Text by 井上大輔(編集部)
2010年のワールドカップで優勝するなど世界屈指のサッカー国であるスペイン。
『Cadena SER』などによれば、9日にスペインのブルゴスで行われたユースチームの試合後に選手の父親が審判を暴行するショッキングな事件が起きたという。
事件はアランダ・リーベルとカピスコルとの試合後に起きた。カピスコル選手の父親が試合後にロッカールームに乗り込み、審判には暴行を加えたという。
50代の審判は、頭蓋骨、蝶形骨、後頭骨、および顎を骨折する重傷で数分間意識を失っていたとも。当該審判は病院に搬送され、父親は逮捕されたそう。
アランダ・リーベルは「この嘆かわしい行為は、献身と責任感を持って職務を遂行していた人物の肉体的、精神的完全性を侵害するだけでなく、特に草の根スポーツにおける基本的な価値観を損なうものだ」などとの声明を出したそうで、現地でも「残忍」「卑劣」な行為と激しく非難されている。