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他人には理解されない? 【変わった恐怖症】の数々 エスカレーター、鳥の大群、巨大風車… そのワケとは

  • 2025.3.12

SNSや掲示板サイトで報告多数

人には理解されにくくても、自分にとっては恐怖の対象

2025年3月上旬、X(旧ツイッター)では「お知らせ恐怖症」というワードがトレンド入り。耳慣れない名前に多くの人が注目しただけでなく、ネット上ではほかにも一般的にはあまり理解されないものの自分自身が抱えていると感じる「変わった恐怖症」について話し合う場面が見られました。

冒頭で触れたお知らせ恐怖症とは、推し活(応援)しているアイドルやグループ、アーティストなどからの「ファンの皆さまへ大切なお知らせ」といったタイトルで届く通知が怖い、というもの。活動休止、メンバー卒業(脱退)、スキャンダル報道への釈明、結婚、引退など、応援する自身にとって望まない情報が知らされるのではないかと、その形式張ったタイトルから感じ取り不安が募る現代人は少なくないようです。

このようにここで言う恐怖症とは、実際の恐怖感に加えて強い忌避感や不安感、また場合によっては生理的不快感など、広義での恐怖を指すもよう。女性ユーザーが多く利用する巨大掲示板サイト「ガールズちゃんねる(ガルちゃん)」では、同月11日に「変わった恐怖症」というタイトルのトピックが立ち、1日で数百件のコメントが投稿されました。

トピ主が「赤い背景に黒い文字が書いてあるもの」を挙げたところ「赤と黒は怖い」と共感する声が寄せられたほか、「テレビ番組のお知らせ表示」が怖いというユーザーも。なかでも共感が多かったのは、下りのエスカレーターや下りの階段。吸い込まれてしまうのではないかとか、転倒するのではという怖さがよぎるようです。

巨大なもの、数の多いもの(集合体)を怖いと感じる人も少なくないようです。巨像や遺跡、風力発電の巨大風車。また電線に止まった鳥の大群などは、実際目にするとただならぬ雰囲気を感じる人もいるのではないでしょうか。似たものとしてはレンコンの穴、シダ植物(葉の裏の胞子嚢)などもありました。

深海や深海の生き物など、人智の及ばない未知の環境への恐怖感は人間の根源的なものなのかもしれません。異形のものへの畏怖・恐怖としてはお面・仮面や、着ぐるみ・被りものも挙げられています。

また、日常でよく目にするものが“人間の顔に見える”ことに恐怖を感じるとの声も。具体的にはパンジーの花、胡蝶蘭、さらにコロッケの衣などの凹凸が人間の顔に見る、ジャガイモがどれも顔に見えるという指摘は多数の賛同を集めました。実際の人間の部位として挙げられたのは、手首に透けて見える血管や、アキレス腱。血管など命に関わる器官が見えていることに不安感を覚えるようです。

日常生活で見掛けるものかつ五感に関わるものとして、「爆弾を落とされるのではという恐怖心」から飛行機や飛行機の爆音を挙げる人、「パツパツに膨らませて今にも割れそう」なバルーンアートを挙げる人、また「手触り/耳障りが強い不快感を呼び起こす」「想像するだけでもイヤ」との理由で片栗粉や、歯でアルミホイルをかむ感触を挙げる人も。

こうした発信はいずれも少なからぬユーザーたちの共感を集め、長年くすぶっていた恐怖心の解放に一役買っているようでした。あなたは、人には理解されにくいけど恐怖感や不安感を覚える対象はありますか?

(LASISA編集部)

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