キャサリン妃が3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルス・デー(英連邦加盟国の記念日)の式典に出席した。昨年、がん闘病のために公務から離れていた妃にとって、2023年以来2年ぶりの参加となった。英王室における今年最初のビッグイベントであるこの式典は、56カ国が加盟する英連邦(コモンウェルス)を祝うもの。チャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子、アン王女ら王室メンバーに加え、アフリカやアジア、カリブ海、南北アメリカ、太平洋、ヨーロッパに広がるコモンウェルス全域の人々が出席した。
キャサリン妃は、胸もとに大きなボウタイがデザインされたキャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)によるドレスコートを着用し、ジーナ・フォスターが手がけたハット、ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)のシューズ、ミュウミュウ(MIU MIU)のクラッチを合わせてオールレッドのスタイリングを披露。エリザベス女王から受け継いだガラード(GARRARD)によるダイヤモンドと4連パールのチョーカー、ダイアナ妃が愛用したパールのドロップイヤリングを纏い、輝きを添えた。
昨年1月に腹部の手術を受けたキャサリン妃は当初、3月30日のイースターまで回復に努めると発表されたものの、3月22日にビデオメッセージを公開。術後検査の結果がんが見つかったことを公表し、化学療法を受けていることを明らかにした。その後、9月に治療を終えたことを発表。
今年1月14日、がんが寛解状態にあることを明らかにし、徐々に公務も復帰している。昨年は、チャールズ国王もがんと診断されたことを受け、医師の判断によりコモンウェルス・デーの式典を欠席し、ビデオメッセージにて「全力を尽くして」英連邦に奉仕すると誓うにとどまった。
Text: Tae Terai
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