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外出先で被災したら?取るべき行動&備えるべき防災グッズ

  • 2025.3.18

自然災害が多い日本では、地震などの災害がいつ発生するか分かりません。自宅にいるときに限らず、職場にいるときや通勤中、休日のお出かけ中などに被災する可能性も。外出先で被災したときに取るべき行動や、備えるべき防災グッズをご紹介します。

まずは命を守る行動を!

外出先で被災したら、まず命を守る行動を。シチュエーション別に取るべき行動をまとめました。

地震のとき

オフィス
窓ガラス、キャスターつきのオフィス機器、大きな戸棚などからすぐに離れ、落下物が少ない場所に移動しましょう。揺れが収まって避難するときはエレベーターを使わず、階段で避難を。余震や停電でエレベーターが停止して閉じ込められることがあります。

エレベーター
行先階のボタンをすべて押して、最初に停止した階で降ります。万が一閉じ込められたら、非常用インターホンで救助を要請しましょう。


ハザードランプをつけて減速し、道路の左側に停止してエンジンを切ります。駐車場や空き地があればそこに停車します。揺れが収まるまで待って、カーラジオなどで情報を入手しましょう。車を置いて避難するときはドアロックをせず、キーをつけたままにして連絡先を書いて残します。

海岸付近
すぐに高台へ避難します。津波の情報を入手し、警報や注意報が解除されるまで近づかないようにしましょう。

参考サイト:最新の津波警報・津波注意報・津波予報(気象庁ホームページ)

台風・大雨のとき

最新の気象情報とハザードマップ、区市町村の避難情報を入手し、早めの避難を心がけましょう。道路が浸水している場合は建物の2階以上に避難する方が安全なケースがありますが、洪水などで建物が流されることもあるため、状況に応じて判断することが大切です。

大雪のとき

大雪のときは公共交通機関が止まったり、道路が通れなくなったりすることがあるため、不要不急の外出は控えましょう。やむをえず外出するときは、滑りにくい靴を履き、荷物はリュックに入れるなどしてなるべく両手をあけるようにします。

安否確認と連絡手段

外出先で被災したとき、家族など大切な人と安否確認をしたり、連絡を取ったりする方法をまとめました。いざというときに備えて複数の連絡手段を知っておくと安心です。

SNS

災害時は電話回線が混雑状態となり、携帯電話や固定電話がつながらなくなることがあります。一方、インターネット回線を利用するSNSはつながりやすいツールです。
 
LINEやX(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどを緊急時の連絡手段として活用できます。ただし、災害時は誤情報・偽情報が出回りやすく、情報の信頼性に注意が必要です。

災害用伝言ダイヤル(171)

NTT東日本・NTT西日本が運営している、災害時に電話がつながりにくくなったときに提供される声の伝言板サービスです。
 
171をダイヤルし、ガイダンスに従って伝言の登録・再生ができます。加入電話、公衆電話、ISDN、携帯電話・PHS、IP電話から利用可能です。

災害用伝言板(Web171)

NTT東日本・NTT西日本が運営している、災害時に電話がつながりにくくなったときに提供されるインターネット上の伝言板サービスです。
 
インターネット経由で災害用伝言板(Web171)にアクセスし、ガイダンスに従って文字の伝言を登録・確認することができます。
 
災害用伝言ダイヤル(171)と災害用伝言板(Web171)は連携しており、それぞれで登録された伝言内容を相互に確認できます。

災害用伝言板(携帯電話各社)

携帯電話各社が災害発生時に提供している伝言板サービスもあります。災害用伝言板にアクセスし、ガイダンスに従って被災地域の人が伝言を登録し、安否を確認したい人が伝言を確認できます。

外出中の被災を想定した防災グッズを備えよう

被災時はさまざまな困難に直面します。少しでも困りごとやストレスを軽減できるよう、外出中に被災することを想定した防災アイテムを備えておきましょう。

移動中

徒歩や自転車、公共の交通機関などで外出するときは、災害時に役立つ最小限のアイテムを「防災ポーチ」や「防災ボトル」に入れて持ち歩くのがおすすめです。

防災ボトルとは、プラスチック製のドリンク用ボトルに防災グッズを収納したもの。やわらかいポーチに比べて「水に強い」「つぶれにくい」などのメリットがあります。

【防災ポーチや防災ボトルに入れるものの例】
● あめ、ようかん、チョコレートなどの食品
● モバイルバッテリー
● ホイッスル、小型ライト
● 常備薬
● マスク、生理用品などの衛生用品
● ハンカチなどの布製品
● 冬はカイロ、夏は冷却シートなど
● メモ用紙や筆記用具

職場

職場で被災したとき、その場にとどまるための備えをしましょう。まずは職場にどのような備蓄があるのか把握し、それに加えて自分に必要な防災グッズをロッカーなどに常備しておくと安心です。

【職場に常備するものの例】
● 飲料水
● 食品
● モバイルバッテリー
● 常備薬
● マスク、生理用品などの衛生用品
● 歩きやすいスニーカー
● 冬は防寒グッズ、夏は冷却グッズ
● 携帯トイレ

車で移動するときはより多くのものを備えられます。上記の防災グッズを基本に「飲料水や食品を多めに用意する」「防寒対策に毛布を用意する」などの工夫をしましょう。

ガムテープやビニール袋も車に備えておくと役立ちます。ガムテープはメモ代わりや破れた服・靴の応急処置に、ビニール袋は感染予防の手袋やレインコートの代わりなどに活用できます。

参考サイト:防災ブック「東京くらし防災」(東京都防災ホームページ)

(まとめ)
災害はいつ発生するか分からないからこそ、備えが大切です。日ごろから情報収集や備えをしていざというときに身を守り、少しでも困りごとを減らせるようにしましょう。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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