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伊藤美誠、世界3位相手に奮闘も“中国超え”ならず 王芸迪との注目マッチアップにストレート負けで初戦敗退【WTTチャンピオンズ重慶】

  • 2025.3.12
伊藤美誠(C)WTT
SPREAD : 伊藤美誠(C)WTT

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は12日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング9位の伊藤美誠(スターツ)は同3位の王芸迪(中国)と対戦。ゲームカウント0ー3でストレート負けを喫した。

■シンガポール以来の“再戦”

伊藤は2025年に入り、2月上旬の「シンガポールスマッシュ2025」、2月下旬の「ITTF-ATTUアジアカップ2025」でともにベスト8入りするなど安定した戦い。そんななか、シンガポールスマッシュでも戦った王芸迪と1回戦でいきなりマッチアップが実現した。
第1ゲームは互角の入りとなったなか、王芸迪がわずかにリードする。伊藤はエッジボールの不運もありながら、両ハンドの鋭いボールをミドルに打ち込み、サービスエースも決めるなど追いすがる。しかし、中盤のビハインドが響き8-11で先手を取られる。
第2ゲームも激しいラリーの攻防は続き、伊藤は1-2から鋭いカウンターで王芸迪のフォアを抜く。しかし、王芸迪も2-4から伊藤のスマッシュをカウンターで仕留めるなど対応し、徐々に点差を広げていく。終盤にかけても手を緩めない王芸迪に対して、伊藤は2-11と圧倒される。
第3ゲームの立ち上がり、伊藤は1-2とビハインドとなったところでタイムアウト。直後のボールを回り込んでのフォアで沈めた伊藤は3-3からもフォアで押し切るなど強気の姿勢を貫く。しかし、中盤以降に王芸迪に離される形で4-11で落とし、ストレート負けを喫した。
今大会好調を維持したまま迎えた伊藤だったが、中国トップ勢である王芸迪を崩すには至らなかった。

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