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歌姫たちが絶対的信頼をおく最強スタイリスト3人にASK! 今、注目すべきインディペンデント・ブランド

  • 2025.3.9

ANIYE RECORDS(アニエ レコード)

2025年春夏コレクションより。Photo_ Courtesy of Aniye Records
Fashion_indipendentbrand_aniye_records_25ss.jpg2025年春夏コレクションより。Photo: Courtesy of Aniye Records

ロックスターを意識したクール&セクシー

イタリアのラグジュアリーブランド、ANIYE BY(アニヤ バイ)の姉妹ブランド。デヴィッド・ボウイ、シド・アンド・ナンシー、ザ・ランナウェイズといったロックアイコンがブランドのコンセプト。クリエイティブディレクターのアレッサンドラ・ マルキが手がける、ハードなスタッズやレザーと、レースやシルクといった女性らしい素材を融合させた大胆かつセクシーなデザインが、クールで冒険的なスタイル好きの心に訴える。(推薦者/ケイティ)

後ろ盾がなくても頑張っている若き才能を応援するのが好き。 この業界の問題や課題に取り組む同志のように感じています。─Katie Qian

MAXIMILIAN RAYNOR(マキシミリアン レイノア)

2025年春夏コレクションより。Photo_ Courtesy of Maximilian Raynor
Fashion_independent_brand_MAXIMILIANRAYNOR.jpg2025年春夏コレクションより。Photo: Courtesy of Maximilian Raynor

既成概念にとらわれない新旧融合ルックが話題

「物語性と個性にフォーカスしたロマンティックでドラマティックでグラマラスな、型にはまらないスタイル」。デザイナーのマキシミリアン・レイノアは、自身の名を冠したブランドをこう定義する。歴史的なデザインと前衛的なデザインを、実験的な素材とブレンドするスタイルを得意とする。最近は通信会社エクイニクスと提携し、ロンドンにある同社のデータセンターから回収した不要なワイヤーや金属を編み込んだドレスが話題に。(推薦者/ジェネシス)

MADOMORPHO(マダモルフォ)

Photo_ Shauna Summers Photographer Assistant: Julia Goodwin Makeup: Leana Ardeleanu Makeup Assistant: Caroline Raick Hair: Tina Pachta Hair Assistant: Mickael Ambrosino Fashion Assistants: Maria, Grace Post production: @studiogessner, @isabell.drauz
Fashion_indipendent_brand_Madomorpho.jpgPhoto: Shauna Summers Photographer Assistant: Julia Goodwin Makeup: Leana Ardeleanu Makeup Assistant: Caroline Raick Hair: Tina Pachta Hair Assistant: Mickael Ambrosino Fashion Assistants: Maria, Grace Post production: @studiogessner, @isabell.drauz

デッドストックに新たな息を吹き込む伝道師

ドイツのベルリンに拠点を置くマダモルフォは、エマ・ポストマとサガ・ピーターソンが下積み時代にアムステルダムでスタートした気鋭ブランド。コルセットやレースを使った存在感抜群のスタイルがシグネチャー。中古のレザーやアンティークのドアハンドルなどを服作りに取り入れること でも知られる。中古のバレエシューズを使用したバレエパンプスを、昨秋レディー・ガガが着用したことで、スポットライトを浴びている。(推薦者/ジェネシス)

ファッションを専門に学んでいなくても若手デザイナーたちは、体内に流れる熱量が高く、大胆なデザインをするように感じています。─Genesis Webb

PIPATCHARA(ピパチャラ)

Photo_ Courtesy of Pipatchara
Fashion_independent_brand_pipatchara.jpgPhoto: Courtesy of Pipatchara

ファッションを通してよりよい世界を目指す

昨年、BLACKPINKリサがモナコ グランプリのアフターパーティーで着用して話題になったのが、リサイクルされたペットボトルの蓋と、透明な食品トレイで作られたゴールドのドレス。このドレスを手がけたのが、タイのバンコクを拠点にする姉妹が手がけるピパチャラだ。無駄をなくしたゼロ・ウェイストをマニフェストに掲げているだけでなく、タイのさまざまな地域で製品作りを行うことで雇用を増やすなど、社会にも貢献している。(推薦者/ナン)

MISS SOHEE(ミス・ソヒ)

2025年春夏オートクチュールコレクションより。Photo_ Courtesy of Miss Sohee
Fashion_independent_brand_MissSohee.jpg2025年春夏オートクチュールコレクションより。Photo: Courtesy of Miss Sohee
2025年春夏オートクチュールコレクションより。Photo_ Courtesy of Miss Sohee
Fashion_independent_brand_MissSohee02.jpg2025年春夏オートクチュールコレクションより。Photo: Courtesy of Miss Sohee

独自の表現力とサステナブルな姿勢に喝采

大胆でありながらシック。インパクトがありながらも上品。ここ数年オートクチュール界を賑わしているのが、自身の名にちなんだブランド、ミス・ソヒのクリエイティブディレクターを務めるソーヒー・パークのクリエイションだ。高いアート性を服に落とし込む技術と表現力に惹かれるセレブも多数。現代の若きデザイナーの多くがそうであるように、彼女も素材から生産工程まで、徹底して環境に配慮したものづくりを行うことでも注目されている。(推薦者/ナン)

アジアの若いデザイナーたちに光が当たることを願い、彼らを特に応援しています。私自身、同じ夢を見てきたので。─Hathairat Nan Nist Permpoon

ROBERT WUN(ロバート ワン)

2024年秋冬オートクチュールコレクションより。Photo_ Gorunway.com
Fashion_independent_brand_robert_wun.jpg2024年秋冬オートクチュールコレクションより。Photo: Gorunway.com

技術もアイデアも最先端。現代のイノベーター

香港出身のロバート ワンが、自身の名を冠して2014年に創立したブランド。2023年春夏パリファッションウィークで、オートクチュールコレクションに初参加。自然やSFにインスパイアされることが多いという彼のデザインは、タフなフォルムにシャープなプリーツやダイナミックなフレアをミックスさせるなど、独特の感性が光る。イマジネーションあふれる世界観の持ち主であると同時に、新素材や技術を追求するイノベーターでもある。(推薦者/ナン)

Text: Rieko Shibazaki Editor: Kyoko Osawa, Yui Sugiyama

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