張本美和、16歳次世代エースが世界26位との日韓対決に挑む　世界2位の王曼昱が“最大の難関”か、上位進出かけて初陣へ【WTTチャンピオンズ重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は12日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング6位の張本美和（木下グループ）は同26位の朱芊曦（韓国）と対戦する。

■KA神奈川ではチームメイト

日本女子は今大会、早田ひな（日本生命）、大藤沙月（ミキハウス）が初戦を突破し、伊藤美誠（スターツ）が世界3位の王芸迪（中国）に敗戦。張本美が4人目として1回戦を戦うことになる。
今年は2月上旬の「シンガポールスマッシュ2025」では同18位の何卓佳（中国）の前に2回戦で敗退したが、2月下旬に行われた「ITTF-ATTUアジアカップ2025」ではベスト8に進出し、同1位の孫穎莎（中国）相手に敗れたものの世界女王と真っ向勝負を演じた。
今大会初戦で戦う朱芊曦はTリーグの木下アビエル神奈川のチームメイトであり、2022-23シーズンからともにプレーする間柄。WTTシリーズでは張本美が4勝1敗と勝ち越しており、互いに戦い方を熟知したなか優位に立てるかが焦点となる。
なお、今回張本美は同じ山に同13位のベルナデッテ・スッチ（ルーマニア）、同2位の王曼昱（中国）といった選手がおり、2月のアジアカップを制した王曼昱は最大の難関として立ちはだかる可能性がある。
中国トップ勢が参戦する今大会で1回戦を突破した早田、大藤に続く形で上位進出が期待される張本美。まずは韓国の23歳との初戦で幸先よいスタートを切れるかは注目となる。