東京での開幕シリーズが間近に迫る中、MLB公式サイトは11日(日本時間12日)、各球団のラインナップをランク付けし、その中からトップ10を発表した。最強打線に選ばれたのはドジャースで、“僅差”でメッツが続いた。
■ド軍は対戦投手によって組み替え可能
MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は、各球団のラインナップを改めて評価。その上で「開幕直前、最強打線トップ10」と題し、記事を公開した。出遅れが確定している選手も組み込んでおり、あくまで今季想定されるメインオーダーを対象とした形。その中で1位に選出されたのは、やはりドジャース打線だった。
同記者は下記の通り予想しつつ、投手として復帰する大谷の盗塁数減少など懸念材料も複数提示。それでも「ドジャースはスター選手がいるだけでなく、対戦投手に応じて柔軟に打線を組み替える流動性も備えている。そのため、彼らが7シーズン連続で800得点を超えるのは確実」と主張し、最強打線に指名した。
1(DH)大谷翔平
2(遊)ムーキー・ベッツ
3(一)フレディ・フリーマン
4(右)テオスカー・ヘルナンデス
5(三)マックス・マンシー
6(捕)ウィル・スミス
7(左)マイケル・コンフォート
8(二)トミー・エドマン
9(中)アンディ・パヘス
■リンドーア、ソト、アロンソは驚異的
ドジャースに続く2位となったのはメッツで、以下のラインナップとなった。同記者は「ドジャースとメッツ、どちらが1位か胃が痛くなるほど悩んだ」と明かし、2球団は“僅差”とした。
1(遊)フランシスコ・リンドーア
2(右)フアン・ソト
3(一)ピート・アロンソ
4(左)ブランドン・ニモ
5(三)マーク・ビエントス
6(DH)ジェシー・ウィンカー
7(捕)フランシスコ・アルバレス
8(二)ジェフ・マクニール
9(中)ホセ・シリ
同記者は「メッツのトップを飾るリンドーア、ソト、アロンソの驚異的な1、2、3番は、ドジャースと並んでメジャー最高の1つとして語られるのにふさわしい。しかし、下位打線に関しては未解決の課題が残る」と指摘し、実力発揮が可能か疑問符を付けた。そのため、「課題が解決するまでは、ソトの新しいチームをナンバーワンと断言するのは時期尚早だろう。最終的には彼らをロサンゼルスの下に置いた」と説明した。
3位にはブレーブスが入り、4位フィリーズ、5位レッドソックス、6位オリオールズ、7位ヤンキース、8位ダイヤモンドバックス、9位パドレス、10位レンジャーズという並びになった。