Text by 井上大輔(編集部)
日本人選手もプレーするフランスリーグ。
今週末に行われるリーグアン・リーグドゥ(仏1部・2部)の試合では、ユニフォームに記される選手たちの名前が「WO=MEN」という文字に置き換わっていた。
8日のトゥールーズ戦でゴールを決めたモナコ南野拓実の背中もこの通り。
これは国際女性デーである3月8日にあわせて、フランスプロサッカー機構が「男女平等を推進する」ために行っているキャンペーンによるもの。
『RMC』などによれば、「WO=MEN」というスローガンは68つの案から選ばれたそうで、当初内部では英語を使うことが疑問視されたものの、より影響力があるとして決定されたそう。今回のキャンペーンには有名インフルエンサーらも参加しているとか。
フランスリーグは、スタジアムを女性にとってより安全な場所にしたいと考えているグローバルなワーキンググループとも連携しているという。2024年、リーグアンの各スタジアムの女性サポーターは、2019年と比べて6%増えたものの、全体のわずか17%だったとのこと。
なお、選手たちが着用したこの特別ユニフォームはオークションにかけられ、「収益はすべてパートナー協会に寄付され、プロサッカーにおける性差別や性的暴力に対する取り組みが強化される」そう。