俳優の高畑充希が3月6日、都内で行われた映画「ウィキッド ふたりの魔女」日本語吹替版キャスト舞台あいさつに、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァ、音楽プロデューサーの蔦谷好位置と共に出席。気づいたら好きになっていたものを明かした。
高畑充希、本作の楽曲に「心を掴まれました」
本作は不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けている「ウィキッド」の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派俳優シンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、「クレイジー・リッチ!」や「イン・ザ・ハイツ」のジョン・M・チュウが監督と務める、音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント超大作。
まだ本当の強さを知らない、後の“悪い魔女”エルファバ(シンシア)の声を高畑が、まだ本当の優しさを知らない、後の“善い魔女”グリンダ(アリアナ)の声を清水が務める。また、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー(ボーウェン・ヤン)の声をkemio、同じくグリンダの友人でファニーの相棒のシェンシェン(ブロンウィン・ジェームズ)の声をゆりやんが担当する。
本作で好きな楽曲を聞かれると、高畑は「正直選べないというか、どの曲もめちゃくちゃ好きですし、今回歌わせていただいて、魅力にガシッと心を掴まれました」と告白。その上で「私は昔ピーター・パンという役をやっていて、そのときに舞台上でフライングで空を飛んでいたんです」と振り返り「エルファバが飛びながら歌うんですけど、歌わせてもらいながら、飛んでた記憶みたいなものがぐわっと引き出されて、心震えました」と劇中の曲について語った。
高畑充希、「嫌いって感情は信用ならない」
本作でのエルファバとグリンダの関係性にちなみ「最初は嫌いだと思っていたけど気づいたら好きになっていたもの」を明かす場面で、高畑は「ナス!」と告白。小さい頃はナスがダメだったと明かし「ある日突然、好き!ってなって。そこから油を吸ったナスとかめちゃくちゃおいしいなと思います」と笑った。
高畑は「ナスが乗ってるピザを食べたんだと思うんですけど、それで急に好きってなって。嫌いって感情は信用ならないなって思いました」と話していた。
映画「ウィキッド ふたりの魔女」は、3月7日(金)より全国公開。
◆取材・文=山田果奈映