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【富山|誰にも教えたくない】「ベニズワイガニマウンテン」「ホタルイカのなめろう」が食べられる!圧倒的プレゼンテーションに感動した寿司店《鮨たねや》

  • 2025.3.14

MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送るホテルライター・グルメライターの【岩井なな】です♡
年間100以上のホテルや旅館などの宿泊施設を利用して、そこを拠点に地域の魅力を発信しています。

富山県立山町で忘れられないお寿司店に出会ったのでご紹介します!「ベニズワイガニマウンテン」や「ホタルイカのなめろう」、他にもインパクト抜群な上に、そのビジュアルを超える味わいのお寿司をいただくことができました。これぞ“誰にも教えたくない”だと感じつつ、富山を訪れる皆さまにも楽しんでいただきたのでシェアします♡

移転オープンし富山県立山町で営む寿司の名店【鮨たねや】

著名人もお忍びで訪れる寿司の名店「鮨たねや」は、富山県立山町でひっそりと営業しています。
アクセス方法は、富山地方鉄道本線の「電鉄富山駅」(JR富山駅すぐそば)から乗車し30分足らず、最寄りの「上市駅」で下車。そこからタクシーで約8分でお店に到着します。

かつて富山きときと空港で営業していた「鮨たねや」は、惜しまれつつ閉店。その後、立山町に移転オープンしました。
お店に入った瞬間、大将・種口さんの明るく親しみやすい人柄に引き込まれます。

カウンター5席に加え、座敷席も数組分あり、店内は広々としています。シンプルな空間で、お寿司にしっかり集中できそうです。
今回は、事前に電話予約をしてうかがいました。

カウンター席に座り、ふと後ろを振り返ると、雄大な立山連峰が広がっていました。絶景を眺めながら味わうお寿司は、まさに富山の魅力を堪能するのにぴったりの組み合わせです。

ちなみに、この場所に移転オープンしたのは、前の店舗で生まれたご縁がきっかけだったそうです。移転オープンしたことを知らずにただ閉店してしまったと思っている方には、この機会に新しくなった「鮨たねや」を知っていただきたいです。

8,500円のランチがコスパよく感じるほど!圧倒的なプレゼンテーションに感動するお寿司

お寿司12貫とお味噌汁がセットになった8,500円のランチメニューをいただきました。
まずは、50箇所包丁を入れたという天然本鮪。大将が「名刺替わり」というほどの自信作です。甘くて、歯を落とした瞬間にほろりととろけるマグロの味と食感を今この瞬間も思い出せるほど。記憶に残る美味しさでした。

20日間熟成し脂を最大限に感じられるようにしたという目鯛には、フリーズドライした富山県産庄川ゆずで香りづけ。白身魚の淡白さと、白身魚と思えないほどの脂乗り、このふたつが出会いバランスを取るとは。びっくりしました!

「鮨たねや」の名物のひとつベニズワイガニの握りは、シャリが隠れるほど大量のベニズワイガニが贅沢。カニの上にさらにカニを、目の前でもりもりに盛ってくださる演出が圧倒的でした。
脚と胴を別々に茹でることで、それぞれ最適な加減に仕上げられたベニズワイガニ。朝茹でだからこそ叶う、色、食感、味わいの三拍子にうっとりしてしまいます。

続いて、富山県魚津市でとれた美しいピンク色のヤナギバチメ(メバル)。つるんと噛応えがあり美味しい!

クルマダイは、肝醤油で。タイの美味しさにさらに深い味わいをプラスする肝醤油がたまりません。

富山県氷見市の大羽イワシ(おおばいわし)は、マイワシの中でも大型のものを指し、脂がのっているのが特徴です。噛むほどにイワシ特有の田舎っぽい味わいが滲み出てきて、その余韻を永遠に楽しんでいたくなりました。

真鯛は、ほどよい弾力と皮特有の甘みが絶品。噛むほどに広がる甘みを追いかけたくなります。

今年は例年よりも価格が高騰しているホタルイカ。この日は、富山県射水市の新湊漁港から届けられました。

ホタルイカは、なんと“なめろう”で…!目の前で細かく刻み、お味噌を加えて仕上げたなめろうを、シャリの上にあふれるほどたっぷりトッピング。ホタルイカのなめろうは初体験でしたが、肝とお味噌が絡み合う濃厚な旨みと、浅茹でホタルイカの柔らかくプリッとした食感が至福の美味しさでした。

この段階ですでに心が満たされ過ぎていましたが、感動のプレゼンテーションはまだ続きました。

たっぷりの白エビが輝く、昆布が巻かれた軍艦。白エビの皮剥きは非常に手間がかかり、そのまま使われる白エビはとても貴重です。1匹でもねっとりと甘い白エビが、これだけ集まると美味しくないわけがありません。
その隣には、完全無添加のカニミソが贅沢に乗ったカニ軍艦ももちろん絶品でした。

東京湾の穴子は、珍しい酒蒸しのスタイルで提供されます。ふわふわでありながら、しっかりとした食感を持つ穴子は、シャリが見えないほどの大きさで、信じられないほどのボリューム感です。

最後に提供されたのは、水を一滴も使わずに作られたお茶漬け。昆布と鯛、そして富山県黒部市の銀盤のお酒のアルコールを1時間以上かけて飛ばしたお出汁が使われています。
第一印象で感じるお酒の風味と、鯛やのりの優しい味わいが、このすばらしい食事の時間を見事に締めくくります。

本来なら決して安くない8,500円という価格ですが、それでもこの高いクオリティと圧倒的なプレゼンテーションに、コスパのよさを感じざるを得ませんでした。富山にお越しの際は、ぜひこの感動体験を味わってみてください。

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