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世界一イケメンが多い? 地下がスゴイ!? オランダ・アムステルダムに暮らして驚いたこと5選

  • 2025.3.6

オランダ・アムステルダムってどんなところ?

2022年からドイツで暮らしていたフリーアナウンサーの小山瑶さん。なんとこのたびご家族の都合でオランダ・アムステルダムにまたお引越しすることになったそう! オランダって、どんなところ? 「長崎オランダ村には行ったことがある」「チューリップの国?」「ゴッホが有名」など、日本ではなじみがあるようで知らないことも多い国。知りたい、行ってみたい!
 
これからは小山さんに現地に住んでいるからこそ分かるリアルな情報や、訪れるべきスポットなど、オランダ・アムステルダムの魅力を教えていただきます。まずはオランダの首都であるアムステルダムで、小山さんがリアルに驚いた5つのトピックスから!

みなさんお久しぶりです。フリーアナウンサーの小山瑶です。実はこの冬になんと、ドイツからオランダのアムステルダムに引っ越してきました。約3年の間にドイツではフランクフルトとデュッセルドルフで生活し、国をまたいで3都市目。
 
アムステルダムに住んでからまだ2カ月しか経っていませんが、とても素敵なところだと感じています。街には運河におしゃれなカフェやレストラン、ヴィンテージショップ、レンガ造りの建築物と魅力的な景色が広がっています。それに加えてなんといっても人が優しく陽気で、誰とでも仲よくなれる国民性。すっかり街の虜になっています。

街中に扇状に流れている運河。もともとは沼だったところを埋め立てて現在のこのような状態になったそう。

美しいけど、住みにくい? 景観を生かした水上住宅

“Canal House”=いわゆる運河の家。アムステルダムの住居は運河や道路に沿ってキレイに、家と家の間にすき間すらもなく、みっちりと立ち並んでいます。住宅はひょろっと縦に長く、奥にたっぷりとスペースを取るスタイル。壁はレンガ色やスパイス色など温かみのある色味です。2010年にはこの景観が世界遺産に登録されています。

運河の上にも家が。移民の増加により、住宅不足が深刻化していて水上住宅がこの住宅問題の解消に繋がっているそう。

オランダの運河沿いの多くの住宅は階段がないため、引越しの際や大きな荷物を家に入れる際は天井についているフックに滑車を繋げて搬入するんです。

なんでも割引セール? お得な買い物事情

オランダのスーパーや薬局では、毎日のようにセールやイベントが開催されています。ドイツではこのように頻繁にセールはなかった気がしますが、オランダにきたらびっくり! そして、嬉しい♡

ひとつ買ったらひとつ無料でついてきます、というコーナー。オランダはこの手のセールが得意です。

スーパーマーケットのAlbert Heiji(アルバートハイン)は国内だけでも700店舗もあり、国内最大のマーケットチェーン。オランダでは一強の存在です。日本でいうコンビニの役割を果たす店でさえもAlbert Heiji。見渡す限りAlbert Heiji。オランダ全土を席巻してるといってもおかしくないほどの数!
 
それだけに商品のラインナップは圧巻で、新鮮な野菜から生鮮食品まで、スーパーオリジナルブランドの商品も数多く販売されています。

BOUNSCARDというポイント割引カードあり、誰もが持っています。航空マイルと連携できるという利点もあります。

チーズ大国ということもあり、美味しくて大きいチーズが3種類で6ユーロ(日本円で950円)。種類も豊富でクオリティも高く、いつも何を買おうか悩みます。

地下の空間をフル活用! ゴミ収集に自転車置き場まで

アムステルダムは街がとてもキレイなんです。海外生活において気になるのって、現地特有のゴミ問題。日本がもっともキレイなことには変わりはありませんが、オランダも引けを取らないほど。その理由は、ゴミ捨て場がなんと地下に収納されているから! 外からゴミが見えないことに加え、臭いが気にならず、害虫や鳥獣が集まりません。地下に約2mほどの深さの収納エリアがあり、そこにゴミが溜まっていく仕組みなんです。

右部分の緑ランプは、いつでもゴミを入れられるという印。赤く点滅しているときは満タンを意味します。

ひとり1台以上! オランダは自転車大国です

オランダは自転車王国! アムステルダムの人口が約78万人にであることに対して、自転車の数は88万にも及び、これは国民ひとりにつき1台以上所有している計算に。真冬で寒い日でも防寒してでも自転車に乗る、これは驚くべき光景でした。

自転車専用道路(手前)。通勤時間は非常に混むため危険です。アムステルダムに来た当初に、間違えてここを歩いていて「危ない!」と注意されました。観光客との接触事故が多発中だそうです。

そんな大量の自転車の収容にも、地下のスペースを利用しています。アムステルダム中央駅付近の地下自転車駐輪場はなんと24時間利用できて、1万1000台を収納できるそう。一昨年リニューアルしたばかりで大変キレイでした。

地下の様子。入り口にはゲートがあり、収容状況を厳しく管理しています。

世界一イケメンが多い!? だからこそ困ったこと

ところで、皆さんが想像する『イケメン』って、どんな方でしょうか? イケメンを定義する要素のひとつとして『高身長』を挙げる方も多いかと思いますが、オランダはなんと世界一身長が高い国。オランダの男性の平均身長はなんと183.8cmなんです。高い! 確かに街を歩いていても、男女共に背の高い方が多いと感じます。
 
19世紀まではヨーロッパの中で最も身長が低い国だったのですが、衛生環境や食事によって近年、20cm近く平均身長が伸びたそうです。乳製品をよく消費することからカルシウム形成に繋がり、身長が高くなったという説もあります。
 
我が家の台所の高さは、97cm。調べてみると、一般的な日本の台所の高さは80cmから90cmなんだそうです。身長が高い私にとってオランダの台所は、とても使いやすいです。

ちなみに、洗面所の鏡は床上140cmに設置されていました。胸上からしか写らないので日本の洗面台との違いを痛感しています。さすがに、もう少し見えた方が使いやすいように思いますが……。

家の食器棚はもともと床から110cmのところに取り付けられており、備え付けの家具もオランダ仕様にセッティングされています。小柄な日本人は棚の1番上に手が届かなくて困る! という問題もよく耳にします。

オランダの冬は曇天と雨の日ばかりでしたが、次第に春めいてきました。1月には国の花であるチューリップの日=”National Tulip Day”があり、街で無料でチューリップが配られる可愛らしいイベントもありました。黄金時代と呼ばれる17世紀からオランダで親しまれているチューリップ、そしてオランダの春を楽しみたいと思います。
 
Dank je wel(ありがとうございます)!

text : HARUKA KOYAMA

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