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門前仲町の超人気ビストロ。『銀座レカン』の元総料理長が創り出す、圧倒的なクオリティに感動

  • 2025.3.8

グルメ界には、そのジャンルに特化したプロが多く存在する。

尋常ならざる熱量で食を重ねてきたフードライターから、超人気のビストロ 『渡辺料理店』を教えてもらった。まさにお宝である。

最推しの店を教えてくれたのは…


フードライター・小石原はるか氏

食を生業とする家庭に生まれ、レストランを偏愛する健啖家として、グランメゾンから大衆酒場まで、日常的に巡る。著書に『自分史上最多ごはん』、『東京最高のレストラン2025』(共著)など。

確かな出自を物語る料理の数々に舌鼓を
シェフの仕事を眼前に臨めるカウンターがあるのは、気取らぬスタイルのビストロを標榜しているからこそ。とびきりの特等席だ


古き良き下町の風情がそこここに残る街・門前仲町。

東京を代表する“食都”のグランメゾン『銀座レカン』で総料理長を務めた渡邉幸司さんが、まさかこの地で誰もが訪れられるアットホームなビストロを開いてくれるとは!と歓喜したのは、当然私だけであるはずがない。

2022年に開店するや、料理の圧倒的なクオリティの高さとそれに反比例するが如きフレンドリーな値付けに支持を集め、あっという間に予約困難店になってしまった。

東京カレンダー


ブーダンノワール、自家製ハム、パテ・ド・カンパーニュ、白レバーのムースを楽しめる「シャルキュトリ 肉前菜盛り合わせ」¥4,900(3~4名分)はビストロらしい一品。

「鱧のルーロー 山エノキとフォアグラ」(¥4,900)は、コクとのあるブールブランソースと香ばしいローストアーモンドを添えて


というわけで、いまや「誰もが訪れられる」とはいかなくなったが、チャンスを窺ってお邪魔したいと常に願ってしまうのは、ここには料理以外にも「レストランでの愉しみ」が詰まっているから。

食欲をそそる料理名がびっしり書かれた黒板、渡邉シェフをはじめとしてマダムや若きスタッフの皆さんの和やかかつ活気ある仕事ぶり、店内に満ちる程良いざわめきetc.。

訪れるたび、お腹も心も満たされるのはこういうお店だと、強く感じ入って帰路につく。

春に、店からほど近い大横川のほとりに新店舗をオープン予定。詳報が楽しみでならない


目にも舌にも嬉しい珠玉の料理とワインをリラックスして味わえるビストロで、フランス料理の魅力に触れてもらいたい。

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