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自分で調べず何でも聞く、何度も同じ質問をする…そんな人にはどんな対応が正解ですか?

  • 2025.3.12

物事がスムーズに進む伝え方のテクニック

出典:シティリビングWeb

職場や家庭で自分の考えを正確に伝えるのが難しいことがあります。「どうして分かってくれないのだろう?」「どうして同じことを聞くのだろう?」と悩むことも。その悩みを解消するために、伝え方のテクニックを学んでみましょう。

何度も同じことを言わせないで!と思ったときの対処法

「領収書は宛名の記入が必要です」「出勤のついでにゴミを出して」、職場や家庭で同じことを何度も言う状況。些細(ささい)なことであっても、毎回となるとモヤモヤしますよね。そこで、「どうして何度も聞くのか」「どうしたら覚えてもらえるのか」この対処方法について、コミュニケーションの研究・研修を行っている藤田尚弓さんに聞きました。

出典:シティリビングWeb

同じ目標・結果を見ていないからです

想像力が無いと、人にやさしくできません

「また同じことを聞かれた」という事実が気になる人は思いやりがあり、やさしい人です。同じ質問を繰り返す人は相手のことなんて考えていません。同じ質問を繰り返し聞くことで、相手の時間を奪っていること、仕事に対する温度差を露見していること、チームの雰囲気を悪くしていることを想像できていません。相手に期待するのもほどほどに。職場であれば、質問をしなくても進められる仕事を任せるなど、自分ががっかりしなくていい方法を探しましょう。

教えてくれたのは

出典:シティリビングWeb

藤田尚弓さん

All About 「話し方・伝え方」ガイド。応用心理士。株式会社アップウェブ代表取締役を務める。コミュニケーションデザインの研究を行い、テレビ番組でのコメント、企業や大学などでの講義、執筆活動など行っている。著書は「いい人間関係は敬語のくずし方で決まる」など多数

◆職場編

職場で同じことを何度も聞く人の特徴と対策

シンプルに忘れている

悪気は無く、聞いたことを忘れてしまっている人です。まずは「以前にも伝えましたよ」と忘れている事実を指摘しましょう。その上で、忘れないためにはどうするかを本人が考えるように促しましょう。最初に「どうして忘れたの?」と追及すると、「忙しかったので…」などと忘れた言い訳をさせることになってしまいます。

不安があるから聞く

聞いたことを覚えているけれど、これで合っているか不安があり、確認のために聞く人です。まずは「合っているよ」「自分で判断しても大丈夫」と安心感を与えられる言葉をかけましょう。注意すべきは口頭ではなく、メールやチャットのとき。テキストだと相手の心理が読みにくいため、攻撃的、批判的に受け取られてしまうこともあるので、より丁寧な伝え方が必要です。

聞いていたけれど理解していない

あいまいに聞いており、本質を理解していないと何度も同じことを聞きます。例えば仕事の引き継ぎ。一通り説明し「分からないことはある?」と聞いても、たいていの場合「大丈夫です」と返答されます。それなのに、いざ後任者がその仕事をやってみると分からないことだらけ。説明したから引き継ぎは完了したと思わず、まずは1人でやってもらい、その過程で補足説明をするようにしましょう。

100%は伝わらないと心得る

自分がよく知っている事柄を人に伝えるというシーンには、ミスコミュニケーションが起こりやすい要素がそろっています。自分が知っていることは要素を省いて説明しがちで、聞く側はその不足分に気が付きません。基本的に自分が理解していることを100%伝えるのは難しいのだと心得ておきましょう。

◆家庭編

家族から同じことを何度も注意される人の特徴と対策

分かっているけれど忘れている

例えば「リビングに上着を置きっぱなしにしないで」と伝えても置きっぱなしにする人。注意されたことは分かっていても、いざその時になると忘れてしまっています。悪意は無いので改善の余地があります。ただ、毎回言うのも疲れるので、リビングに「脱いだ上着はクローゼットに」と張り紙をするなどシンプルな対策が効果的です。

深刻に考えていない

例えば「ゴミ出しは決められた曜日に」と毎回言わないとやってくれない人。ゴミ出しのルールは分かっているけれど、それを破ることにどんなデメリットがあるか深刻に考えていません。「決められた曜日に出さないと回収されず、家にどんどんゴミがたまる」など、デメリットを伝えることから始めましょう。「ルールだから」ではなく「やらないデメリット」を理解してもらいましょう。

習慣になっている

習慣になっていることは基本的に「これでいい」「これが正解」と思っていることです。自分に不都合は無いので、意識して変えないと同じことを繰り返します。その場合には「風邪予防のために、帰宅後はすぐにお風呂に入ってほしい」など、相手にメリットがある理由を提示すると習慣を変えるきっかけになります。また、お願いしたいことを2つ提示し、どちらか選ばせる言い方も効果的です。

小さいことほど変わらないと心得る

毎日一緒に暮らしていると、細かいことが気になりがちです。気になることは個人差があるので、それがケンカの原因にもなります。相手に非がある場合でも感情的に怒らず、交渉するという意識を持ちましょう。また、小さな習慣やクセほど変わらないということも心得ておきましょう。

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