的外れな提案をしていくる不動産業者、初めての住宅購入は前途多難【私の家づくり体験記】

SNSなどで見かけるおしゃれな家。理想の家に住むためには何から始めて、どのくらいの期間で、いくらくらいのお金がかかるの？そこで、マイホーム探しの経験があるシティ読者に話を聞きました。リアルな話だけに参考になりますね。

年齢・・・40代

家族構成・・・母親と二人暮らし

購入状況・・・検討中

週末は実家で暮らし、平日は仕事のため別に部屋を借りて一人暮らしをしています。父親が他界し、一軒家に母親一人が住むことになったのをきっかけに、私と母で一緒に住めるマンション購入を考えました。

買うと決めたら資産計算からスタート。まずは自分で探そうと思ったので、ネットで住みたいエリアの価格やハザードマップを調べ、予算に合った物件をピックアップしました。

悩んだのは住宅ローンのこと。どこの金融機関を選び、変動・固定どちらの金利パターンで組むのが最適なのか、素人にはまったく理解できず、ネット銀行含め数カ所の窓口に聞いて回りました。そのこともあり、これまで無関心だった金利のニュースに敏感になりました。

一番難しいと感じているのが不動産会社との相性。賃貸と比べ購入時は段取りが多く、仲介者との信頼関係が無いと前に進めません。希望と異なる物件を勧められたり、まだ迷っている段階なのに契約を急かされたり。不信感から断ったこともあります。そして現在も、相性のいい不動産会社と出合えておらず、物件を探し中です。

購入したときの年齢・・・40代

家族構成・・・夫婦と子ども2人

購入までの期間・・・検討を始めてから10年以上

「いずれは購入しよう」という気持ちだったので、特に急ぐこともなく夫婦そろってのんびり家探しをスタートしました。また、戸建てかマンションか、新築か中古かなど、こだわりが無かったので選択肢は多かったと思います。

夫は「駅から遠くてもいいから静かで広いところ」、私は「駅から近い場所がいい」と意見が分かれることもあり、なかなか希望条件を絞れませんでした。また、夫婦そろって東京の土地勘が無いため、住みたい街を決められませんでした。

「そろそろ真剣に」と考えだしてからは、気になった物件を見学し、2週間後には「ここだ！」と決断。ぼんやり考え始めてから10年以上かかってしまいましたが、購入した家は景観がよく、各部屋に自然光が入り、とても気に入っています。

後悔ポイントは会社の福利厚生を調べなかったことです。途中で気が付いたのですが、福利厚生のなかに仲介手数料が割引になる不動産会社があったのです。契約が進んでいたので変更はしませんでしたが、住む街などにこだわりが無かったのだから、先にこのポイントを調べておけば良かったと思っています。