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渡邊圭祐“由貴也”、折り鶴を握りつぶす意味深なラストに視聴者驚き「最後ちょっと不穏…」<財閥復讐 最終回>

  • 2025.3.11
「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」が3月10日に最終回を迎えた (C)「財閥復讐」製作委員会

【写真】恐ろしい…!“邪魔者”は排除し、すべてを手に入れた絵理香(瀧本美織)

渡邊圭祐と瀧本美織がW主演を務めるドラマ「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系/Lemino・TVerほか)の最終回となる第10話「さようなら」が3月10日に放送。由貴也(渡邊)の人生を懸けた復讐(ふくしゅう)劇が完結を迎えたかと思いきや、意味深なラストに視聴者から驚きの声が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

全てを手に入れた“元嫁”

同ドラマは、テレ東とアミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナル漫画を実写化。欲しいもののためには手段を選ばない妻・絵理香(瀧本)に裏切られた“サレ夫”由貴也が、人生を懸けて一族に復讐する痛快無比な復讐劇を描いた、不倫、復讐、財閥、貧富の差など怒濤(どとう)の展開がめじろ押しの、エッジの効いたリベンジエンターテインメントだ。

幼少期から由貴也に冷徹な態度で接してきた、伊勢財閥グループ会長であり由貴也の父・伊勢征一郎を渡辺いっけいが、征一郎の妻であり、愛人の息子である由貴也を目の敵として虐げてきた養母・伊勢響子を高岡早紀が演じる。

また、幼いころから由貴也を執拗にいじめてきた伊勢家の長男で、現在は伊勢グループ最大勢力企業のCEOを務め、絵理香と再婚する由貴也の兄・伊勢雅之役を武田航平が、幼少期から雅之と一緒に由貴也をいじめてきたいとこ・伊勢悟史役を猪塚健太が、由貴也の最大の理解者で、兄・雅之と政略結婚をした花歩役を宇垣美里が、伊勢財閥の問題に巻き込まれる青年・佐竹玲央役を西垣匠が務める。

「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」最終回より (C)「財閥復讐」製作委員会

由貴也が“最後の復讐”へ…

最終回では、地位と名誉を得て、名実共に伊勢財閥グループのトップに君臨し、全てを手に入れた絵理香は、留置場から戻ってきた雅之も家に入れず排除。伊勢家の当主として邪魔者は寄せ付けないとばかりに堂々振る舞う。

そんな中、由貴也は雅之の落ちぶれた姿を目の当たりにして溜飲を下げ、満を持して“最後の復讐”を果たすため絵理香の元へ。伊勢家の家政婦・フユ(宮田早苗)の手引きで屋敷に潜入した由貴也は、ナイフを手に絵理香の部屋に向かう。執務室を通り抜けて居室に歩を進める中、ふとデスクに目をやると、由貴也と写ったウエディングフォトが飾ってあることに気付き、動揺して思わずナイフを落としてしまう。

由貴也が写真に目を奪われていると、「来ると思った」と言って絵理香が入室してくる。人を貶めて手に入れた周りに誰もいない裕福な暮らしに「こんなのが君の幸せなの?」と責める由貴也に対し、絵理香は「いつの時代もあるところにはあるし、ないところにはない。だったら奪えばいい。私はそうやってやってきた。全部利用してきた」と持論を展開。

全てを手に入れながらも孤独になってしまった絵理香に不憫な思いを抱いた由貴也は、絵理香への思いを拭い去れないこともあり、「あの笑顔は何だったの?」とかつて自分に向けられていた笑顔の意味を問う。すると、絵理香は「じゃないと始まらなかった。あなたが喜ぶ私になった。そうしないと好きになってもらえなかったから」と寂しそうな表情を浮かべながらも、冷酷に返す。

そして、由貴也は「あのころの僕にとっては君が全てだった。さようなら」と言い残して何もせずに退室する。由貴也が去った部屋で涙を流した絵理香は、由貴也との写真を眺めながら「お幸せに」と決別の言葉をつぶやいた。

「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」最終回より (C)「財閥復讐」製作委員会

考えさせられるラストに「最後どういうこと?」の声も

3年後、由貴也は玲央と共に「ほかほ家」を運営しながら暮らしていた。そこに新たに来ていた男の子は絵理香の息子・雅だった。「ほかほ家」で作った折り鶴を持って帰って絵理香に渡す雅に、絵理香は「ありがとう」と言ってほほ笑む。

一方、暗い部屋で折り鶴を作っていた由貴也は、遠い目をしてふいに手の中にある折り鶴を握りつぶし、物語は終幕した。

絵理香に対する復讐を実行せずに立ち去り、その後3年たって穏やかに暮らしているようにも見えた由貴也が、なぜか折り鶴を自ら握りつぶすという意味深なラストシーンに、視聴者はさまざまな反応を見せ、「最後どういうこと?」「モヤモヤ…」「あと2話くらい欲しかったなぁ」「最後ちょっと不穏…」「なんという終わり方」と、驚きと戸惑いの声が。

さらに「ラストで由貴也の幸せの答えが見つかったような気がしたのに、ラストのラストでまた分かんなくなったよね?続編が欲しいよ!」「いろいろ謎が残ったので続編を待つことにする」「とにかく続編に期待」などと、続編を期待する声も寄せられていた。

◆文=原田健

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