伊藤美誠、世界3位の王芸迪との一戦に公式も熱視線「大物同士の戦い」　過去対戦は“劣勢”も「さらに前進したいと考える」【WTTチャンピオンズ重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2025」は12日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング9位の伊藤美誠（スターツ）は同3位の王芸迪（中国）と対戦する。
今大会の1回戦で実現する屈指の好カードを前に、大会公式も注目試合に取り上げ関心を寄せている。

■2025年に入り好調維持の24歳

伊藤は2月上旬の「シンガポールスマッシュ2025」、2月下旬の「ITTF-ATTUアジアカップ2025」でそれぞれベスト8に入るなど2025年に入り好調を維持。そんななか、シンガポールスマッシュの準々決勝で敗れた王芸迪との“再戦”がいきなり実現することになった。
WTTの公式サイトは12日の注目試合としてこの戦いをピックアップして、「長年にわたり激しい戦いを繰り広げてきたお互いを知る2人の選手、ワン・イーディとミマ・イトウが大物同士の戦いを迎える」と言及。1回戦での屈指の好カードに熱視線を寄せている。
なお、WTTの国際大会での対戦成績は伊藤が2勝9敗と負け越しており、戦前の予想では28歳の世界3位に分があり劣勢に立っている。それでも「イトウはライオンシティで準々決勝に進出しており、シンガポールスマッシュでの好成績を受けて、さらに前進したいと考えている」と今年に入り安定した活躍を見せる日本の24歳にも期待をかけている。
この両者は勝ち進むと準々決勝で日本の早田ひな（日本生命）との対戦の可能性も残している。そんななか、1回戦でどちらが勝ち上がりを決めるのか注目が集まる。