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【あるある悩み】「服を捨てる基準がわからない」「友達がいない……」どうしたらいい?

  • 2025.3.5
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松晃士さん「お悩みはチャンスに転じるの」スナック植松

お悩み1:安い服ばかり買っていたら、家が服まみれです!

流行りの激安通販サイトで買うようになってから、洋服がかなり増えて、いつの間にかクローゼットがいっぱいに。吟味しているので意外といいものが買えてますが、マスターの服を買う基準、捨てる基準を教えて!
ペンネーム:ayaさん(25歳・会社員)

植松さん

「安くてもいいものが買えている」と言うけど、長年、ファッション業界を見てきたものとしては、それがいいものかの疑いは強い。


常連M

300円とか3桁で買えたりするところもありますもんね……。


植松さん

安いものが悪いとは言わないけど、いろんなクオリティを知ったうえで選んでいるのか、上質なものを知らないまま選んでいるのかで、とても大きな違いがある。特に30歳が見えてきた今は、ちょっと背伸びしてでも、素材のいいものを買って目を養う時期だと思うけど。


常連M

デパートはハードル高くても、ルミネあたりで買うとか?


植松さん

そうね。それに、10代や20代前半なら、まだ肌に水分もコラーゲンも満ちているから、安価な素材のものを身につけてもいけてるけど、だんだん耐えられなくなって、安っぽく見えるようになるわよ。若い世代と並んだときの違いも明確になってくる。水分とコラーゲンの減少を補ってくれるのは、服においては素材のよさ。僕としては、いくらトレンドでも、質がよくないものを5つ買うよりは、いいものをひとつ買った方がいいと思うけど。大体、安いと大事にしないでしょ。


常連M

心当たりがありすぎる……。


植松さん

季節に合わないものを着ているのが一番いけないけど、 激安サイトは、色がダーク系なら、冬でもペラペラの夏物を平気で売ってたりするから、要注意。季節ごとに洋服の素材を選ぶことができず、ファッションレベルが上がらないまま歳をとるのは、かなりイタイ。それに、大人は使い分けが大事。基本的に仕事の場では、おしゃれやトレンドより、コンサバ感のある服を着たほうが説得力があって信用も得られ、出世にもつながる。そういうマナーも覚えてほしいし、お勉強してほしいわ。


常連M

となると、捨てる基準は?


植松さん

季節に合わないものは、すぐ捨てて。激安の服は、その瞬間を楽しめて、自分の気持ちを昂らせてくれるかもしれないけど、時間をかけて楽しむものではない。だから、激安の季節外れの服は、おさらばよ!


【植松マスターの格言】「激安服を5着ではなく、上質なものを1着買ってセンスを磨くべし」
植松晃士さん

お悩み2:縁もゆかりもない地に転勤して孤独。どうやって友達をつくればいいの?

見知らぬ土地に転勤しました。職場の上司や同僚は子持ちの方が多く、プライベートも忙しそう。休日は買い物に行ったりして暇を潰していますが、寂しいです。大人になった今、友達のつくり方がわかりません。
ペンネーム:さわやかさん(26歳・会社員)

植松さん

まずね、友達は、つくりたくてつくれるもんじゃないの。無理やり友達になって友達風味の付き合いをしてもうざいだけ。友達ではなく、お知り合いをつくるというスタンスから始めてみては、どうかしら?


常連M

友達をつくるより、なんか気持ちが軽め。


植松さん

そうなの。その中から、自然と友達になることもあるし、お知り合いのお知り合いが友達になることもあるし。どんどん枝葉が伸びていくはずよ。話し相手で考えると、美容院やネイルサロンもオススメ。


常連M

確かに、めちゃくちゃしゃべる(笑)。


植松さん

推しやネトフリの話で盛り上がったりして、人恋しさを紛らせられるでしょ。あとは、ひとりで気楽に通えるバーや居酒屋を見つけられるといいわね。美容室やネイルサロンと違って、行きつけの店で会う人は、お客さん同士。友達に発展する可能性がグッと上がるわよ。


常連M

行きつけの店選びの感覚が近いというだけで、気が合いそう。


植松さん

今は気軽に繋がれるSNSがあるから、それをチェックしていると趣味、嗜好、ライフスタイルが見えて、“ライブ好き”“海外旅行の行き先”といった情報は、友達になれるかのヒントになる。月に2〜3回会ってれば「どうも」って言うようになって、半年もしたら誕生会に呼ばれ、2年もすると一緒にライブに行ったりするのよ。僕自身、そうだから。とにかくね、友達なんかすぐにはできないから、話し相手からね。


常連M

私も行きつけの店、つくりたくなってきた!


植松さん

学生時代の友達は、家族構成から親の職業、元カレまでお互い知り尽くしていて、煩わしさもあるでしょ。待ち合わせに遅れてきただけ、約束をリスケされただけでムカつくし(笑)。でも、お知り合いなら、不思議と「そっか」って流せる。大人になってからの友達は、見せないでいいところは見せなくていいし、深く知りすぎず、都合がいいの。とにかく行きつけの店では笑顔でご挨拶を忘れずにね。ツンとしてたらダメよ。


常連M

大丈夫、私はいつも笑顔!


植松さん

あら、常連Mへじゃなくて、さわやかさんへのアドバイスだから(笑)。


【植松マスターの格言】「友達ではなく、知り合いを見つけるスタンスで。行きつけの店づくりも◎」
植松晃士さん「友達づくりもファッションも大人仕様にシフトしましょ」

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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