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<おむすび>指切りをするのもソーシャルディスタンス、コロナ禍の日常に視聴者も当時を思い返す

  • 2025.3.12
ソーシャルディスタンス指切りをする聖人(北村有起哉)と若林(新納慎也) 「おむすび」第113回より (C)NHK

【写真】結(橋本環奈)は、娘との食事も距離を取る

橋本環奈がヒロインを務める連続テレビ小説「おむすび」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。第23週「離れとってもつながっとうけん」では、コロナ感染の広がりで日常が変わってしまった結(橋本)たちにフォーカス。コロナ禍の辛い心境に触れる内容となっている。(以下、ネタバレがあります)

緊急事態宣言でがんじがらめ

「正直不動産」シリーズ(NHK総合)や「監察医 朝顔」シリーズ(フジテレビ系)の根本ノンジが脚本を担当する「おむすび」は、“ギャル魂”を持つ平成元年生まれのヒロイン・結が食で人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティー”。第23週は、急速に広がっていく新型コロナウィルスの影響で、日常が様変わりしてしまった結(橋本)たちの心境を描く内容になっている。

12日放送の第113回は、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で飲食店が営業自粛に追い込まれる中、理容店を営む聖人(北村有起哉)のシーンからスタート。

「営業しとってもええんでしょうか」と市役所勤めの若林(新納慎也)に教えを乞うていた。不要不急の定義が難しく、がんじがらめになるのは当時のことを思い起こさせる。若林(新納慎也)が「約束やで」と聖人(北村有起哉)と指切りをするシーンでも「ソーシャルディスタンスやから」と距離を保っての指切りシーンが映し出された。

歩の事業は、まさかの絶好調

一方の結はコロナ感染者の食事の摂取量が少ないことを指摘。免疫機能の低下を心配し、ビタミンDを食材変更で増やすことを提案。これに柿沼莉子(しまずい香奈)は前向きに、そして全患者の献立を見直すことを提案。さらに結たちは患者さんとコミュニケーションが取れない代わりに、手紙をつけることを決めた。

その頃、オリジナルブランドを立ち上げた歩(仲里依紗)は、EC事業でまさかの大成功。社員ともども気合を入れて前向きに過ごしていた。

娘との食事も距離を取る結(橋本環奈) 「おむすび」第113回より (C)NHK

自宅に帰った後もマスクをつけたままの結。さらにおむすびを作るのにも、手で直接握るのではなく、ラップで調理。娘・花(宮崎莉里沙)と食事をする際もリビングとキッチンで食べるなど慎重になっていた。

これに対し、父・聖人は「そこまで離れな、あかんか?」と疑問をぶつける。しかし、結は職業柄もあってどうしても慎重になっていた。

コロナ禍の日常を思い返す声

緊急事態宣言という、未曾有の事態を描いた113回の内容に視聴者からは「少し前までは日常だったと思い出す」「今過ごしている日常にありがたみを感じる」などの意見が寄せられた。

コロナ禍の病院は常に試行錯誤 「おむすび」第113回より (C)NHK
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