1. トップ
  2. ファッション
  3. 2025年の最もクールなデニムは「スラッカージーンズ」。バギーとブーツカットを融合したハイブリッド

2025年の最もクールなデニムは「スラッカージーンズ」。バギーとブーツカットを融合したハイブリッド

  • 2025.3.4

今季注目を集める、デニムの最新型

レディー・ガガと同じ身長である自分にとって、どんなジーンズを履けばいいのかは永遠の課題だった。スキニージーンズは脚を締め付けすぎて息苦しそうに見えるし、バギージーンズは逆に体が飲み込まれてしまう感じがする。そんな中でずっと惹かれていたデニムのシルエットがあったのだが、ぴったりな名前が思いつかなかった。バギーっぽくもあり、ブーツカットっぽくもあるこのジーンズを、最近は「スラッカージーンズ」と呼ぶことにしている。今ではほぼこれしか履かなくなった。

スラッカージーンズを一言で表すなら「ブーツカット」だが、タイトなシルエットではなく、もっとルーズで、ほんのりフレアが入った形。急いでいる時にはサッと穿けるし、トップには大きめのブラウンレザージャケットを羽織ればすぐにキマる。バギーなブーツカットは、カジュアルなクールさを極めていると思う。そして、一般的にはメンズウェアのイメージが強いかもしれないが、女性が履いてもクールに仕上がるのだ。(以前から言っているように、もっとメンズライクな服をレディースサイズで展開してほしい!)

Photo_ Getty Images
Street Style - Day 3 - Copenhagen Fashion Week Autumn/Winter 2023Photo: Getty Images
Photo_ Getty Images
Street Style - Day 3 - Copenhagen Fashion Week Autumn/Winter 2023Photo: Getty Images

このジーンズについて、ただ思いつきで語っているわけではない。このデニムは最近、メンズ・ウィメンズの垣根を越えてランウェイで目立ち始めている。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の2024-25年秋冬コレクションに登場したカウボーイ風のモデルから、フェンディFENDI)やアミ(AMI)の2025年春夏コレクションで見られた「裾を引きずるほど長いデニム」まで、スラッカージーンズはメンズウェアで存在感を放っている。それだけにとどまらず、ウィメンズのコレクションにも進出。ドリス ヴァン ノッテンDRIES VAN NOTEN)の2024-25年秋冬コレクションでは床を擦るようなデニムがフィーチャーされ、ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)の2025年プレフォールコレクションでは、フレアデニムがさらにルーズになり、もはや裾が靴の下に隠れるほどのレングスに。ありがたいことに、このバギーなブーツカットジーンズはハイブランドだけでなく、探せば手頃な価格のものが見つかるのもポイントだ。

ドリス ヴァン ノッテン 2024-25年秋冬コレクション Photo_ Gorunway.com
ドリス ヴァン ノッテン 2024-25年秋冬コレクション Photo: Gorunway.com
フェンディ 2025年春夏メンズコレクション Photo_ Gorunway.com
フェンディ 2025年春夏メンズコレクション Photo: Gorunway.com

Text: Daisy Jones Adaptation: Reona Kondo

From VOGUE.CO.UK

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる