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ソウル食文化の発信地!世界中のクリエイターが集う“食堂”〈WILDDUCK CANTEEN〉

  • 2025.3.9
ソウル食文化の発信地、WILDDUCK CANTEEN

3つのポイント

1.解放村発、多国籍な常連客が通う人気店。
2.国内外の料理家らとコラボレーションを展開。
3.ワインは2,000本超、自然派ワインも豊富に揃う。

ソウル食文化の発信地!世界中のクリエイターが集う“食堂”

ウルタワーのある南山(ナムサン)の麓に広がる解放村(ヘバンチョン)は、米軍基地のあった梨泰院(イテウォン)や、各国の大使館が集まる漢南洞(ハンナムドン)が近いため昔から欧米からの移住者も多く、異国情緒漂うエリア。その中心地で店を構える〈WILDDUCK CANTEEN〉は、この地のフードシーンを象徴するような店だ。

かつてドイツでプレーした元サッカー選手の店主、キム・スミンいわく、目指すのはタクシー運転手が通う、安価でおいしい食堂的な存在だという。「子供やペットと一緒に、年齢に関係なく気軽に立ち寄ってもらえるような。パリやロンドン、ベルリンにあっても馴染むような食堂をイメージしています」。

店内のビジュアルはスタッフが手がけた。ワインはボトルが基本。日替わりのみグラス(15,000ウォン〜)も。
店内のビジュアルはスタッフが手がけた。ワインはボトルが基本。日替わりのみグラス(15,000ウォン〜)も。

シグネチャーのパスタをはじめ、季節野菜のグリルや、シーフードのサイドディッシュはどれも美味。もともとヴィーガン店としてスタートした名残で、プラントベースの料理にも対応しているうえ、ワインはナチュラル系を中心に常時2,000本余り。飲ん兵衛のローカルたちが夜な夜な集うのも納得だ。

WILDDUCK CANTEENの窓際の席
通りに面した窓側の席や、暖かい時季はテラス席もおすすめ。
WILDDUCK CANTEENの料理 ミニポテト&アイオリ
定番のサイド、ミニポテト&アイオリ9,000ウォン。
WILDDUCK CANTEENはDIYで作られている
店は元海鮮料理店。改装は「できるところまでDIYで」行った。
WILDDUCK CANTEENでパブロ・ソトーを招いたイベントの様子
昨年秋のパブロ・ソトーを招いたイベントの様子。右から5番目が店主のキム。

この店のもう一つの魅力が、オープンマインドな企画力。〈ノーマ〉のパブロ・ソトーや、東ロンドン〈Rochelle Canteen〉のヘクター・ヘンダーソンら、世界中のシェフを招いてコラボしたり、パリの〈Kott café〉やコペンハーゲンの〈Atelier September〉といった名店を巡るポップアップツアーへ赴いたり。今年は渋谷〈PARCO〉とタッグを組んだばかり。今後も目が離せない。

〈ワイルドダック・キャンティーン〉の内観。

Information

WILDDUCK CANTEEN

ワイルドダック・キャンティーン/イベントの情報はインスタ(@wildduck_canteen)にアップ。

住所:33, Shinheung-ro, Yongsan-gu, Seoul
営:18時~翌1時(土17時〜翌2時、日・祝13時〜翌2時)
休:無休。

*1ウォン=0.11円(2025年1月29日現在)。

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