Text by 石井彰(編集部)
家族の中に才能ある選手がひとりいると、他の兄弟や子供も同じような資質を持っているように思われがちであるが、全員が同じような成功を収めることは難しいものだ。
今回は『Planet Football』から「偉大な兄弟の影から抜け出そうと必死になっている6名のサッカー選手」をご紹介する。
ジョーブ・ベリンガム
サッカー界でもっとも才能がある選手の一人であるジュード・ベリンガムを兄に持つジョーブ・ベリンガム。
あまりにも偉大すぎる存在と比較される運命を持ちながら、ジョーブは間違いなく最善を尽くしている。バーミンガム・シティからサンダーランドへと移籍し、19歳で2部のレギュラーポジションを確保してきた。
昨季は7ゴール1アシスト、そして今季は4ゴール3アシスト。兄を超える体格を持つボランチとして完成度を高めており、ビッグクラブへの移籍も噂されている。
アーロン・ラムジー
アストン・ヴィラで活躍している23歳のMFジェイコブ・ラムジーの弟は、あの名選手と同じ名前を持つアーロン・ラムジー。現在バーンリーに所属している22歳のMFだ。
アーロンはアストン・ヴィラの下部組織からトップに上がれず、下部リーグのクラブを渡り歩いた末にプレミアリーグへとたどり着いた。今季は膝の怪我で欠場が続いているが、復帰すれば再びその才能を見せつけてくれるはずだ。
カレブ・チュクウェメカ
今冬チェルシーからボルシア・ドルトムントへと貸し出されたカーニー・チュクウェメカの兄に当たる23歳の選手が、カレブ・チュクウェメカだ。
2021年に弟が所属していたアストン・ヴィラへと加入したもののプレミアリーグで出場できず、現在スイスリーグのベリンツォーナで再起を図っている。
ジョシュ・マーフィー
現在ポーツマスでプレーしているジョシュ・マーフィーは、ニューカッスルに所属しているジェイコブ・マーフィーと双子の兄弟である。
ジョシュは2018-19シーズンのカーディフ・シティでプレミアリーグを戦ったものの、その1年のみで降格。それ以外は下部リーグでの戦いが続いている状況だ。
ローレンス&ジョー・マグワイア
マンチェスター・ユナイテッドでプレーしているハリー・マグワイアの兄弟。ローレンスは28歳で、ジョーは29歳である。
ローレンスは4部にあたるリーグ2のMKドンズでプレーしているセンターバックで、ジョーは9部のベリーFCに所属している左サイドバックだ。