越谷市とさいたま市岩槻区の境にある浄山寺は野島地蔵尊とも言われるお寺。「子育て地蔵」としても知られていて、私も妊娠中にお参りしたことがあります。 2月24日と8月24日、年に2回の大開帳も子どものころ訪れていた記憶。その懐かしいお寺の木造地蔵菩薩立像が、国指定の重要文化財と知ったのは最近のこと。2月24日大開帳の日、久しぶりに行ってきました。
国指定文化財 木造地蔵菩薩立像
木造地蔵菩薩立像は、東日本大震災で仏像の足が折れてしまい修復、調査をしたところ平安時代前期の古像であることが判明。埼玉県の指定文化財に、その後国の指定文化財に指定されたそう。平安時代前期というと1100年くらい前に造られたということですね。
私は車で行きましたが、駐車場は広々としていて、大開帳の日でも混雑することなく停められました。 公共交通機関で行く場合は、東武アーバンパークライン岩槻駅から越谷駅西口行きのバスに乗り、「野島」で下車。バス停から5分ほど歩きます。
山門の前には、野島地蔵尊 大開帳と記されていました。
山門をくぐって石畳の参道を歩くと右手には鐘撞堂がありました。昭和18年、ここにあった鐘は軍事物資として徴発されてしまい、今あるのは昭和33年に作られたものとのこと。歴史を感じます。
正面に本堂がみえました。本堂を入るとおびんずる様のなでぼとけも。
大開帳の日は間近で参拝できる
大開帳の日は本堂の右側から中へ入って参拝することができます。
正面からみると、白木の厨子の中に御本尊様がいらっしゃいました。写真撮影もOKとのこと。
どうぞお近くで～とお寺の方が声をかけてくださいました。脇の階段を登って目の前まで行くことができ、手を合わせました。
お土産は地蔵まんじゅう
本堂の中で販売されていた地蔵まんじゅうを購入しました。お地蔵さんの焼き印のついた甘さ控えめのおまんじゅうです。
その昔、徳川家康公も訪れたと言われる浄山寺野島地蔵尊。次の大開帳は8月24日。歴史ある貴重な木造地蔵菩薩立像をぜひ間近で参拝してみてはいかがでしょう。
浄山寺
埼玉県越谷市野島32
TEL:048-976-5646
駐車場有り