100年前の吉原の遊女は生理中も客を取った…腹痛に耐え「この苦しみを見て下さい」と神に祈った21歳の実録
※本稿は牧野宏美『春を売るひと 「からゆきさん」から現代まで』(晶文社)の一部を再編集したものです。光子の日記には、吉原病院で性病検診や治療を受ける場面も描かれている。性病の拡散を防ぐため、当時は娼婦への性病検診が行われていた。吉原病院は1911年に性病予防を目的として開設され、42年には東京府に移管された。パンパンへの強制検診も多く担っていた場所だ。光子が描く検診の様子はリアルで、当時検診を遊女や店がどうとらえていたかがわかる。
PRESIDENT WOMAN Online
2025.3.16