私はサヤカ。都内で一人暮らしをしながら、ホテルに勤務しています。私には大学生の頃から7年お付き合いをしている彼(リョウイチ)がいます。今日は私の28歳の誕生日。これからリョウイチとお誕生日祝いの食事をします。待ち合わせのときからなんだかソワソワしているリョウイチ。ひょっとしたら今日、プロポーズをされるかも……? いやいや、なにを期待しているのよ自分……。リョウイチの落ち着きのなさに、私までソワソワしてしまいます。
リョウイチは優しくて、ハッキリした私とは正反対の性格です。社会人になってからは休日が合わず、すれ違いの日々が続いて何度か別れの危機もありましたが……。結婚を決めたとたん、いろいろなことが一気に動きはじめました。
これまで実家の話題を持ちだすことがほとんどなかったリョウイチ。こんなに具体的に、ご両親がどんな人だったかを聞くのは初めてです。なんだかお母さんはクセの強そうな人で……。思いがけない話を聞かされ、少々不安がよぎります。
リョウイチにはお母さんが敷いたレールの上を、これまでずっと仕方なく歩んできたという感覚があるようです。お母さんは思いどおりにならないと当たり散らすのだそうで……。まだ会ったことはありませんが、そんな話を聞くかぎりあまりいい印象ではありません。
ただ義実家はかなりの遠方で、飛行機で行くような距離の場所にあります。結婚してもそうたくさん顔を合わせる機会なんてないはずです。たとえ良好な関係を築くのが難しくても「会っているときだけ頑張れば大丈夫だろう」。そう思っています。
※この漫画はママスタに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。