スーツ本体は、よさそうなベース服をいったんバラして生地として使い、型紙から作り直しています。マントも一から型紙を起こし、襟の大きさやカーブを調整して作りました。

メークに関してはかなりこだわったつもりですが、鏡を見て、キャラクターの雰囲気を再現することの難しさを改めて実感しました。また、ウイッグも毛量が不足気味で、とても崩れやすくなってしまって…。風が吹いてもビクともしないウイッグを制作されている上級者の方々のすごさを再認識しました。

「ワンフェス2025[夏]」は7月27日(日)に開催!

「ワンフェス」は、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる催しとして、多くのサブカルファンから親しまれている大型イベント。毎年2月と7月に開催され、その都度、異なるテーマを打ち出しているが、40周年を迎えたこの度の「ワンフェス2025[冬]」では「タツノコワンフェス」という企画を実施。

こちらは、アニメ制作会社タツノコプロの代表作「タイムボカンシリーズ」の放送開始50周年を記念した催しで、7・8ホール内で特別展示ブースを展開。タツノコプロ作品を題材に制作された100点以上の造形物・フィギュアの展示に加え、アパレル、雑貨、ゲームなど、バラエティーに富んだアイテムの販売も行われ、好評を博していた。

こうして大盛況のうちに終了した「ワンフェス2025[冬]」に続き、次回の「ワンダーフェスティバル2025[夏]」は7月27日(日)に開催が決定。もちろんそれまでの期間にも、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で多数開催予定で、いずれも盛り上がることが予想される。

はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲーム、特撮などのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文=ソムタム田井

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