有名牛丼チェーン「ニコ牛」の店長マユミさんは、小学1年生の息子を持つシングルマザー。ストーカークレーマー客・茂樹林に悩まされていたところ、別店舗でお世話になった恩人のエリアマネージャー・大橋さんに助けられますが……。
大橋さんにより出禁にされた茂樹林。しかし、マユミさんに対するストーカー行為は一向におさまりません。挙句、マユミさんの自宅を特定し、「何もかもすべてをお話します」と書いた手紙を送りつけてきたのです。
恐怖を感じたマユミさんは、事情を知る大橋さんに相談。すると、大橋さんは茂樹林を完全に撃退するため、マユミさんに茂樹林と直接会うよう指示します。
なかなか踏ん切りがつかないでいたマユミさんでしたが、厳しい女性エリアマネージャー・山尻さんに売上を上げるよう詰め寄られ、一刻も早く茂樹林との問題を解決しなければと心に決めます。
そして、マユミさんは茂樹林との決着をつけるため、深夜2時に店前で会う約束を取り付けますが……。
迷惑客をおびき寄せる上司の作戦とは？
マユミさんは茂樹林を誘い出せたことを大橋さんに報告します。
大橋さんは自分も現場に向かい、バックルームから監視すると伝えました。
大橋さんの計画は、茂樹林を犯罪者に仕立て上げ、監視カメラで証拠を押さえるというものでした。
「いくらなんでも危険すぎます！」
マユミさんは大橋さんの計画を知り引き止めますが、大橋さんはマユミさんの家族を守るためにもやるしかないと説得するのでした。
強硬手段をとろうとする大橋さん。人は焦って解決しようとするほど、冷静さを失うものです。こんなときこそ落ち着いて、解決の糸口がほかにないか振り返ってみることが大切なのかもしれません。
著者：マンガ家・イラストレーター くまお
ベビーカレンダー編集部