都心部とは思えないほど緑豊かな景観に包まれた「CANAL CAFE(カナルカフェ)」。外堀を利用した水上レストランで、四季折々の水辺の景色が楽しめると評判です。とくに桜の季節は水辺がピンク色に染まり、その景観をひと目見ようと多くの人が訪れます。
晴れた日にはテラスが人気
JR飯田橋駅から徒歩1分。西口から右手へ進み線路の上にかかる橋を渡り左折したところに「CANAL CAFE」があります。
エントランスをくぐると水をたたえた外堀と、それを囲むように広がる緑、高層ビルという美しい風景が広がります。
店はテラスを含むレストランサイドとデッキサイドに分かれ、レストランサイドはスタッフがオーダーを取りに来てくれるスタイル。個室スペースもあるので、さまざまなシーンで利用できます。
メニューは本格的なイタリア料理
店の人気の理由は景色の良さだけではありません。ミラノで修業しこの店に着任して28年のシェフにより提供される本格的なイタリア料理は、パスタの麺からピザ生地、ドレッシングに至るまですべて自家製。
そんなシェフの料理を手軽に味わえるのがスペシャルランチセットです。月替わりの前菜4種とパスタ、ピザ、肉料理から選べるメインにドリンクが付いて2900円~。
この日のランチは、「海の幸と山の幸のタリアテッレ(岩手県産牡蠣と色々きのこ)」をメインにしたもの。日によってメカジキやハマグリなどその日のいちばんいいものを仕入れています。
セットのサラダに付くドレッシングはシーザードレッシングとカナルドレッシングから選べます。醤油ベースのカナルドレッシングは、メニューのネーミングにもなるほどの人気商品。販売もしていますが(200ml/650円)、食事をした後に購入しようとしても売り切れていることが多々あるそうですよ。
定番からオリジナルメニューまで豊富に揃うスイーツ
スイーツは9種類。「ティラミス」、「モンブラン」などの定番メニューのほか、抹茶のレアチーズケーキに栗や黒豆を合わせた「テヴェール」などオリジナルメニューも。ランチのあとにいかがですか?
気ままにふらっと立ち寄れるデッキサイド
フードコートのように好きなものを購入し、自由に席を選べるデッキサイド。水辺に沿って席が配置されているので、開放感いっぱいの景観を満喫できます。近隣の大学生や忙しいビジネスマンの利用も多いそうですよ。
メニューはソフトドリンクやスイーツ、ジェラートのほか、アルコールやおつまみも充実。価格もコーヒー1杯450円からとリーズナブルなのでひとりでふらっと立ち寄るのもいいですね。デッキサイドには開閉式の屋根を設置したBBQ場も完備しています(要予約)。
食事以外の楽しみも魅力
本格的なイタリアンレストランとして知られるCANAL CAFEですが、実は食事以外のお楽しみも。ここは大正時代に「東京水上倶楽部」としてボート営業をしていた歴史があり、ボート場として使い続けて未来に繋げようという思いから1996年にレストランが併設されました。
ボートをレンタルしてお堀端に咲く花々をのんびり愛でたり、鯉にえさをやったりとちょっとしたアクティビティ気分を楽しめますよ。ボートや鯉のえさの売り上げは、お堀の水質浄化活動の費用にしているそうです。
都会のオアシスのような水上レストランへ、桜の季節に出かけてみませんか。
※3/26~4/6はお花見特別期間として営業。詳細はHPへ