Text by 奥崎覚(編集部)
リヴァプールFCは10日、スポーツウェア大手のadidasと新たな複数年契約を締結し、再びクラブの公式キットパートナーとなることが決定したと発表した。
過去にも1985年から1996年、そして2006年から2012年にかけてパートナーシップを結んでいた両者。この間、リヴァプールはリーグ優勝3回、FAカップ優勝3回を果たすなど、数多くのタイトルを獲得している。
クラブの最も成功した時代の一部を共に歩んできたことから、adidasのキットはリヴァプールの成功の象徴であり、多くのファンに愛されてきたユニフォームの一つとして広く認識されている。
リヴァプールは今回の契約により、2025年8月1日から、3度目となるadidasの“スリーストライプス”を着用。adidasは男子、女子、アカデミーチーム、LFC財団のスタッフ向けに、試合用キット、トレーニングウェア、カルチャーウェアを供給する。
『The Guardian』によれば、契約金は年間6000万ポンド(およそ114億円)以上とのことだ。以下は関係者のコメント。
リヴァプールFC CEO ビリー・ホーガン氏
「クラブの全員が、adidasを再びLFCファミリーに迎えられることをとても楽しみにしています。過去には素晴らしい成功を共に収め、リヴァプール史上最も象徴的なユニフォームのいくつかを生み出してきました。
adidasとリヴァプールは成功への強い意志を共有しており、再びパートナーとなれることにこれ以上ないほど興奮しています。これから、ピッチ上でのパフォーマンスを向上させる素晴らしいキットを共に作り上げていくことを楽しみにしています。
また、この5年間支えてくれたNikeに感謝し、今後の成功を願っています」
adidas CEO ビョルン・グルデン氏
「adidasとリヴァプールFCが再び手を組めることを非常に嬉しく思います。リヴァプールは世界で最も象徴的なクラブの一つであり、熱狂的なファンベースを誇るクラブです。
過去のパートナーシップで生み出されたユニフォームの数々は、サッカー界でも最高傑作の一つと評価されています。再びリヴァプールの選手たちに最先端のテクノロジーを備えたユニフォームを提供できることを光栄に思い、ファンの皆様に愛される新たな名作を作ることを楽しみにしています」
新しいadidas製のリヴァプールユニフォーム(ホームとアウェイ)は、8月1日から公式チャンネルで発表・販売される予定。