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描きやすくてモチがいいのはどれ?本命アイブロウTOP10【ジル、SUQQU、ルナソル、KATE他】

  • 2025.3.10
エフシージー総合研究所

フジサンケイグループの調査研究機関。商品テスト、商品研究、テレビ番組の撮影協力等。
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描きやすくてモチがいいのはどれ? 本命アイブロウペンシル ガチ検証!

パウダーやマスカラなどアイテムが多様化している眉メイク。でも手軽に美しい眉に仕上げられるのはやっぱり“棒モノ”! ということで、ペンシル10本で実験スタート。思い通りに描ける一本を探して!

01:アディクション

ザ アイブロウペンシル マイクロ
ザ アイブロウペンシル マイクロ

実験使用色:001 Cinnamon

全4色 ¥2750/アディクション ビューティ

長さ(キャップ含む・実測): 12.0cm
重さ(キャップ含む・実測): 3.5g
容器の直径(実測): 7.7mm
芯の形状: 真円
付属ツール: スクリューブラシ

02:ケイト

アイブロウペンシル (パウダリーフィニッシュ)
アイブロウペンシル (パウダリーフィニッシュ)

実験使用色:03

全4色 ¥880(編集部調べ)/カネボウ化粧品

長さ(キャップ含む・実測): 12.5cm
重さ(キャップ含む・実測): 4.3g
容器の直径(実測): 7.6mm
芯の形状: 楕円
付属ツール: スクリューブラシ

03:サナ ニューボーン

パーフェクトアイブロウ
パーフェクトアイブロウ

実験使用色:03

全8色 ¥1320/常盤薬品工業

長さ(キャップ含む・実測): 14.0cm
重さ(キャップ含む・実測): 6.5g
容器の直径(実測): 9.5mm
芯の形状: 楕円
付属ツール: パウダーチップ、スクリューブラシ

04:シャネル

スティロ スルスィル オート プレシジョン
スティロ スルスィル オート プレシジョン

実験使用色:156

全5色 ¥5830

長さ(キャップ含む・実測): 12.5cm
重さ(キャップ含む・実測): 3.6g
容器の直径(実測): 7.5mm
芯の形状: 真円
付属ツール: スクリューブラシ

05:ジルスチュアート

エアリーステイ ブロウライナー
エアリーステイ ブロウライナー

実験使用色:09

全4色 ¥2420/ジルスチュアート ビューティ

長さ(キャップ含む・実測): 14.0cm
重さ(キャップ含む・実測): 7.2g
容器の直径(実測): 8.6mm
芯の形状: 真円
付属ツール: なし

06:SUQQU

スムース アイブロウ ペンシル
スムース アイブロウ ペンシル

実験使用色:03

全5色 ¥4400(セット価格)

長さ(キャップ含む・実測): 13.5cm
重さ(キャップ含む・実測): 6.2g
容器の直径(実測): 8.7mm
芯の形状: 真円
付属ツール: スクリューブラシ

07:ファシオ

ウォータープルーフ アイブロウ (超極細芯)
ウォータープルーフ アイブロウ (超極細芯)

実験使用色:02

全3色 ¥715(編集部調べ)/コーセー

長さ(キャップ含む・実測): 10.8cm
重さ(キャップ含む・実測): 3.4g
容器の直径(実測): 7.3mm
芯の形状: 真円
付属ツール: なし

08:プリマヴィスタ

スタイルロック アイブロウ(ペンシル&パウダー)
スタイルロック アイブロウ(ペンシル&パウダー)

実験使用色:NB

全3色 ¥2860(セット価格・編集部調べ) /花王

長さ(キャップ含む・実測): 16.4cm
重さ(キャップ含む・実測): 9.2g
容器の直径(実測): 10.0mm
芯の形状: 楕円
付属ツール: パウダーチップ、スクリューブラシ

09:ポーラ

ディエム クルール カラーブレンド アイブローペンシル
ディエム クルール カラーブレンド アイブローペンシル

¥3520(セット価格)

長さ(キャップ含む・実測): 14.4cm
重さ(キャップ含む・実測): 8.4g
容器の直径(実測): 10.2mm
芯の形状: 涙形
付属ツール: スクリューブラシ

10:ルナソル

モデリングアイブロウペンシル
モデリングアイブロウペンシル

実験使用色:02

全2色 ¥4070(セット価格)/カネボウ化粧品

長さ(キャップ含む・実測): 12.0cm
重さ(キャップ含む・実測): 3.7g
容器の直径(実測): 7.8mm
芯の形状: 真円
付属ツール: スクリューブラシ

【TEST.1】均一に描ける?

紙にアイブロウでラインを引き、その状態を観察。最初から最後までかすれることなく描けるか、そのラインは太いのか細いのか、濃いか淡いかまでチェック。

01:アディクション

引き始めから終わりまで、極細のラインが描ける。かなり淡い色づきだ。

引き始めから終わりまで、極細のラインが描ける。かなり淡い色づきだ

02:ケイト

くっきりとして濃い印象。引き始めから終わりまで目立つラインが描ける。

くっきりとして濃い印象。引き始めから終わりまで目立つラインが描ける

03:サナ ニューボーン

遠目から見てもくっきりはっきりとした濃いラインが、終わりまで描ける。

遠目から見てもくっきりはっきりとした濃いラインが、終わりまで描ける

04:シャネル

細いけれど発色はバッチリ。引き始めから終わりまで、かすれず描ける。

細いけれど発色はバッチリ。引き始めから終わりまで、かすれず描ける

05:ジルスチュアート

スルスルと太い線が描けた。かなり濃くてはっきりしたラインになる。

スルスルと太い線が描けた。かなり濃くてはっきりしたラインになる

06:SUQQU

引き始めから終わりまで、細いラインが途切れず描ける。色はかなり淡め。

引き始めから終わりまで、細いラインが途切れず描ける。色はかなり淡め

07:ファシオ

引き始めから終わりまでラインは描けるけれど、かすれて見える部分も。

引き始めから終わりまでラインは描けるけれど、かすれて見える部分も

08:プリマヴィスタ

しっかりくっきりとした濃いライン。かすれることなく太い線が描ける。

しっかりくっきりとした濃いライン。かすれることなく太い線が描ける

09:ポーラ

かなり淡い色づきで、なかにはラインがかすれて見える部分もある。

かなり淡い色づきで、なかにはラインがかすれて見える部分もある

10:ルナソル

引き始めから終わりまで描けるけれど、淡い色づきでラインもかなり細い。

引き始めから終わりまで描けるけれど、淡い色づきでラインもかなり細い

【TEST.2】描き心地は?

紙にアイブロウで“実験VOCE”と描き、その状態を観察する。細い線が描けるか、ラインは均一か、発色はどのような印象か。眉を描いたときを想定して検証した。

01:アディクション

繊細でごく淡い発色なのでかすれて見えるかも。太くするなら重ねよう。

繊細でごく淡い発色なのでかすれて見えるかも。太くするなら重ねよう

02:ケイト

発色はバッチリだけどかすれる感じも。比較的、太めの線に仕上がる。

発色はバッチリだけどかすれる感じも。比較的、太めの線に仕上がる

03:サナ ニューボーン

発色がよく濃い線が均一に描ける。太めなので文字がつぶれるところも。

発色がよく濃い線が均一に描ける。太めなので文字がつぶれるところも

04:シャネル

細いラインが描けるけれど、色に濃淡が出るところも。太い線は重ねて。

細いラインが描けるけれど、色に濃淡が出るところも。太い線は重ねて

05:ジルスチュアート

発色はいいけれど、部分的にかすれたり、文字がつぶれたりする。

発色はいいけれど、部分的にかすれたり、文字がつぶれたりする

06:SUQQU

均一に細いラインが描ける。淡い発色なので、太くするには重ねたい。

均一に細いラインが描ける。淡い発色なので、太くするには重ねたい

07:ファシオ

繊細で淡い発色。かすれた印象もあるので、くっきりさせるなら重ねて。

繊細で淡い発色。かすれた印象もあるので、くっきりさせるなら重ねて

08:プリマヴィスタ

発色がよく太くて濃いラインになる。文字がつぶれがちで細い線は苦手。

発色がよく太くて濃いラインになる。文字がつぶれがちで細い線は苦手

09:ポーラ

淡い発色で細い線も描ける。よく見るといろいろな色が混ざっている。

淡い発色で細い線も描ける。よく見るといろいろな色が混ざっている

10:ルナソル

繊細で淡い発色のせいか、かすれが。太くするなら重ねていこう。

繊細で淡い発色のせいか、かすれが。太くするなら重ねていこう

【TEST.3】カラーバリエーションは?

実験に使用した色以外のバリエーションを見ていこう。髪の色やアイメイク、肌色など、眉色の決め方は人それぞれ。最近はアイブロウペンシルのカラバリも豊富なので、自分にピッタリのものを選びたい。

01:アディクション

黄みだったり赤みだったりと、同じブラウンでも繊細な色の違いが。

黄みだったり赤みだったりと、同じブラウンでも繊細な色の違いが

02:ケイト

4色どれもが、ふんわりとやわらかな眉印象に仕上がるものばかり。

4色どれもが、ふんわりとやわらかな眉印象に仕上がるものばかり

03:サナ ニューボーン

全8色の充実のカラバリ。ピンクやラベンダーなど今っぽい色も。

全8色の充実のカラバリ。ピンクやラベンダーなど今っぽい色も

04:シャネル

肌色や髪色を選ばず使えそうな、落ち着いた色みが目立つ。

肌色や髪色を選ばず使えそうな、落ち着いた色みが目立つ

05:ジルスチュアート

ピンクブラウンの08とグレイッシュブラウンの09は昨夏の新色。

ピンクブラウンの08とグレイッシュブラウンの09は昨夏の新色

06:SUQQU

大人の髪や肌に似合う03をはじめ、モードな印象になる5色。

大人の髪や肌に似合う03をはじめ、モードな印象になる5色

07:ファシオ

実験に使ったのはメインカラーの02。ほかの2色も使いやすい。

実験に使ったのはメインカラーの02。ほかの2色も使いやすい

08:プリマヴィスタ

毛が生えていないところにも描きやすい、ブラウン系の3色展開。

毛が生えていないところにも描きやすい、ブラウン系の3色展開

09:ポーラ

黄、赤、青の3色からなる芯。眉色を選ばずつけられ、1種展開。

黄、赤、青の3色からなる芯。眉色を選ばずつけられ、1種展開

10:ルナソル

ニュートラルブラウンの02と、ダークなアッシュブラウンの01が。

ニュートラルブラウンの02と、ダークなアッシュブラウンの01が

【TEST.4】汗や皮脂には強い?

合成皮革にアイブロウでラインを描き、水とモデル皮脂を含ませた綿棒で波状にこすったときの状態を見る。汗や皮脂への耐久性が低いものは、線が消えたり薄くなってしまう。こまめに描き足さなくてもいい最適な一本はどれ?

01:アディクション

水や汗には強いけれど、皮脂がつくと線が薄くなってしまう。

水や汗には強いけれど、皮脂がつくと線が薄くなってしまう

02:ケイト

水の綿棒ではびくともせず。でも皮脂がつくとラインが消えた。

水の綿棒ではびくともせず。でも皮脂がつくとラインが消えた

03:サナ ニューボーン

水ではまったく変化なし! でも皮脂がついた箇所は消えている。

水ではまったく変化なし! でも皮脂がついた箇所は消えている

04:シャネル

水を含ませた綿棒では変化がないけれど、皮脂がつくと薄くなる。

水を含ませた綿棒では変化がないけれど、皮脂がつくと薄くなる

05:ジルスチュアート

水を含ませた綿棒でも、皮脂を含ませた綿棒でも変化なし!

水を含ませた綿棒でも、皮脂を含ませた綿棒でも変化なし!

06:SUQQU

水の綿棒では変わらないが、皮脂つき綿棒でこすると線が消える。

水の綿棒では変わらないが、皮脂つき綿棒でこすると線が消える

07:ファシオ

水を含ませた綿棒では変化なし。皮脂だと少しだけ薄れている。

水を含ませた綿棒では変化なし。皮脂だと少しだけ薄れている

08:プリマヴィスタ

水にも皮脂にも強いアイブロウ! どちらもまったく変化なし。

水にも皮脂にも強いアイブロウ! どちらもまったく変化なし

09:ポーラ

水の綿棒では変化はないけれど、皮脂つき綿棒だと消えてしまう。

水の綿棒では変化はないけれど、皮脂つき綿棒だと消えてしまう

10:ルナソル

水にはとても強いアイブロウ。でも皮脂つき綿棒だと薄くなる。

水にはとても強いアイブロウ。でも皮脂つき綿棒だと薄くなる

【TEST.5】ぼかしやすい?

合成皮革にアイブロウでラインを引き、右半分をブラシでこすった状態を見ていく。色がほどよく薄くなって広がるものは、ぼかしやすいアイブロウとみなす。くっきりラインがいい感じにぼかせるものを探そう。

01:アディクション

こするとわずかに薄くなるけれど、色が広がったりはしない印象。

こするとわずかに薄くなるけれど、色が広がったりはしない印象

02:ケイト

ラインをこすると線が少し薄くなる感じ。色が広がることはない。

ラインをこすると線が少し薄くなる感じ。色が広がることはない

03:サナ ニューボーン

ふわっと色が薄く広がっていく印象。塗った直後ならぼかしやすい。

ふわっと色が薄く広がっていく印象。塗った直後ならぼかしやすい

04:シャネル

こするとわずかに色が薄くなるが、広がりはせずぼかしにくい。

こするとわずかに色が薄くなるが、広がりはせずぼかしにくい

05:ジルスチュアート

絶妙な感じに色が薄くなる。ほどよい広がりもありぼかしやすい。

絶妙な感じに色が薄くなる。ほどよい広がりもありぼかしやすい

06:SUQQU

こすったところの色が広がって薄くなる。ぼかしやすいアイブロウ。

こすったところの色が広がって薄くなる。ぼかしやすいアイブロウ

07:ファシオ

こするとわずかに薄くなるけれど、色の広がりはそれほどない。

こするとわずかに薄くなるけれど、色の広がりはそれほどない

08:プリマヴィスタ

まったくラインに変化なし。ぼかせないぶん、こすれには強そう。

まったくラインに変化なし。ぼかせないぶん、こすれには強そう

09:ポーラ

こすったところが薄くなるが、もともと薄いので広がりが目立たず。

こすったところが薄くなるが、もともと薄いので広がりが目立たず

10:ルナソル

こすったところは少しだけ薄くなる。色はあまり広がらない。

こすったところは少しだけ薄くなる。色はあまり広がらない

【TEST.6】肌への色のつき具合は?

肌の特性を再現したプレートに、リキッドとパウダーのファンデを塗布。そのあとにアイブロウで線を描く。その様子を40倍のマイクロスコープで観察し、発色やムラづきをチェック。

01:アディクション

リキッドのほうが発色。パウダーだと色づきは淡い感じ。

リキッドのほうが発色。パウダーだと色づきは淡い感じ

02:ケイト

リキッドはムラは少ないけれど淡い。パウダーはややムラづき。

リキッドはムラは少ないけれど淡い。パウダーはややムラづき

03:サナ ニューボーン

リキッドだと発色は淡め。パウダーは色づくがムラになる。

リキッドだと発色は淡め。パウダーは色づくがムラになる

04:シャネル

リキッドだと色づきが淡い。パウダーはややムラっぽくなる。

リキッドだと色づきが淡い。パウダーはややムラっぽくなる

05:ジルスチュアート

リキッドは色づくけれど淡い。パウダーははっきり色づく。

リキッドは色づくけれど淡い。パウダーははっきり色づく

06:SUQQU

リキッドは淡い発色でムラは少ない。パウダーは薄くムラになる。

リキッドは淡い発色でムラは少ない。パウダーは薄くムラになる

07:ファシオ

リキッドは発色するが淡めだ。パウダーだと色づきが甘い。

リキッドは発色するが淡めだ。パウダーだと色づきが甘い

08:プリマヴィスタ

リキッドはかなり淡い発色。パウダーははっきり均一に発色する。

リキッドはかなり淡い発色。パウダーははっきり均一に発色する

09:ポーラ

リキッドはムラがあって淡い。パウダーは薄くムラづきする。

リキッドはムラがあって淡い。パウダーは薄くムラづきする

10:ルナソル

リキッドは色はつくが淡い。パウダーも色づきが甘く淡い。

リキッドは色はつくが淡い。パウダーも色づきが甘く淡い

【TEST.7】クレンジングしやすい?

肌の特性を再現したプレートにアイブロウでラインを引き、オイル、ミルクでクレンジングしたときの落ち具合を評価する。ウォータープルーフや皮脂プルーフのものはクレンジングもしにくい場合が。肌に負担をかけず落とせるかをチェック。

01:アディクション

オイル〇 ミルク〇

02:ケイト

オイル〇 ミルク〇

03:サナ ニューボーン

オイル〇 ミルク〇

04:シャネル

オイル〇 ミルク〇

05:ジルスチュアート

オイル〇 ミルク△

06:SUQQU

オイル〇 ミルク〇

07:ファシオ

オイル〇 ミルク〇

08:プリマヴィスタ

オイル〇 ミルク△

09:ポーラ

オイル〇 ミルク△

10:ルナソル

オイル〇 ミルク△

01、02、03、04、06、07はオイルタイプでもミルクタイプでも、スルッと落とせた。05、08、09、10はオイルなら簡単にきれいに落とせるけれど、ミルクだとやや残る感じも。特に05と08は水にも皮脂にも耐えうる強さがあるからこその落ちにくさともいえそう。時間経過で眉尻が薄れたりしない耐久性を取るか、専用リムーバーを使わずにクレンジングできる手軽さを取るか。ライフスタイルや肌質、肌状態などに合わせて選んでいきたい。

【TOTAL】総合評価

Before

01:アディクション

超極細芯だから一本ずつ丁寧に描ける

超極細芯だから一本ずつ丁寧に描ける
かためで超極細の丸芯タイプで、眉毛を一本一本描けるアイブロウペンシル。かなり発色が淡いので、全体をこれで描くとなると時間がかかるかもしれない。実験使用色は落ち着いたブラウン系。水には強いけれど皮脂にやや弱く、こすれて薄くなるので、時間が経ったらお直しが必要。眉尻が消える可能性がある人は、こまめにメイク直しをしたい。

02:ケイト

簡単に美眉に仕上がる、なめらかな描き心地

簡単に美眉に仕上がる、なめらかな描き心地
なめらかな描き心地の楕円芯。太い線が描けるので、広範囲を埋めるのも簡単だろう。楕円芯特有の面の違いを使い分ければ、繊細に描きたい眉尻も問題なく仕上げられるはず。明るすぎないブラウンも、使う人を選ばずつけられそうだ。ぼかしにくいということは、摩擦にも強いタイプということ。汗や水には強いけれど皮脂には弱いので、眉尻には注意。

03:サナ ニューボーン

明るいブラウン系で、ぼかしやすいのが◎

明るいブラウン系で、ぼかしやすいのが◎
広範囲を埋めやすい、発色のいい楕円芯。なめらかな描き心地だけれど、やや太めに仕上がるので、眉尻など繊細なところはテクニックが必要かもしれない。実験使用色は明るい茶色。髪色が明るい人にはぴったりだ。ぼかしやすいということはこすれに弱いということでもあり、メイク直しは必要だろう。ブラシ&パウダーチップつきなので外出時に便利。

04:シャネル

落ち着きのある発色はダークな髪色の大人向き

落ち着きのある発色はダークな髪色の大人向き
かための丸芯タイプ。細いラインが描けるので、眉頭や眉尻など、繊細な線で自然に仕上げたいところにピッタリ。そのぶん、全体をこれで仕上げようとすると人によっては手間に感じるかも。実験使用色は暗めの髪色に似合いやすいダークブラウン。汗には強いけれど、皮脂やこすれなどの摩擦で少し薄れるので、時間が経ったらお直しは必要だろう。

05:ジルスチュアート

耐久性バッチリ! 夕方まで美眉をキープ

耐久性バッチリ! 夕方まで美眉をキープ
スルスルとなめらかな描き心地の丸芯タイプ。やや太さがあってぼかしやすいので、眉全体をこれで仕上げるのも簡単なはず。そのぶん、眉尻など繊細に描きたいところはテクニックが必要になるかも。落ち着いた赤みの少ないブラウンで、発色も良好。汗や皮脂に負けない強さがあるけれど、こすると薄れるので、髪に触れがちなところはお直し時に注意。

06:SUQQU

繊細なラインで眉尻も描きやすい

繊細なラインで眉尻も描きやすい
かための丸芯タイプ。細く淡いラインが均一に描けるものの、一気に広範囲を仕上げようと思うと手間取る。でもぼかせばある程度はふんわり広がるので、これ一本で眉メイクすることも可能だ。赤みの少ないブラウンで発色は淡く、仕上がりはナチュラル。汗や水が付着しても負けないけれど、皮脂で薄れがちなので、消えていないかチェックして。

07:ファシオ

細いラインを描くなら、これにおまかせ

細いラインを描くなら、これにおまかせ
かための丸芯で、超極細なのでピンポイントでの描き足しにピッタリ。ただラインが淡くて細いため、これで全体を仕上げようと思うと、眉が薄い、毛がないところが多い人は手間がかかるかも。ほんのり淡い発色だけど、重ねると明るい茶色になっていくので、好みの濃さにしよう。こすれや皮脂にはやや弱いため、描いて時間が経ったら眉尻などはお直しを。

08:プリマヴィスタ

トップクラスの耐久性! 描いた眉はずっと薄れず

トップクラスの耐久性! 描いた眉はずっと薄れず
スルスルとなめらかなタッチの楕円芯。太くて広範囲を埋めるのも簡単だけど、そのぶん、細いラインを描くのは難しいかも。こすれにも強いし汗や皮脂にも薄れないから、とにかく眉を死守したいというときに便利なはず。明るい茶色で発色もいいのだけど、ぼかしにくいために色がくっきり出がち。自分の髪色や肌色にピッタリな色を選ぶのが成功の鍵。

09:ポーラ

カラフルな芯が眉色を選ばずなじむ

カラフルな芯が眉色を選ばずなじむ
ややかたく、涙形の独特な形状。平らな面は広範囲を埋めるのに役立つし、先端を使えば繊細な線も描ける。そしてなにより特徴的なのが、黄、赤、青という3色が混ざり合っていること。これで線を描くと赤みのある茶色になるが、奥行きがあるので、比較的どんな眉にも合わせやすい。色づきがぽわっとしているところも描きやすさをあと押ししている。

10:ルナソル

計算ずくの太さでリアルな眉毛が描ける

計算ずくの太さでリアルな眉毛が描ける
かための丸芯は超極細。眉毛を自然に、メイク感なく一本一本描いていける繊細さを持つけれど、ぼかしにくいため、これで全体を仕上げるのは時間がかかるかも。色づきは淡く、かなり自然なブラウン系。ぼかしにくいということはこすれに強いということだし、汗や水がついても薄れない。一方で、皮脂がつくと薄れるので、お直しする必要はありそう。

サイエンスな結論

パウダーやマスカラを併用して眉メイクをする人が増えているため、ペンシルのみで仕上げる人は少ないかもしれない。でも02、03、05、08、09は広い面も埋めやすいから、これ一本で眉の形をつくりやすいはずだ。01、07、10は超極細芯ゆえ内容量がやや少ないので、隙間を埋めるなどピンポイントに使うのに向いている。そしてどんな眉が流行しようとも、思い通りに仕上げた眉が薄れたり消えたら元も子もなし。05と08は水にも汗にも皮脂にも負けない耐久性があるので、絶対に眉を死守したいときはこれを使いたい。ナチュラルな眉のためには、色みも大事な要素。5色以上のカラバリがある03、04、06は、自分にピッタリ合う色が見つかりそうだ。

撮影/石田健一(実験)、藤本康介(静物) 実験/エフシージー総合研究所 取材・文/穴沢玲子 構成/佐野桐子

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