Text by 井上大輔(編集部)
J2で好調を続けるジェフユナイテッド千葉は、9日の北海道コンサドーレ札幌戦に3-1で勝利し、開幕4連勝を飾った。
31歳の千葉FW呉屋大翔(ごや ひろと)は後半アディショナルタイムにチーム3点目のゴールを決めたが、直後にアクシデントに見舞われた(動画5分38秒から)。
得点後にフェンスを飛び越えたのだが、札幌ドーム(大和ハウス プレミストドーム)の構造上2.8メートルほどの落差があり、それに気づかずに落下してしまったのだ。
ただ、幸いにも大事に至らず。元同僚の柏レイソルDF三丸拡が「ゴールおめでとうよりも心配が勝つ」とメッセージを送ると呉屋は「ギリね」と返信していた。
『ABEMAスポーツタイム』でもこのシーンを紹介。元日本代表DF槙野智章はこう説明していた。
「札幌ドームの作りがものすごくちょっとおかしなことになっていて。
今日もそうなんですけど、ゴールセレブレーションで、ゴールを決めた後にファンのところに飛び込みにいって、フェンスの3メートルくらい下に落ちてしまうことがあって。
本人はすごい笑い(話)になって、大丈夫だったんですけど。
札幌ドームはもともと…(今は)エスコンフィールドができたからあれですけど、サッカーと野球が同じ場所でやっていたので。
いつもみたいにゴールを決めてフェンスを飛び越えたら、札幌ドームだけ落ちちゃうんですよ。
過去にもあって、こういうことが起きたのは3人目です。笑いになってるからいいんですけど。フェンス飛び越えたら、人が消えちゃう」
この話にお笑いコンビ『コットン』の西村真二さんは「ちょ、ちょっとね…学んだほうがいいんじゃないでしょうか…。Jのみなさま、お気をつけくださいませ」と驚きを隠せない様子だった。
札幌ドームは2022年まで北海道日本ハムファイターズも併用していた。サッカー用の芝はスタジアム外に搬出して養生できる構造になっており、そのためにフェンスとの落差が大きくなっている。